コンサート/オペラ2006以前

2009年3月 2日 (月)

新日本フィルのハイドン全曲演奏

新日本フィルは2009年2月28日にブリュッヘンさん指揮によるハイドン・プロジェクトのフィナーレを104番で締めくくりました。
  「天地創造」(2009/2/7)
  「ロンドン・セット」第1回(2009/2/11)
  公開リハーサル(2009/2/14)
  「ロンドン・セット」第2回(2009/2/15)
  「ロンドン・セット」第3回(2009/2/20)
  「ロンドン・セット」第4回(2009/2/28)
天地創造と交響曲第93番~104番が演奏されたシリーズは、恍惚感すら感じる素晴らしさでしたが、ハイドン好きの私は18年前に終了した同じ新日本フィルによる全曲演奏のことも、久しぶりに思い起こしました。

その全曲演奏はカザルスホールで行われ、全34回でした。
一人の指揮者によるものではなく、毎回異なる指揮者による演奏。(複数回登場の指揮者もあり。)
私はそのうち、第20回~最終回(第61番以降)を聴きました。
試しに1回聴きに行ってみたらハイドンの面白さと素晴らしさ(もちろん演奏も)にハマってしまい、その後通い詰めました。
まだピリオド系の影響はあまり受けていなかった演奏が多かったような気がしますが、あまり詳しくは覚えていません。
でも、私のハイドンの交響曲好きは、このときに始まったような気がします。

全曲演奏のラインナップは以下の通りです。

第 1回 井上道義
第 2回 井上道義
第 3回 佐渡裕
第 4回 デール・クレベンジャー
第 5回 原田幸一郎
第 6回 小林道夫
第 7回 大友直人
第 8回 高関健
第 9回 小泉和裕
第10回 山田一雄
第11回 原田幸一郎
第12回 天沼裕子
第13回 朝比奈隆
第14回 レオン・フライシャー
第15回 黒岩秀臣
第16回 ジョセフ・シルバースタイン
第17回 岩城宏之
第18回 ヴォルデマル・ネルソン
第19回 マキシム・ショスタコーヴィチ
(上記19回は未聴)
第20回 十束尚宏(1989/12/17)
第21回 豊島泰嗣(弾き振り)(1990/1/14)
第22回 高関健(1990/2/12)
第23回 岩城宏之(1990/3/11)
第24回 山田一雄(1990/4/8)
第25回 手塚幸紀(1990/5/27)
第26回 小泉和裕(1990/6/10)
第27回 シモン・ゴールドベルク(1990/7/15)
第28回 佐渡裕(1990/9/23)
第29回 アレクサンダー・シュナイダー(1990/10/7)
第30回 ゲルハルト・ボッセ(1990/11/18)
第31回 ヨアフ・タルミ(1990/12/16)
第32回 大野和士(1991/1/13)
第33回 レオン・フライシャー(1991/2/3)
第34回 沼尻竜典、小澤征爾(1991/3/21)

1ヶ月に一回、休日の午後に御茶ノ水に通った日々を懐かしく思い出しました。

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2009年3月 1日 (日)

沼尻竜典・小澤征爾/新日本フィル(1991/3/21)

1991年3月21日(木)14:00
カザルスホール

指揮:沼尻竜典(103番、協奏交響曲)
   小澤征爾(104番)

新日本フィルハーモニー交響楽団
(ハイドン交響曲定期演奏会・33)
ヴァイオリン:豊島泰嗣
チェロ:松波恵子
オーボエ:渡辺克也
ファゴット:近衛一

ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」
ハイドン:協奏交響曲
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」

ブリュッヘン/新日本フィル(2009/2/28)のハイドン・プロジェクトのフィナーレを聴いて思いだした18年前の演奏会。
新日本フィルによるハイドンの交響曲全曲演奏の最終回です。

この回は、かなりの間「指揮者未定」と告知されていて「大物が出演するのかな?」と思っていたら、かなり後の方になって小澤征爾さんが振ることが発表されました。

しかし、当日会場に着いてみると、小澤さんが病気(記憶では、確かインフルエンザだったような気がします)でリハーサル時間を十分に取れず、104番一曲だけを指揮するとのことでした。

他の2曲の代役は、まだかなり若かった沼尻竜典さんの指揮。
沼尻さんのプロフィールを見ると、前年の1990年にブザンソン国際指揮者コンクール優勝とあります。
ピンチを救った沼尻さんには「お疲れ様でした」とは思いましたが、さすがにこの年代でハイドンの交響曲を、しかも小澤征爾さんの前に演奏するのは、かなり荷が重かったのではないでしょうか。
指揮棒で拍子はきちんきちんと取っていましたが、なにせ、ハイドンはなかなか一筋縄でいかない曲です。
沼尻さんの指揮する演奏会には、その後何回か行ったことがあり、貫禄十分にスケール感のある音を響かせる演奏にも接していて、いまの沼尻さんはこのときの沼尻さんとはまるで別人ですが、私の頭の中にはいまだにこのときの必死に?指揮する沼尻さんの姿が刷り込まれていて、懐かしい思い出です。
主催者からは、2曲の指揮を終えた沼尻さんに花束が贈られ、沼尻さんは「僕ですか?」というように尋ねた後、受け取りました。

そして、休憩後の会場は小澤征爾さんの登場を期待して待っていたはずですが、なんと小澤さんは、オーケストラがチューニングを始めるときには舞台に出て来てしまい、一部の気がついた人がパラパラと拍手をしただけで、多くの人は「あっ」と気がついたときには小澤さんはニコニコしながらチューニングを見守っていて、完全に拍手をするタイミングを逸してしまいました。

小澤さんがオーケストラの方を向き直り、腕を振り下ろして、交響曲104番の冒頭の音が鳴ったときの圧倒されたような体感は、いまだに覚えています。
若き沼尻さんの指揮で前半を聴いていたので余計にそう感じたのかもしれませんが、そのスケール感に、たった一音で私はノックアウトされてしまいました。
あとはよく覚えていません。
次から次へ繰り広げられる圧倒的な音を唖然と聴いていたのかもしれません。

私はブリュッヘンさんの指揮するハイドンが大好きですし、小澤征爾さんの古典派の曲の演奏が、必ずしも評論家の方などから好意的に評価されているわけではないことは承知しています。
でも私は、“ひとつのやり方”として、小澤さんのハイドン演奏は結構好きです。
この日に小澤さんが指揮をしなかった協奏交響曲は、18年後の2009年1月17日にサントリーホールで聴くことが出来ました。

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2009年1月11日 (日)

朝比奈/都響(1995/1/22)

1995年1月22日(日)14:00
東京芸術劇場大ホール

指揮:朝比奈隆
東京都交響楽団

シューベルト:交響曲第8番「未完成」
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」

※交響曲の番号は、当日のプログラム冊子の表記に従いました。

「最近聴いたCD」というタイトルにすべきかもしれませんが、10年以上前の演奏会の話しで恐縮です。

本来演奏会は、聴衆にとっても一期一会の真剣勝負。
一回しか体験できない時間と空間を共有するために会場に足を運びます。

…と表向きは言っていても、本心は、行けなかった演奏会がテレビやFMで放送されれば嬉しいし、素晴らしかった演奏会のライヴ録音のCDが発売されれば、つい買って再び聴いてしまいます。

この演奏会のライヴCD(2枚に分かれています)は、たまたま聴く機会が無くて、最近になってようやく聴きました。
会場で生演奏を聴いて以来、ほぼ14年ぶりです。
10年以上前ともなると記憶はだいぶ風化していますが、それでも印象の強かった演奏会なので、当日、自分の席から見下ろした舞台の光景などは今でも目に浮かびます。
チケットは3階席後方の席しか手に入らなかったのですが、確か全席完売で、入場できただけでも良かったと思いました。
3階席からでは朝比奈さんの姿は小さくしか見えませんでしたが、時には大きく手を振って指揮をする姿は、ホールの大空間を“気”で支配していたように思います。

久しぶりにCDで追体験した演奏は、素晴らしい迫力でした。
「未完成」の悠々とした音楽の味わい深さ。
「グレイト」のはつらつとした心地よさ。
そして、そのいずれもがどっしりとした重量感のある土台を持って迫って来ます。

会場で聴いたときと、CDの“音”の印象はだいぶ違います。
3階席後方で聴いた“溶け合った、少し遠目の音”ではなく、マイクが拾った“分解能の良い、生々しい音”です。
でも、この演奏を、こうしてもう一度、…いや、何度も聴けるのは、本当に嬉しいことです。

当日の会場では私はさほど深刻に考えていませんでしたが、CDの解説を読むと、阪神淡路大震災が17日、朝比奈さんが9時間かけて大阪に移動したのが18日、東京に移動したのが19日、リハーサルの開始が20日とのことです。
この演奏がCD化されていることを喜ぶ以前に、朝比奈さんがこの日、指揮台に立ったことを感謝しなければなりません。

CD:fontec FOCD9360(未完成)、FOCD9359(グレイト)

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2008年8月31日 (日)

フルネ/都響(1995/12/24)

1995年12月24日(日)14:00
東京芸術劇場大ホール

指揮:ジャン・フルネ
東京都交響楽団
(都響スペシャル)
ソプラノ:澤畑恵美
アルト:寺谷千枝子
テノール:小林一男
バリトン:木村俊光
合唱:二期会合唱団

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
ベートーヴェン:交響曲第9番

今年になってまた、引退されたジャン・フルネさんが都響を指揮されたCDが発売になっています。
この演奏会のCDも発売されました。(収録曲目は「第九」のみ。)
数ある「第九」のCD中でこのCDがベスト1だと主張するつもりは毛頭ありませんが、この日会場で聴いて感動した私にとっては、このCDの発売は本当に嬉しい贈り物でした。

この年(地下鉄サリン事件の年ですがそれはさておき)の手帳を見返してみると、目に付くものだけでも朝比奈隆さん(都響、東響、N響)、先日亡くなられたホルスト・シュタインさん(N響)、紀尾井ホールのオープニング、ピエール・ブーレーズ・フェスティバル(私が聴いたのはロンドン響)、インバルさん(都響)、マリナーさん(都響)、ブロムシュテットさん(N響)、若きパーヴォ・ヤルヴィさん(東響)、プレヴィンさん(N響)、サヴァリッシュさん(N響)、デュトワさん(N響)と、「今になってみれば、恵まれた年だった」と感じられるような演奏会が記録されています。
この“演奏会に恵まれた1995年”の最後に聴いたのが、このフルネさんの「第九」だったのでした。

まだ80歳台前半だったフルネさんの指揮は、例によって格調高いもので、なんとも上品なサウンドでした。
しかし、上品だからと言って、情熱に欠けていたり、重量感に欠けていたりということは一切ありません。
曲の最後の重厚な響きもかなりの迫力です。
引退される頃の演奏に比べてテンポも引き締まっており、かといって先を急ぐような音楽ではなく、もしかしたらフルネさんの最良の時だったかもしれません。
今、冷静に「記録」としてのCDを聴き返して、この日の会場での感動が100%戻るわけではありませんが、13年前の記憶を追体験できるのは幸せなことです。

このCDは、雑誌「レコード芸術」の2008年7月号の評では小石忠夫さんが「準推薦」とされています。
文章からすると、指揮とオケには不満はなく、第4楽章の独唱者と合唱に対して、さらに上のレベルを望みたいという意図で「推薦」ではなく「準推薦」にされたものと思われます。
しかし、当日の私は声楽にも大満足でした。

実はフルネさんはこの前の年(1994年)にも「第九」を指揮されていて、私のそのうち2回を聴きました。
(フルネさんは都響で25回「第九」を指揮されたそうですが、私が聴いたのは1994年~1995年の3回だけです。)
その前年の「第九」のうち、新宿文化センターで開催された演奏会(1994年12月11日)の方が、合唱が「新宿文化センター第九合唱団」という団体で、残念ながらアマチュアの域を出ておらず、がっかりしたことがあったからです。
「みんなで第九を歌おう!」という思いを否定するつもりはありませんが、フルネさんの指揮じゃなくてもいいんじゃない?…と思いました。
プログラムの冊子を見ると「団員324名」と書いてあります。
その全員が出演したかどうかはわかりませんが、事実、舞台上の合唱団員はかなりの大人数でした。
そして、この年、もう1回聴いた東京芸術劇場でのフルネさんの第九(1994年12月24日)の合唱はプロの二期会合唱団で、人数ははるかに少ないのに迫力は数段上。
もちろん表現力も数段上…と言うより、比べものにならないくらい上。
こうして“口直し”をして大満足した演奏会の1年後の再会が、このCDになった演奏会だったのです。

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2008年8月23日 (土)

秋山和慶/東響(2004/12/4)

2004年12月4日(土)18:00
サントリーホール

指揮:秋山和慶
東京交響楽団
(第521回定期演奏会)
ヴァイオリン:竹澤恭子

バーンスタイン:「キャンディード」序曲
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲

~ジョン・ウィリアムズの世界~
 コール・オブ・ザ・チャンピオンズ
 7月4日に生まれて
 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」組曲
 シンドラーのリスト
 スター・ウォーズ「帝国の逆襲」交響組曲
 レイダース・マーチ
(アンコール)

4年前の演奏会のことを突然思い出しました。
この年は、スダーンさんが東京交響楽団の音楽監督に就任した年です。

なぜこの演奏会のことを思い出したかと言うと、本日(2008/08/23)、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」という映画を見に行ったからです。

6月の上岡敏之さんの「椿姫」の後、体調を崩して6月下旬から11日間入院しました。
幸い(?)、6月は元々あまりコンサートやオペラの予定を入れていませんでしたが、7月上旬の退院以降、行く予定だった7月と8月のコンサートとオペラを全てキャンセルしました。
(医師の言葉を借りれば、退院は完治ではなく、通院治療が出来るレベルになったに過ぎないとのこと。そして、その通りでした。)
7月下旬にはそこそこ体調も回復していましたが、気分的にまだ音楽を心から楽しめる状態になっていなかったのと、あくまでも“本業”を優先すべきでしたので、全席完売のチケットも何公演か持っていたのですが、全て手放しました。
当然のことですが、夜間・休日は、平日の“本業”のための体力温存と疲労回復が最優先だったわけです。

最近、ようやく自宅でCDを聴いて「楽しい」と感じる精神状態になってきました。
そして、ようやく「休日にちょっと遊びに行ってみようか」という気分になってきたのです。
本日(2008/08/23)聴きたいコンサートというと、京都市交響楽団(指揮:沼尻竜典さん)のショスタコーヴィチの交響曲第8番ですが、さすがに関東から京都まで聴きに行く元気はないので、ふだんほとんど観に行かない映画を観に行くことにしました。
約20年ぶりの「インディ・ジョーンズ」だけは、観てみたかったのです。
(ちなみに私の手帳には6月の封切り日が書いてありましたが、その日にはすでに体調が悪化していました。)

映画自体は「娯楽としては最高の贅沢」と思ってみていましたが、実感…というか再認識したのは、今さら言うまでもないことですが、映画は映像だけでは成り立たず、音響、特に音楽の力は偉大だということです。
映画館に入って、あのインディー・ジョーンズのテーマ音楽(正確には、第1作「レイダース/失われたアーク」~ジョン・ウィリアムズ作曲「レイダース・マーチ」)が流れてくると、気分はもうインディ・ジョーンズのアドベンチャーの世界です。
パンフレットも買ったので帰りの電車の中でめくってみましたが、写真を見ても「音」が無いと全然雰囲気が違う。
画像の大きさや、静止画か動画か、という次元の話しではなさそうです。
その証拠に(?)、サウンドトラックのCDも買ってきたので、自宅でそれを再生しながらパンフレットめくってみると、「音」があるのと無いのとでは、印象が全く違います。
しばらくは、このサウンドトラックが愛聴盤になるかもしれません。

なお、このサウンドトラック以外にも、私が持っているエリック・カンゼルさん指揮、シンシナティ・ポップス・オーケストラのCDと、作曲者自身のジョン・ウィリアムズさん指揮、ボストン・ポップス・オーケストラのCDにも「レイダース・マーチ」は入っています。
カンゼルさん指揮の方は、ずっと私の愛聴盤でした。

さて、最近の映画館は音響が良いので、自宅とは比較にならない良い音を堪能して、(そのときは)満足して帰ってきました。
しかし、欲には限りがないもので、クラシック音楽のファンとしては、どうしても、この「レイダース・マーチ」を、生のオーケストラの演奏で聴きたくなってしまいます。

…ということで思い出したのが、冒頭に上げた、東京交響楽団の定期演奏会です。
4年前のことなのですが既に記憶は風化しつつあり、演奏会全体のことはあまり覚えていません。
しかし、アンコールで演奏された「レイダース・マーチ」だけは、光景とともに鮮明に覚えているのです。
(アンコールがこの曲一曲だけだったかどうかは、自信がありません。)
この日の「ジョン・ウィリアムズの世界」と題した曲目を見て、私は「インディ・ジョーンズ(レイダース・マーチ)かジュラシック・パークをアンコールにやってくれないかなぁ」と思っていました。
そして、本当にアンコールで「レイダース・マーチ」の演奏が始まったときは、宝くじでも当たったような気分でした。
オーケストラの生演奏で、それもサントリーホールにおける秋山和慶さん指揮の東京交響楽団の定期演奏会でこの曲を聴いた喜び!
秋山さんの、比較的カチッと引き締まっていながら色彩感のある音。
至福の約5分間でした。

再演を期待したいところですが、元々、オーケストラの演奏会としては異色の選曲。
おそらく、私が「レイダース・マーチ」の生演奏を秋山和慶さん指揮で聴く機会は、もう二度と来ないでしょう。
一生の思い出になってしまうかもしれません。

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2008年5月 5日 (月)

マーラーの交響曲の思い出(11)

■マーラーの交響曲の思い出(まとめ)

2008年4月29日にインバル/都響の「千人の交響曲」の演奏会を聴いた後で、ふと「今までに何回、マーラーの8番を生で聴いたことがあるのであろう?」と考えました。
その答えは先日も書いたように、その日を入れて6回だったわけですが、そのときに過去の体験を記録から掘り起こす作業をしてみたところ、「今までに聴いたマーラーの交響曲の演奏会で、印象に残っているものを振り返ってみよう」という気になりました。

個々の演奏の思い出は別項に書きましたが、一覧にすると以下のようになります。

■第1番「巨人」
 デュトワ/モントリオール響(1985/2/5)
 メータ/N響(1996/11/9)

■第2番「復活」
 アバド/ベルリン・フィル(1996/10/20)

■第3番
 ベルティーニ/N響(1987/2/13)
 小澤征爾/新日本フィル(1997/10/26)

■第4番
 広上淳一/N響(1991/2/9)
 大友直人/東響(2007/4/22)

■第5番
 山田一雄/N響(1985/2/13)
 ショルティ/シカゴ響(1986/3/26)

■第6番
 若杉弘/N響(1986/6/12)
 インバル/都響(2007/12/19)
 ハーディング/東フィル(2008/2/14)

■第7番
 ヤンソンス/バイエルン放送響(2007/4/29)
 飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2007/11/16)

■第8番
 若杉弘/都響(1986/10/17)
 インバル/都響(2008/4/29)

■大地の歌
 秋山和慶/東響(2001/3/31)

■第9番
 アツモン/都響(1980/10/21)
 アルブレヒト/読響(2007/3/31)

第10番の全曲は、生演奏では聴いたことがありません。
アダージョのみは1998年に2回ほど聴いたことがありますが、あまり記憶に残っていないので対象外にしました。

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マーラーの交響曲の思い出(10)

■マーラーの交響曲の思い出:第9番

この曲は、初めて東京文化会館で在京オーケストラを聴いた演奏会と、2007年のアルブレヒトの読響の常任最後の演奏会が印象に残っています。

1980年10月21日(火)18:45
東京文化会館大ホール

指揮:モーシェ・アツモン
東京都交響楽団

マーラー:交響曲第9番

確かハガキを出して招待券に当選して出かけた演奏会でした。
都響は太っ腹で、2階席正面のS席に座らせていただきました。
(その後当選した別のオケは、5階席サイドの席でした。)
都響の事務局に「将来チケットを買ってくれる大人になるかもしれない若者を開拓する」という意図があったとしたら、その試みは成功したことになります。
もっとも、値段の安いP席ばかり買っていますので、成功は半分くらいかもしれません。

マーラーを初めて聴いた演奏会であり、いきなり9番だったので曲は難解でよくわかりませんでしたが、今となってはデッドなはずの東京文化会館に響き渡る大編成の音と残響は印象的でした。
もっとも、雑誌の評では、宇野功芳さんが「無機的な音」「僕だったら絶対にあんな鳴らし方はしない」と酷評していたのを懐かしく思い出します。

2007年3月31日(土)14:00
東京芸術劇場
指揮:ゲルト・アルブレヒト
読売日本交響楽団

マーラー:交響曲第9番

この演奏会の感想は以前書きました。
この日ではありませんが、数日前のサントリーホールでの演奏は、ネット配信されています。
http://www.dai2ntv.jp/p/z/101z/index.html
(2008年5月5日現在)

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マーラーの交響曲の思い出(09)

■マーラーの交響曲の思い出:大地の歌

2001年3月31日(土)18:00
サントリーホール

指揮:秋山和慶
東京交響楽団

ハープ:吉野直子
アルト:秋葉京子
テノール:ペーター・スヴェンソン
細川俊夫:ハープ協奏曲 -辻邦生の追憶に-(委嘱新作)
マーラー:交響曲「大地の歌」

この曲は、今でもあまり理解しているとは言えないし、生でもあまり聴いたことがないので、演奏の印象を語る資格は私にはありません。
しかし、この演奏会が鮮烈に印象に残っているのは、確か皇后陛下(美智子様)が聴きにいらしていたからです。
会場に入ると、目つきの鋭いスーツ姿の人が多数ロビーにいて、「何だろう?」と思っていたら、開演直前に皇后様が入場されたのでした。
報道陣のカメラから、ものすごい数のフラッシュがたかれました。
座られた席は、確か2階のRBブロックだったと思います。
私の席からは結構近かったので、御尊顔も拝謁できました。

休憩時間や終演時にロビーの通行が制限されたりしましたが、「皇后様がいらした演奏会に行った」ということで嬉しかったものです。
(演奏のことは全く書かないで、秋山さんを始め、演奏者の皆様には申しわけありませんが。)

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マーラーの交響曲の思い出(08)

■マーラーの交響曲の思い出:第8番「千人の交響曲」

この曲は「めったに聴けない大作」という印象があるものの、一方で「意外と頻繁に演奏されているかも」という印象があります。

1986年10月17日(金)19:00
サントリーホール

指揮:若杉弘
東京都交響楽団

ソプラノ:ルチア・ポップ
ソプラノ:豊田喜代美
ソプラノ:佐藤しのぶ
アルト:白井光子
アルト:伊原直子
テノール:ペーター・ザイフェルト
バリトン:ベルント・ヴァイクル
バス:フランツ・マイヤー
合唱:東京芸術大学音楽学部
合唱指揮:田中信昭
児童合唱:東京放送児童合唱団
合唱指揮:古橋富士雄
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

残念ながら、年月の経過によって、演奏に関する細かい記憶に残っていませんが、サントリーホールのオープニング・シリーズのひとつでした。
この年はN響の創立60周年と定期公演1000回の記念の年に、サントリーホールのオープニングが重なり、サヴァリッシュが豪華な独唱者を引き連れて来日していました。
大好きだった故ルチア・ポップの独唱でこの曲が聴けた、思い出の演奏会です。
(サヴァリッシュ/N響によるサントリーホール会場初日の「第九」、N響定期公演1000回の「エリア」でもポップの独唱は聴きました。)

2001年11月10日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ジャナンドレア・ノセダ

東京交響楽団
ソプラノ:佐藤しのぶ
ソプラノ:家田紀子
ソプラノ:森麻季
アルト:坂本朱
アルト:栗林朋子
テノール:エフゲニー・アキーモフ
バリトン:フェドール・モジャエフ
バス:妻屋秀和
合唱:東響コーラス、にいがた東響コーラス
児童合唱:東京放送児童合唱団
合唱指揮:樋本英一、宇野徹哉、古橋富士雄
オルガン:松居直美
マーラー:交響曲第8番

ノセダの東響定期への初登場で、エネルギッシュな動作に驚嘆した記憶があります。
当時の「ゲルギエフのアシスタント」という触れ込みに「なるほど」と納得した記憶があります。
なお、私が森麻季さんを初めて聴いたのは、もっとずっと後だと思っていましたが、記録を見るとこのときにも聴いていたようです。

2008年4月29日(火・祝)18:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

ソプラノ:澤畑恵美
ソプラノ:大倉由紀枝
ソプラノ:半田美和子
メゾソプラノ:竹本節子
メゾソプラノ:手嶋眞佐子
テノール:福井敬
バリトン:河野克典
バス:成田眞
合唱:晋友会合唱団
児童合唱:NHK東京児童合唱団
合唱指揮:清水敬一
児童合唱指揮:加藤洋朗
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

つい先日聴いた演奏会です。

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マーラーの交響曲の思い出(06)

■マーラーの交響曲の思い出:第6番「悲劇的」

この曲の生演奏は、2007年のインバル/都響、2008年のハーディング/東フィルと、最近の演奏会が鮮烈な印象に残っています。
一方、20年以上前にN響定期で初めてこの曲を生で聴いたときの印象も、おぼろげに残っています。

1986年6月12日(木)19:00
NHKホール
指揮:若杉弘
NHK交響楽団

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

当時は若杉さん指揮のマーラーを、いろいろなオーケストラで良く聴きました。
なにぶん20年以上前のことなので、演奏はあまり覚えていませんが、ハンマーが振り下ろされた光景はおぼろげに覚えています。
しかし、NHKホールの3階席では、ハンマーの音はあまり感じられませんでした。
でも、いまだに覚えているということは、視覚に訴える効果は抜群だったようです。

2007年12月19日(水)19:00
サントリーホール
指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

この演奏会の感想は、以前書きました。
自然体で演奏しながら、凄い音を出す都響に驚いた記憶が残っています。

2008年2月14日(木)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール
指揮:ダニエル・ハーディング
東京フィル

マーラー/交響曲第6番「悲劇的」

この演奏会の感想も、以前書きました。
第2楽章=アンダンテ、第3楽章=スケルツォの順番で聴いたのは、この演奏が初めてでした。

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