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2007年4月の17件の記事

2007年4月30日 (月)

第3日(ウィーン第2日)(3)♪ルイジ/ウィーン交響楽団

2007年4月30日(月)19:30
コンツェルトハウス
ファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団
ピアノ:ミハエラ・ウルスレアサ

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
シューマン/交響曲第4番


時差ボケで、午前3時に目が覚めた疲れも、夕方2時間ほど寝たことで、万全とは行かないものの、比較的体調は良くなりました。

18:30頃にホテルを出て、コンツエルトハウスに向かいます。
地下鉄の駅を降りると、きちんとした身なり(男性はスーツまたはジャケットにネクタイ)の人がぞろぞろと歩いています。
これが、実はウィーンでは珍しい部類の服装の集団であることは、昼間のお散歩でわかりました。もちろん、みんなコンツェルトハウスに向かいます。
19時前にはホールに着きました。
中心部から離れたホテルに泊まっているのに、日本に比べたら近いものです。
上野から銀座へ行く程度の感覚でしょうか。(^_^)

きのう、フランツ・レハール管弦楽団で小ホールのモーツァルトザールの方へ来ていますが、今日は大ホールの方です。
モーツァルトザールでは、アルバンベルク四重奏団の演奏会があります。そちらも聴きたいけれど、同じ時間帯なのであきらめざるを得ません。
大きな階段で(日本で言う)2階へ上がり、そこが1階席のロビーでした。
すぐには入場できず、ロビーで待たされます。ロビーに3つの小さなランプが並んだ表示がありますが、意味はよくわかりません。係員からプログラムを買って、周りの様子を伺いながら待っていました。
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ホールが開場すると、早速「おのぼりさん」になって、写真を撮りました。(^^ゞ
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ムジークフェラインほどではありませんが、写真を撮っている人は何人か居ます。
でも、全体的には浮ついた感じはなく、オケの定期演奏会の落ち着いた雰囲気でした。
日本人も見かけますが、そう多くはありません。
しかし、私の隣の席は(話しはしませんでしたが、)日本人っぽい女性でした。
2階席の方にも行ってみたりしてから席に着きました。
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今回確保した席は、1階席前方右側で、価格は57ユーロ。1番上のランクの席です。
(Parterre Rechts Row and Seat: 2|12)
Row 2ですが、Parterreの前に、circleという席が2列あるので、1階席の前から4列目の右端です。
実は、オンライン予約システムで、sold out間近、2席しか残っていない状態で、あわてて購入したのですが、後で1階中央のもっと良い席が出たりしていました。
当然、位置は、ビオラの後ろの方で弾いている人の前です。
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例によってウィーンスタイル(?)でオケのメンバーが登場を始めると、全員が着席するまで拍手が続きました。
ムジークフェラインと違い、電子音はなく、普通にピアニストと指揮者が登場しました。

1曲目のベートーヴェンの4番の協奏曲は、大人のベートーヴェン。ウルスレアサは若い女性で、美人ですが、落ち着いた雰囲気の音楽を醸し出します。決して急がず、かと言って遅くなく、私にとってはベストのテンポです。そして、ルイジの指揮、あるいはウィーン交響楽団の音と、かなり相性がよいように感じました。
アンコールは2曲。ドイツ語のスピーチは何を言っているのかわかりませんが、
(そんな語学力でウィーンに来てしまってすみません。)(^^ゞ
1曲目は「シューマン」「ファンタジー」と言ったような気がしました。しっとりと落ち着いた曲。2曲目は近現代の曲のようでしたが、一転して軽やかでかつ激しい雰囲気。誰の何という曲かは不明でした。
ウィーン交響楽団をバックに臆することなく、堂々としたものでした。

休憩時間は1階へ降りてトイレに行きましたが、そんなに並んでいませんでした。
コンツエルトハウスの場合は、そんなに心配しなくても良いかもしれません。
(もっとも、女性用は知りませんが。)
ロビーでCDを売っていたのでウルスレアサのものがないか見てみましたが、ないようです。残念。結構好きになってしまいました。
美人だからではないですよ。音が好き。…と言いつつ、美人であることが悪いことであるはずがありませんが…。(^_^)

後半のシューマンは、ルイジとウィーン交響楽団が非常に良好な関係になることがはっきりとわかります。指揮の激しい動作にオケもぴったりとついて行きます。
きのうのブルックナーは初版でしたが、きょうのシューマンはオーソドックスな通常の版。こうしてウィーンのホールで聴くと、ウィーン交響楽団って、やっぱりウィーンのオケなんだなと思います。
ウィーン・フィルがすばらしいのはもちろん理解していますが、オケ好きなら、ウィーンに行ったらウィーン交響楽団は聴くべきだと思いました。ルイジ以外の指揮者のときについては保証できませんが、ルイジの指揮なら間違いありません。幸い、私は、ルイジの指揮で2回、それもムジークフェラインとコンツェルトハウスの両方で聴くことが出来ました。

コンツェルトハウスの音響は、前から4列目ということで、よくわかりませんでしたが、比較的大きいホールの割には音がよいように思いました。残響はそう多くなく、でも乾いた音ではなく潤いのある音で、音も濁らないようです。
でも、もう少し後ろで聴いてみたかったです。

聴衆の年齢層はかなり高いような気がします。50代から70代が中心と見ました。
演奏中に、ぜいぜいと咳き込むおじいさんや、音を立ててハンカチで鼻をかむおじいさんなどが居て、「へぇ~、ウィーンでもこんなものか」と思いました。
もっとも、こういう人たちはほんのごく一部であって、大多数は静かに聴いていました。(当たり前か…)(^^ゞ

コンツエルトハウス大ホールは今日が最初で最後。一期一会です。ルイジ/ウィーン響とも今日でお別れ。明日からは専らオペラです。
5月5日には、ここでアーノンクール/ウィーン・フィルの演奏会があることは知っています。チケットを買おうと思えば、正規ルートの定価で買えたのですが、日程の都合で、4日にはウィーンを離れなければなりません。
名残惜しい気持ちでホールを後にしました。

様々な事前情報では「ウィーンの人たちは、コンサートが終わっても、日本人のようにせかせかと家路を急がない」「カフェに寄ったりして、アフターコンサートを優雅に過ごす」などとありましたが、どうなのでしょう?
コンツエルトハウスから地下鉄の駅へ向かう人の列は、確かに、せかせかはしていませんが、日本とそんなに変わりません。
最寄りの地下鉄駅は、コンサート帰りの服装の人たちでいっぱいでした。
みんな家が近いから、家に帰ってのんびり夕食を食べる人も多いのではないかと想像しました。
来てみないとわからないものですね。
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私は、最初、どこかで食事をして帰るつもりでしたが、時差ボケによる睡眠不足で疲労を感じていたので中止。夕方2時間の睡眠で、コンサートを楽しむ体調は維持できましたが、その効き目もそろそろ切れてきたようです。
例によって「西駅」のスーパーでサンドイッチと牛乳を買ってホテルへ帰りました。

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第3日(ウィーン第2日)(2)ムジークフェラインのガイドツアー

2007年4月30日(月)午後
ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)のガイドツアーは、チケットを発売しているボックスオフィスが集合場所でした。
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英語のツアーがあったので、日本出発前にインターネットで予約・決済しておき、前日のコンサートの際にチケットを受け取っておきました。
料金は5ユーロです。

しかし、チケットをチェックされるわけでもなく、ガイドツアーは始まりました。
昨日のコンサートでも、チケットはチェックされませんでした。
そもそも、ムジークフェラインのチケットは、半券を切り取るようにはなっていません。素知らぬ顔で入って、素知らぬ顔で聞いてもわかりません。
改札のない地下鉄や市電と同じで、市民や聴衆を信用している大人の社会ですね。

ガイドツアーは20~30人くらいの参加で、大人数だったので、ガイドの女性から距離があったのと、自分の英語力のレベルの問題もあって、ほとんど聞き取れませんでした。
ホテルやお店で英語でコミュニケーションできるのは、相手が東洋人にあわせて手加減してくれているからだということがわかりました。(^^ゞ

ガイドの若い女性は、英語とスペイン語の両方で説明をしていました。
オーストリア人だから、ドイツ語も含めて、最低3カ国語を話せるわけです。
すごい。
ツアー参加者は欧米人が大半ですが、私の他に2~3人、日本人らしい人も居ました。

ロビーで説明を聞いた後、前日は入れなかった小ホール(ブラームス・ザール)に入れました。
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その後、昨日コンサートを2つ聴いた大ホールに入りました。
昨日は座れなかった1階席中央に座ってみましたが、結構舞台が近い。
小澤征爾さんが振ったニューイヤーコンサートで、小澤征爾さんの家族が座っていたあたりの近くに座ってみましたが、テレビだと結構後ろに座っていたように見えましたが、実際には舞台から十分に近い。距離感も良く、超特等席です。
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1階の一番後ろにも行ってみましたが、最後列でも舞台は良く見え、十分に近いです。
これなら、1階席ならどこに座っても問題ないでしょう。

このガイドツアーでは、舞台裏に行けるわけではなく、2階席や3階席にも行きませんので、コンサートでムジークフェラインに入場できるのなら、ガイドツアーには参加しなくても良かったかな?と一瞬思いましたが、演奏会では座れなかった1階席中央に座ることが出来たし、天井の絵や美しいホールを、もう一度じっくりと眺めることが出来たので、やはり参加して良かったと思いました。
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今回のウィーン旅行の一番の目的がムジークフェラインでした。
その目的を果たした後、今回のウィーン滞在中、もうムジークフェラインでコンサートを聴く予定はありません。
名残惜しいし、いつまでも座っていたかったですが、ガイドツアーも終わりなので、心の中で別れを告げて、ホールを後にしました。

どこかで食事をしてから観光を続けようかと思いましたが、ホテル・ザッハーのカフェは、外まで行列しているし、朝3時に目が覚めて眠れなかった疲れが出たので、いったんホテルに帰ることにしました。
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「ウィーン西駅」のスーパーで買ったコーヒー牛乳(牛乳と間違えて買った)とパンをホテルで軽く食べて、寝てしまっても良いように目覚ましをかけてベッドに横になっていたら、2時間ほどぐっすり寝てしまいました。
これが良かったようです。目覚めると、万全とは行かないものの、比較的体調は良くなりました。
夜のコンサートは、19:30からです。

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第3日(ウィーン第2日)(1)ウィーンの街中

2007年4月30日(月)午前
ウィーン2日目の朝は、午前3時に目が覚めて、もう眠れませんでした。
「なるほど、これが時差ボケか」と妙に納得。日本時間で言うと、いま午前10時です。
考えてみれば、パイロットでも苦労している時差ボケを、今までアジアから出たことのない素人の私が、いくら「西行き」「夜更かし型」だからと言って、そんなに簡単にクリアできるわけがないのでした。

この日は、夜の19:30からコンツェルトハウスでウィーン交響楽団のコンサート。
その前に、13:00からムジークフェラインのガイドツアーを予約してあります。
朝食の後、午前9時頃にホテルを出ました。

ホテルの前に市電の駅があります。市電の乗り方がわかったので、地下鉄4号線(U4)の「Margaretengurtel駅」まで楽に行くことが出来ました。
ここからはシュターツオーパー(国立歌劇場)最寄り駅の「Karlsplatz駅」まで3駅、直通で行けます。
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国立歌劇場の周りは
、平日だというのにすでに結構な人でにぎわっています。
ここでも、観光客向けのコンサートのチケットを売っている人がいます。
「コンニチハ、キョウノコンサート…」などと日本語で声をかけられました。
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まず、国立劇場のチケットセンターに行って、予約したチケットを受け取りました。
シュターツオーパー2枚とフォルクスオーパー1枚です。
予約確認メールを印刷したものを見せると発券してくれました。
ここでは、ムジークフェラインやコンツェルトハウスでは求められなかった“受け取りのサイン”を求められました。日本人の私としては、こちらの方が普通の感覚ですね。
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その後、どのガイドブックにも書いてある定番中の定番の「市電でリンク(環状道路)一周」をしました。この日は市電の中も各地からの観光客が多く、結構混んでいて、あまり落ち着きませんでした。
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一周してきて国立歌劇場の前で市電を降り、シュテファン寺院までケルントナー通りを歩きました。ものすごい人出です。オーストリアは平日のはずですが、周辺国は休日なのでしょうか?
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シュテファン寺院の前も観光名所ですから、当然混んでいます。
ここにも、観光客向けのコンサートのチケットを売っている人がいます。
中には入らず、外から眺めるだけにしましたが、結構高い建物でした。
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シュテファン寺院の前では、観光馬車が並んで客待ちをしています。
街中で見る馬車は、ここから出ているようです。
ちょっとくさいと思ったら、馬のお尻の所に、糞を受ける袋がついていました。
馬車で観光すると、ずっとあのにおいをかぎながら走ることになるのでしょうか。
私は、ちょっと遠慮したいと思いました。
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シュテファン寺院の裏の小道に入ってすぐの所にモーツァルト・ハウスがあります。モーツァルトが住んでいた家が展示館になっています。
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入場料を払うと「ニホンゴデスカ?」と訊かれ、オーディオガイドを貸してくれました。各部屋の展示に表示されている番号を押し、耳にあてると、その部屋の説明が日本語で聞ける機械です。
まずエレベーターで3階に上がり、そこから各部屋を巡りながら1階まで降りてくるようになっています。
展示量は豊富で、音声ガイドの内容はかなり詳しく、興味深くて、じっくり聞いていたかったのですが、13:00からのムジークフェラインのガイドツアーが控えているので、飛ばしながら見て回りました。
もう少し時間のあるときに来れば良かったと思いました。

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2007年4月29日 (日)

第2日(ウィーン第1日)(6)初日の演奏会の後

2007年4月29日(日)
バイエルン放送交響楽団の演奏会の後は、脱水症状気味で地下鉄を乗り継ぎ、ホテルに帰りました。
ウィーンにはコンビニはないし、地下鉄の駅にキオスクもないし、自動販売機も見かけなかったし、日曜日なので大半のスーパーは閉まっているので、ペットボトルの水をどこで調達して良いのかわかりません。
翌日からは、スーパーで買ったペットボトルの水を持ち歩くようにしました。

「ウィーン西駅」構内のスーパーは、例外的に休日も営業しているのと、これも例外的に夜23時まで営業していたので、コンビニ感覚で利用でき、助かりました。
毎回高級料理ばかり食べていられないので(←金額的な問題の他に、時間的な問題と、胃袋の許容量の問題)、ここのサンドイッチには何回かお世話になりました。結構おいしかったです。

ホテルは「西駅」から歩いて5~10分ほどですが、市電の乗り方を覚えたので、一駅だけ市電に乗りました。ホテルの前に市電の駅があるので便利。
72時間フリーパスなので、乗らない手はありません。その後は市電を便利に利用しました。

遅い夕食をサンドイッチで簡単に済ませた後、シャワーを浴びる前に疲れてベッドに横になっていると、そのまま寝込んでしまいました。
午前2時頃(日本時間の朝9時)に目が覚め、もう1回寝ましたが、午前3時には目が覚めてしまい、もう眠れませんでした。
「西行きは夜更かし型なので、簡単に時差ボケはクリア」と思ったのは大間違い。
(^^ゞ
考えてみれば当たり前のことですが、国際線のパイロットでさえ苦労している時差ボケを、今までアジアから外に出たことのなかった素人の私が、そんなに簡単に克服できるわけはないのでした!

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第2日(ウィーン第1日)(5)聴かなかったウィーン・モーツァルト・オーケストラ

2007年4月29日(日)
ムジークフェラインの建物の前では、ウィーン・モーツァルト・オーケストラの人がチケットを売っていました。モーツァルト時代のコスチュームで演奏する団体です。
http://www.mozart.co.at/index_jp.htm
チケットを売っている人もモーツァルト時代の服装です。
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その後、観光スポットに行くと、たいてい居ました。
日本語で話しかけられたりしました。
ホテルにもパンフレットが置いてありました。

残念ながら(?)今回の滞在中、聴く予定はありません。
「地球の歩き方」には、観光客向けの演奏と書いてあります。
演奏のレベルはどんなものなのでしょう?
どんな演奏をするのか、あるいはどんなパフォーマンスをするのか、ちょっと興味はありますが、すでにアルバン・ベルク四重奏団をあきらめ、フォルクスオーパーの「魔笛」をあきらめ、シュターツオーパーの「ダフネ」をあきらめている状態ですので、入り込む余地はありません。

昼間のコンサートでもあれば別ですが、夜20:15開演です。
それに、チケットの値段が結構高い。
食事、送迎、お土産付きのVIPチケット220ユーロは論外として、通常の最上位の席の値段は72ユーロです。
ちなみに、バイエルン放送交響楽団の上から3番目の席が72ユーロ、ウィーン交響楽団の最上位席が66ユーロでした。

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第2日(ウィーン第1日)(4)♪ヤンソンス/バイエルン放送響

2007年4月29日(日)19:30
ムジークフェラインザール
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団

マーラー/交響曲第7番「夜の歌」

日本でもやったことがない1日3回の演奏会。11:00、15:30に続いて19:30の開演です。
本日2回目のムジークフェラインは、2階右側バルコニー席の2列目。
(Balkon-Loge Rechts Row: 2, Seat: 1 )
上から6番目(立見を除いて下から2番目)のランクの席で、価格は44ユーロです。
(ちなみに、11:00開演のウィーン交響楽団が、上から4番目のランクの席で、価格は45ユーロでした。)
予約時に「restricted view of stage」と表示されていたし、チケットにもドイツ語で同じ意味の言葉が書かれているので、視覚的な面は最初からあきらめていました。

1階席へ行く階段とは別の階段を上り、2階席へ向かいます。
1階席が建物の2階部分にあたりますので、2階席まではかなり長い階段になります。
年配の人は結構大変そう。エレベータもありますが、階段をゆっくり上っているお年寄りも多いです。

2回目とはいえ、当然、2階席は初めてなので、まず2階正面の席へ行ってどんな眺めかチェックしました。良い音がしそうな感じです。
「地球の歩き方」に「音は1階よりも2階の方が良い」と書いてありましたが、どうなのでしょうか? 1階席でも十分に良い音でしたたけどね。
どこかのWEBページには「立ち見席以外は平均的に音が良い」とも書いてありました。
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例によって写真を撮りまくりましたが、今回も、写真を撮っている欧米人が結構います。やはり「おのぼりさん」は日本人だけではないようです。
私はフラッシュは使いませんが、あちこちでフラッシュが光っています。
また、昼間の公演に比べて日本人が多いような気がします。やはりヤンソンスだからでしょうか。

うろうろしていると、2階正面席の両脇のロビーにトイレを発見!
「地球の歩き方」に「ウィーンのホールはトイレが少ない」と書いてありましたが、確かにこれでは少ないかもしれません。そう言えば、1階席のトイレはどこにあったのでしょう?

3階席にも行ってみたかったのですが、開演が迫ってきたのでプログラムを買って席に着くことにしました。
予想通り、身を乗り出して、指揮者の胸から上が、かろうじて見える席です。

(後日追記)一般的に、身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。
ただ、釈明をすると、このときの席は2列目(=最後列)の端でした。

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ウィーンの19:30や20:00はまだ明るいです。夕日が窓から差し込む中、オケのメンバーが入場を始めると、会場からは大きな拍手が起こりました。
チューニングが終わると、例によって指揮者が登場する合図の電子音が3回くらい鳴り響きます。今回は2回目なのでびっくりはしませんでしたが、「日本とは雰囲気がずいぶん違うな~」と思います。

(後日追記)この電子音は、「携帯電話の電源を切れ」と意味の、携帯着信音を模したものだという話しを、かなりたってから聞きました。

ヤンソンスが登場するときは、私は立って拍手をしました。(スタンディングオベーション? いや、視覚的な理由です。)(^^ゞ
オケが着席するのと一緒に私も着席。周りにも似たような人が何人か居ます。
最初は身を乗り出して見ていましたが、さすがに疲れるので、すぐに寄りかかって音楽だけに専念することにしました。
寄りかかると第1ヴァイオリンの後方だけが見えます。

(後日追記)一般的に、身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。
ただ、苦しい釈明ですが、前述の通り、このときの席は2列目(=最後列)の端でした。


音については、1階席とそんなに差がないように感じました。
ただ、当然、間接音が多くなっているはずで、強いて言えばマイルドな感じの音かなぁ。もっとも、オケが違いますけどね。
昼間の1階席で感じた「響いた後です~っと音が消えていく感じ」「響いているのに強奏で音が濁らない」のは同じで、視覚的にこんなに違うのに、音響がそれほど変わらないのには感心します。

ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団の演奏は、2年くらい前にみなとみらいホールで聴きました。(確かショスタコーヴィチの5番)
オケのサウンドは基本的には同じように聞こえますが(←同じ指揮者とオケだから当たり前)(^^ゞ、みなとみらいホールとムジークフェラインザールでは勝負になりません。
みなとみらいホールも私は比較的好きなホールなんですけどね。横綱と小結くらいの差かな?(^_^)

そのバイエルン放送交響楽団のサウンドはウィーン交響楽団に比べて垢抜けていて、より洗練されている感じです。
翌日のコンサートでも感じましたが、ウィーン交響楽団って、なんだかんだ言っても、やはりウィーンのオケなんだな~と思います。
「どちらが好き」とか言う話しではなく、どちらも違った魅力があります。
1日に両方、それも、ブルックナーとマーラーで聴けるなんて、なんと幸せなことでしょう。さらに、組み合わせとして、ブルックナーがウィーン交響楽団、マーラーがバイエルン放送交響楽団という組み合わせが絶妙。逆の組み合わせでなくて良かった!
午前中のブルックナーが「脳天に響いた」演奏だとしたら、このマーラーは「響きに体が包まれた」演奏でした。

私の座った席は、天井からつり下がったシャンデリアが結構近く、暑かったです。
(そう言えば、このホールはエアコン付きとのことですが、当然、建設当時から付いていたわけではなく、後から工事をしたのでしょう。
どこが冷気の吹き出し口かなときょろきょろしましたが、わかりませんでした。)

暑い上に、体に疲労感を感じていて(←後で時差ボケだったとわかりましたが)、でも、頭はすっきりしているという、あまり経験のない不思議な感覚の体調で、妙に集中して聴くことができ、全曲があっという間に終わった感じでした。
窓から差し込む夕日が夕闇に、そして宵闇に変わっていく中で「夜の歌」を聴くというのも幸せでした。

終演後の拍手は昼間のブルックナーと違って、最後の音が鳴り終わるとともに始まり、私は立ち上がって拍手をしました。
(今度はスタンディングオベーション、兼、視覚的な理由で。)(^_^)
周りの人も、2列目、3列目の人は立っています。
(でも、オルガン横の「見えない席」の人たちは、もう最初からあきらめているのか、座っています。)

盛大なブラボーが飛び交います。
ルイジのときもすごかったですが、ヤンソンスはその数倍は大きい。
オケが引き上げた後に、もう1回ヤンソンスを呼び戻して拍手がようやくおさまりました。
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期待通り、いや期待していた以上の素晴らしい演奏でしたが、ただ、やっぱり視覚的な制約があり、日中に聴いたウィーン交響楽団の方が楽しめたような気がします。(ムジークフェライン初体験というバイアスがかかっていたかもしれません。)

ムジークフェラインやコンツェルトハウスのオンライン予約システムは、sold outになっていても、何日かすると予約可能になっていたりします。
期限内に受け取りの無かったチケットが再販売されるのでしょうか?
今回も、残席超僅少の状態で2階バルコニー席の2列目を急いで買いましたが、後で1階席が出ていたりしていました。そちらも買っておいて、2階席のチケットは会場で券を探していた人に売れば良かったかな…と思いました。でも、2階席バルコニーを経験できたのも良かったと思います。

でも、先ほど書いたように、どちらが上というのではなくて、最高の組み合わせでブルックナーとマーラーを聴くことが出来たと思いました。

ちなみに、こちらのオンライン予約システムは、シートマップから好きな席を選べて、日本よりも進んでいると思います。日本ではそれが出来るのは、楽天チケットの一部くらいですよね。おかげで、今回の8つのコンサートとオペラは、全て通路側の席を確保できました。

実は、バイエルン放送交響楽団の秋の日本公演のうち、ミューザ川崎の3階舞台横のチケットを持っています。曲目はマーラの5番。
でも、そんなことはどうでも良くなるくらいの余韻に浸りながら、暗くなった屋外に出て、ムジークフェラインを後にしました。
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第2日(ウィーン第1日)(3)カフェ・インペリアル

2007年4月28日(土)午後
ムジークフェラインのすぐ前が、ホテル・インペリアルです。
VIPも泊まる超高級ホテルとのこと。
ここのインペリアル・トルテというケーキがおいしいらしい。
格式が高いので入るのはちょっと躊躇するだろうと思っていましたが、見てみると道路(リンクの大通り)に面したテラス席があり、ここなら入れそうです。
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ムジークフェラインでの11:00からのウィーン交響楽団のコンサートの後、インペリアルのカフェに入ってみようかと思いましたが、あまりお腹もすいていなかったので、この日開催されていたウィーン・マラソン(市民参加のマラソン大会)をちょっと眺めてから、ホテルに帰りました。
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15:30からのコンツェルトハウスでのフランツ・レハール管弦楽団のコンサートが終わったのが18:00頃。
この後、19:30から、再びムジークフェラインで、バイエルン放送交響楽団のコンサートがあります。
時間があったので、インペリアルのカフェに入ってみました。

夕方なのでテラス席にはお客さんは誰もいませんでしたが、私は暑がりなので、外で風に吹かれながらの食事は好きです。
中の部屋にいた女性に声をかけてからテラス席に座ると、すぐにウェイターが来てくれました。先ほどの女性は駄目みたいでしたが、このウェイターは英語でOKです。

最初にブラウナーというコーヒーを頼んでからメニューをじっくり見ました。
ブラウナーは、濃く入れたコーヒー(モカ)にミルクを少しだけ入れたもので、文字通り茶色をしています。
「大か小か?」と訊かれたので「大」を注文しましたが、「大」でもあまり大きくありませんでした。日本の喫茶店で出てくるコーヒーの量よりも少ないかもしれません。

食べ物は、最初は、インペリアル・トルテとスープだけでのつもりでしたが、メニューを見ていたら、ヴィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)(カツレツ)を見つけました。
ヴィーナー・シュニッツェルは、フィグルミュラーというお店が必ずガイドブックに載っていて有名ですが、「地球の歩き方」には、「(カフェ・インペリアルの)ヴィーナー・シュニッツェルは、ウィーンで一番おいしいと評価するシェフもいる」と書いてあります。
ガイドブックに「料理は日本人には量が多い」と書いてあったのを甘く見て、ついつい「スープ、シュニッツェル、トルテ」と頼んでしまいました。(^^ゞ

スープはメニューには「コンソメ」とだけありましたが、レーバークネーデルズッペ(Leberknodelsuppe)でした。大きなレバー挽肉団子入りのコンソメスープです。
汗をかいていたので、コンソメスープがおいしいです。ここまでは予定通り。

次に出てきたヴィーナー・シュニッツェルを見て、息をのみました。
「大きい!」
予想の2倍はある大きさです。
しかも、大皿のサラダも付いています。
パンもセッティングされています。
大食いの私でさえ、半分で十分。三分の一でも良いかもしれません。
サラダは、葉菜だけでなく、ポテトも入っています。

シュニッツェルもサラダもおいしくて、思わず頬がゆるみましたが、とても全部は食べられず、最後は多少無理して詰め込み、それでもサラダは半分以上残しました。
(タッパーに詰めて持って帰りたいくらい、おいしいサラダでしたが…。)
パンには手をつけませんでした。

「ケーキが食べられるかな」と心配しましたが、「ケーキは別腹」とはよく言ったもので、(ザッハー・トルテよりもおいしいという噂の)インペリアル・トルテはめちゃくちゃおいしく、満腹を忘れて堪能しました。

「スープを頼んだからいいや」と思ったのですが、やはりミネラルウォーターを頼んだ方が良かったと思いました。
(私はお酒をあまり飲まないので、ワインも頼んでいません。)
ブラウナー(コーヒー)は、食事の後、ケーキの時にお代わりをしました。

43ユーロだったので、チップを含めて50ユーロ渡して、満腹で店を出ました。
ムジークフェラインは目と鼻の先です。
高級ホテルだけあって、おいしかったですが、値段も高級です。
でも、私の金銭感覚も、初めてのウィーンで舞い上がっていて、麻痺しています。

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第2日(ウィーン第1日)(2)♪フランツ・レハール管弦楽団

2007年4月28日(日)15:30
コンツェルトハウス(モーツァルトザール)
指揮:Gabriel Patocs
フランツ・レハール管弦楽団
ソプラノ:Ana Ryan
テノール:Johannes Fottinger
レハール、カールマン、シュトルツ等の作品
(17曲+アンコール3曲)

11:00からのウィーン交響楽団のコンサートの後で、ムジークフェラインの売店であれこれ買いました。CD、DVD、CD付きの豪華本。DVDは当然PALだと思っていましたが、ホテルに帰って見たら、NTSCでした。日本人だと見てNTSCをくれたのでしょうか?
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荷物が重くなったのと、汗をかいたので着替えたいので、いったんホテルに帰ることにしました。時間がないので「ウィーン西駅」のスーパーで、ハム入りのパン1個とミネラルウォーター数本を買いました。
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このスーパーで買ったパンやサンドイッチは比較的おいしかったです。その後、何回もお世話になりました。
ミネラルウォーターは、せっかくウィーンに来たのだからと、炭酸入りも買ってみました。日本人の味覚には合わないとの事前情報でしたが、まあ、飲めなくはありません。
飲めなくはありませんが、やはり私の味覚には合いませんでした。味はついていないはずですが、やや酸っぱく感じます。その後は素直に「炭酸無し」を買いました。

パンをかじり、Tシャツを着替えて、慌ただしくホテルを出発しました。
ホテルを出たのが開演1時間前くらいになってしまったので「間に合うかな?」と心配しましたが、ここは東京ではなくウィーンです。30分くらいでコンツェルトハウスに着きました。
「ウィーン西駅」経由ではなく、反対側に10分ほど歩いて「Margaretengurtel駅」に行き、地下鉄4号線(U4)に乗ると、コンツェルトハウスに近い「Stadtpark駅」に直通で行けました。途中、シュターツオーパー(国立歌劇場)やムジークフェラインに近い「Karlsplatz駅」も通ります。しかも10分歩かなくても、ホテルの前から市電に乗れば、2駅で行けることもわかりました。
これは便利!
その後、ウィーン滞在中は、このルートをメインに使いました。
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まず、ボックスオフィスで予約済みのチケットを受け取ります。
メールをプリントアウトしたものを提示すると、受け取りのサインもなく3公演分のチケットを渡してくれました。

コンツェルトハウスの入場の仕組みはよくわかりません。
私は右側の席だったので、右側の階段の前の係員にチケットを提示したら「待て」とのこと。左側の階段や、その脇のエレベーターではお客さんを入場させているのに…。
しばらく待っていると、学校で鳴るような厳かなチャイムが鳴って、入場が開始されました。(これは、5月2日のイエス・トリオ・ウィーンでも同じでした。)
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席は2階の右側のバルコニー席。料金は21ユーロです。
( Balkon Rechts row and seat: 1 | 23 )

この日の11:00からのウィーン交響楽団は絶好調の体調だったのに、このコンサートで席についたら、ちょっと疲労感を感じました。後で気がついたのですが、やはり時差ボケの症状が出たようです。日本は夜22時30分です。
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東洋人は私の他にもう一人日本人っぽい50歳前後の男性を見かけただけ。
珍しいのか、会場のあちこちから、ちらちらと視線を感じます。
顔なじみが多いのか、開演前や休憩時間には、あちこちで握手をしたり頬をすり合わせたりして挨拶をかわしています。演奏会場は社交場なんですね。
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演奏者が入場すると、指揮者ではない人のトークが始まります。ドイツ語なので何を言っているのかわかりません。どういう立場の人なのかもわかりません。そのしゃべった人(2人)が客席に降りて席につくと、その後は、トーク無しで演奏会が進行しました。

プログラムに「次回は10月」と書いてあったので、そんなに頻繁に演奏会を開いているわけではないようですが、さすがにウィーンの聴衆を相手にしているだけあって、お正月に日本に来る「ウィーンなんとかオーケストラ」の“一部”とは違います。(^_^)
(注:お正月に日本に来る団体の中では、ウィーン・リング・アンサンブルだけ(?)は“本物”だと思います。)
アンサンブルの縦の線はときどきずれますが、逆に“揺れ”が良い雰囲気をかもしだし、むしろ「わざとやっているのでは?」と思うくらいです。
縦の線を合わせることなど、最初から重視していないのでしょう。
ウィーン・フィルやウィーン・リング・アンサンブルとはちょっと違って、くすんだような東欧風の響き。ハンガリーで生まれ、プラハで学び、ウィーンで活躍したレハールを象徴するような音です。

指揮者は、前半9曲、後半8曲、アンコール3曲(うち2曲は同じ曲かな?)を全て暗譜で指揮しました。
曲を始める前に、チェロと何か言葉をかわしていたので「次の曲は○○」くらいは、聞いていたのかもしれません。

ソプラノは声量があり、迫力満点。テノールは少し弱い感じがしました。

最初にトークがあったとは言え、休憩に入ったのが16時40分。終了したのは18時近く。結構盛りだくさんの演奏会でした。

休憩時間(15分くらい)に舞台に上がってパート譜やスコア(総譜)を勝手に見ているおじさん(欧米人)が居ました。こんなのあり?(^_^;)
演奏中も2階席正面あたりから、ときどきフラッシュがたかれました。
ウィーンでも、こんなものなのですね。コンプレックスが少し減りました。

ヨハン・シュトラウスのないウィンナ・ワルツのコンサートでした。

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第2日(ウィーン第1日)(1)♪ルイジ/ウィーン交響楽団

2007年4月29日(日)11:00
ムジークフェラインザール(ウィーン楽友協会)
ファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団

ブルックナー/交響曲第8番(1887年第1稿)

ウィーンでの最初の朝は朝7時に目覚ましで起きました。
ぐっすり寝たせいか、非常に体調が良い!
「な~んだ、西へ向かう場合は夜更かし型だから、時差ボケは大丈夫だ!」と、そのときは思いました。(←これが大きな間違いであったことは後で気がつきました。)(^^ゞ

9時半頃にホテルを出て、歩いて5~10分ほどの「ウィーン西駅(Westbahnhof)」へ向かい、そこで72時間フリーパスを買いました。これで地下鉄や市電などが乗り放題です。
地下鉄を乗り継いで「カールスプラッツ駅(Karlsplatz)」に15分程度で着きました。そこからムジークフェラインまでは歩いてすぐです。
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開演1時間前くらいに建物の扉が開きました。
中に入ったものの、チケットをどこで受け取ったら良いのかわからず、ショップのお姉さんに聞いたら「あそこのボックスオフィスで」と指を指して教えてくれました。建物の正面から入りましたが、左脇の方にボックスオフィスあったのでした。
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印刷してきた予約確認メールを提示すると、発券してくれました。受け取りのサインもなく、渡してくれましたが、「渡した」「渡さない」のトラブルとかはないのでしょうか?大人の社会ですね。(地下鉄も改札とかないし。)

舞い上がっていて、どこから入れば良いのかわからず(2階席へ上がる階段はすぐ目に入ったが、この演奏会での私の席は1階席なので)係員の人にチケットを見せたら、「あそこの階段を上るように」とのこと。階段を上がったところが1階なのでした。
扉があり、のぞいてみると、そこが1階席中央。あまりにもあっけなく、ムジークフェラインザールと御対面となりました。
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美しい!
いま自分がここに居るのがウソのようです。
邪魔にならないように脇へどいて、しばし立って眺めてしまいました。
「おのぼりさん」なので、恥も外聞もなく写真を取っていましたが、欧米人の「おのぼりさん」も多いようで、写真を撮っているのは日本人だけではありません。
それに、あまり日本人は多くないようです。
立見スペースを見に行ったりしてから、立ってプログラムを売っている係員からプログラムを買い、席に着きました。
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席は1階左側、2つ目のバルコニーの3列目。
(Links 2.Parterre-Loge Reihe 3 Platz 3)
上から4番目のランクの席で、価格は45ユーロです。
視覚的には、前の人の頭は多少邪魔になりますが、ステージと同じ高さであり、指揮台にもかなり近いので、十分に満足です。
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バルコニー席は、固定されていない木の椅子が並べてあるだけで、しかも椅子がぎっしり並べてあるので、後から来て1列目に入っていくのは大変そう。
3列目を選んで正解だったかな。

知り合いが多いようで、会場のあちこちで、握手をしたりして挨拶をかわしています。東洋人は少ないので、ちらちらと視線を感じます。
でも、カジュアルな服装の欧米人も見られて、各地からの「おのぼりさん」も多いのかなと思いました。

オケのメンバーが登場すると盛大な拍手。コンサートマスターが真っ先に入場し、オケのメンバーがそろったところで着席するという、ウィーン・フィル日本公演で見るのと同じ形式ですね。
チューニングが終わると、突然携帯電話のベルのような電子音が会場中に3回くらい鳴り響き、びっくり。指揮者が登場する合図のようです。

(後日追記)この電子音は、「携帯電話の電源を切れ」と意味の、携帯着信音を模したものだという話しを、かなりたってから聞きました。

(この後、シュターツオーパーでも、フォルクスオーパーでも同じでした。)
こうして、ルイジがステージに登場し、ウィーンでの最初の演奏会が、ブルックナーで始まりました。

間抜けなことに、プログラムに、"Urfassung"(1887) と書いてあるのには気がつかずに演奏を聴き始め、ムジークフェラインに響き渡るブルックナーの音に酔いしれていました。途中で、ときどき「おや?」と思いましたが、「生で聴くとCDでは聞こえない音が聞こえるものだ」と気にもせず、第1楽章が壮大な大音量で終了してはじめて、「あ、これは、インバルがCDを出している初版だ!」と気がつきました。
いやはや。(^_^;)

第2楽章も通常の版とは結構違っていますが、遅ればせながら心の準備が完了したせいか、思いっきり楽しめました。

ルイジの指揮はエネルギッシュで、オケのメンバーも負けじとエネルギッシュに体を揺らして熱演。その視覚的効果に見合った音がムジークフェラインに響き渡る。大音量のときの迫力は満点。
(終演後、ロビーで「脳天に響いた」と話していた日本人の女性のグループがいましたが、なかなかうまい表現だと思いました。)

ムジークフェラインの音響は、想像していたのとちょっと違って、残響がめちゃくちゃ長いというわけではなく、さりとてデッドではなく、響いた後です~っと音が消えていく感じ。響いているのに強奏で音が濁らないのに関心します。
先入観では「多少残響過多気味なのかな?」と想像していましたが、そんなことは全くなく、本当に理想的な音です。名ホールの響きを堪能しました。

終楽章が「初版の終わり方」で終了し、音が消えていくと静寂がホールを包みます。ルイジが静かに棒をおろし、5秒か10秒たってから拍手が始まりました。
(「さすがはウィーン、余韻を大切にするんだな」と思いましたが、後の他の演奏会ではそうでもなかったので、「初版の終わり方」に、拍手を始めて良いものかどうか、多くの人が迷ったのかもしれません。)
その後は盛大な拍手とブラボーが飛び交いました。
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終演後、写真を撮っていたら、3人連れの欧米人の家族連れから「シャッターを押して下さい」と頼まれました。日曜日の日中なので、やはり「おのぼりさん」が多かったようです。街中では市民参加のマラソン大会(ウィーン・マラソン)も開かれていました。
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初日のひとつ目から、大変な音を聴いてしまいました。
ムジークフェラインに座って聴いているのが夢の中のような至福のひとときでした。

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2007年4月28日 (土)

第1日(3)オーストリア航空でウィーンへ

2007年4月28日(土)
オーストリア航空(OS126)
フランクフルト20:10→21:35ウィーン

(日本時間3:10→4:35)(飛行時間:1時間25分)


オーストリア航空は、通路を挟んで両側に3列ずつの小さな飛行機。
乗り込むとBGMにウィンナ・ワルツが流れていて、「あぁ、もうすぐウィーンだ!」嬉しくなります。フランクフルトでの乗り継ぎの緊張もあったので、ほっとして、思わず頬がゆるんでしまいました。
早めに搭乗したので、最初、乗客は欧米人しか居ませんでしたが、出発間際に中国系の人(団体?)が10人前後乗ってきました。大声の中国語がにぎやかです。

フランクフルトの20:00はまだ明るく、日本で言えば16:30頃の感じです。

ウィーンまでの飛行時間は1時間25分となっていますが、フランクフルトの空港は広く、地上走行にずいぶん時間がかかり、実際に離陸してから着陸するまでの時間は1時間弱だったと思います。
それでも、軽食と飲み物が供されました。
朝、自宅で食べた朝食から数えて、この日5回目の食事です。
ちょっと胃もたれ気味ですが、量は多くないので、おいしくいただきました。
小さなパンがおいしかったです。
日本時間では午前3時頃ですので、徹夜をしているようなものですからかなり眠く、ずっと、うとうとしていましたが、食事のときだけは、しっかり目を開けて食べました。(^_^)

最初、日本からのオーストリア航空の直行便だと夕方にウィーンに着くので、「着いた当日のコンサートにも行ける」と思っていました。
実際に空席待ちもしていたので、もし席が取れたら4月28日夜のコンサートのチケットも買うつもりでいました。
しかしよく考えたら、ウィーンの夕方5時(サマータイム)は日本時間の午前0時です。
到着日の夜に即コンサートに行くのは、夜更かしをして午前2時か3時からコンサートを聴くようなものですから、これは、結構大変だと思いました。

ウィーン到着後は入国審査はなく、出口を目指してひたすら歩きました。
両替も日本でしてきたし、荷物も預けていなかったので、22時発の「ウィーン西駅(Westbahnhof)行き」のリムジンバスに間に合いました。
運転手に6ユーロ払ってバスに乗りました。
夜遅いせいか、バスには10人も乗っていませんでした。

道路もすいていて、「ウィーン南駅」経由で、30分ほどで「西駅」に到着しました。
途中、到着直前に、バスの車窓から自分の泊まるホテルの建物が見えて、また少しホッとしました。駅から10分程度歩いて、ホテルに到着しました。
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チェックインを済ませ、自分の部屋に入り、ようやく心底ホッとしました。
今回泊まったホテルは、Ibis Wien Mariahilfというところで、Accorというホテルチェーンのホテルのひとつです。
http://www.ibishotel.com/ibis/fichehotel/gb/ibi/0796/fiche_hotel.shtml
三つ星なのでランクは高くありません。ビジネスホテルのような部屋のつくりです。
バスタブは無く、シャワーオンリーです。でも、これは最初から織り込み済みなので、問題ありません。
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でも、エアコン付きです。
ウィーンのホテルは、四つ星でもエアコンなしのホテルがあるとのことです。
観光シーズンなので今回は一泊72ユーロ(朝食別)しましたが、普段はもっと安く泊まれるようです。

無線LANが使えるようですが、登録の画面がよくわからず、眠いのでつなぎませんでした。結局、翌日以降も「ウィーンに来てまでパソコンにかじりついていても…」という気がしてきて、つなぎませんでした。

ソフトバンクの携帯は、3G、GSMとも使えました。(フランクフルトの空港でも大丈夫でした。)
3月にタイ、マレーシア(GSMの地域)に行ったときに使えず、修理に出したら、「再現しなかったが、念のため部品を交換した」と言われ不安でしたが、一応、ひと安心です。

ランドリーサービスは「36-HOURS-SERVICE」と書かれており、朝8時までにフロントに持って行けば、翌々日に返却されるようです。ただし祝日や日曜日は日数に入りません。
今回は、5月1日がメーデーの祝日なので、4月30日依頼分の返却が5月2日になります。
「express service 50%」とも書いてありましたが、どれくらい早くなるのかはよくわかりませんでした。
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シャワーを浴びた後、1日5食食べて胃もたれ気味になっていたので、胃薬を飲んで寝ました。31時間の長い1日が終わりました。

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第1日(2)フランクフルトでの乗り継ぎ

2007年4月28日(土)
今回の旅の最大の難関はフランクフルトでの乗り継ぎです。
JALの発着するターミナル2からオーストリア航空の発着するターミナル1までシャトルで移動しなければならない上に、EUシェンゲン加盟国の場合は最初の到着地で入国手続きをしなければならないそうです。
JALのホームページの空港情報を見てもどうなってるのかよくわからないし、ターミナル1にはシャトルの駅が2つあるみたいです。どこでどうすればよいのかわかりません。
乗り継ぎの時間が2時間10分しかないので、(JALのホームページには「最低75分見ること」と書いてあります)ちょっと…いや、かなり不安に感じていました。

心配を増長するようにJALのフランクフルト到着が20分遅れ、「残り1時間50分」から乗り継ぎがスタート!
飛行機を降りたところに乗り継ぎ便の登場口の番号が大きな紙で掲示してありました。JALの地上係員(日本人)もいて、私の乗るオーストリア航空は「A30」搭乗口がら出発することと、シャトルの2つの駅のうち「A」の駅で降りれば良いことがわかりました。
これで少し助かりました。これがなかったら、途方に暮れていたかもしれません。

シャトルを「A」の駅で降りるとAの何番かによって行き先が2つに分かれています。空港の表示板には、「OS126」「ターミナルA」としか表示されていません。「A30」を覚えてきたので助かりました。どちらに行って良いのか困っている人もいました。

案内の矢印にしたがって進んでいくと、裏口のようなところにまず入国手続きがあり、そこを抜けるとやや広い場所に出て、手荷物検査があります。
航空券を見せると、「あそこで搭乗券をもらいなさい」とのこと。
見るとルフトハンザのカウンターがあり、そこが乗り継ぎカウンターでした。
航空券を出し、オーストリア航空の搭乗券を発行してもらいました。

続いての手荷物検査が、めちゃくちゃ厳しかった!
金属探知機はかなり敏感で、ベルトをはずされ、靴も脱がされました。
それだけでなく、鞄の中の荷物を一点一点全て調べられました。
成田の出国手続き後に買ったペットボトルの水は当然取り上げられました。
小さなチューブの歯磨きや塗り薬が透明なビニール袋で別になっていないと叱られましたた。そう言えば、そんなルールがありましたよね。忘れていました。でも、成田では見つからず、何も言われませんでした。
他の欧米人はそんなに引っかかっていなかったので、東洋人だからでしょうか。

ようやく解放され、その後搭乗口まで延々と歩きました。
ターミナルAはかなり広く、空港係員は自転車に乗っている人もいるし、カートのようなものに乗っている人もいます。
ようやく「A30」搭乗口に到着したのは、JALを降りてからちょうど1時間くらい後のことでした。
出発は20時10分ですが搭乗開始時刻は19時30分です。入国手続きと乗り継ぎカウンターがすいていて1時間かかりましたので、JALのホームページにある「最低75分」は本当に「最低」の時間だと思いました。
のどが乾きましたがペットボトルの水は取り上げられてしまいましたので売店で新たに購入しました。しかし水だと思ったのが、飲んでみたら甘い味がしました。

手荷物検査で、ドイツ人のおばさんに、半分蔑むような目で(←被害妄想?)ペットボトルの水を「ここで飲むか?捨てるか?」と言われ、「捨ててよい」と答えましたが、見栄を張らずに1本飲んでくれば良かったと思いました。(^^ゞ

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第1日(1)成田空港からJALでフランクフルトへ

2007年4月28日(土)
日本航空(JL407)
成田13:00→18:00フランクフルト

(日本時間13:00→1:00)(飛行時間:12時間00分)


ゴールデンウィークの成田空港の混雑は想像がつきませんが、定石通り「出発の2時間前」の成田空港到着を目指しました。空港まではJRの快速を利用します。
電車が混んでいることも覚悟しましたが、意外と空いていて拍子抜け。
電車の都合で2時間20分前には空港第2ビル駅に到着しました。

改札を出たところにある自動チェックイン機でチェックイン。係員の女性が待ち構えていて、機械の操作を全部やってくれました。(自動じゃないじゃん!人件費削減にもなっていないし…)でも、あっという間に手続きが完了しました。

荷物も預けないので、そのまま出国審査へ。
ここでも「あれ?」と拍子抜けするほどすいています。海外出張で平日に利用するときよりもすいているくらい。ほとんど待ち時間無しで通過して出発2時間前には搭乗口に着いてしまいました!
「本当にゴールデンウィーク?」
間違えて会社が休みでない日に空港へ来てしまったのかと不安になるほどでした。
「混むのは10時頃の出発で、13時出発ならすいているかも」という話しも聞きましたが、もしかしたら、その通りかもしれません。

エコノミーなのでJALのラウンジは使えません。クレジットカードのラウンジは出国審査の前なので、もちろん使えません。搭乗口から少し離れた、売店の前のベンチに座って過ごしました。
荷物検査後なのでペットボトルの水を2本購入しましたが、これは、フランクフルトでの乗り継ぎの時に取り上げられました。(^^ゞ

搭乗口に行くと「揺れが予想されるため、離陸後45分間はベルト着用サインが続く見込みです。搭乗前にお手洗いはお済ませ下さい」とのアナウンス。トイレが近い私はちょっと不安になります。
しかし、そんなに水分を取っていなかったせいか、離陸後2時間近くトイレに行かずに済みました。
飲み物が出てきたり、食事が出てきてからは、比較的頻繁にトイレに行きましたが、JALのホームページでの予約のため、事前座席指定で通路側の席を指定していたので、問題ありませんでした。
(そう言えば、搭乗時に「ずいぶん早くチェックインしたのに、席が離ればなれになった」と文句を言っていた女性の2人連れが居ました。)

座席ポケットのメニューでは、「食事は離陸1時間後」と書いてありましたが、実際に供されたのは15時30分くらい。ベルト着用サインが長く続いたためでしょう。
13時出発なので昼食は食べていませんでした。かなりお腹がすきました。
その後、菓子パン1個+飲み物の軽食をはさんで、到着前にも、もう1回食事が出ました。多少インターバルが短く感じました。

初体験の12時間のフライトは「やってみれば出来るものだ」という印象と、「やはりエコノミーで12時間はきつかった」という印象の半分半分。さすがに最後の2~3時間は窮屈に感じました。

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ウィーン8日間の旅(2007年)

2007年のゴールデンウィークは、念願のウィーンへ行ってきました。
実は私は、今回がアジアから出るのが初めての経験です。
「生きているうちに一度は行きたい!」と思っていたので、人生の目標のひとつを失ってしまいました!(^_^;)
でも「もう1回行きたい!」という次の目標が出来ました。(^_^)v

実際は往復の移動に2.5日取られたので、正味滞在日数は5.5日です。
鑑賞したプログラムは8つです。

4/29(日)11:00
ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)
ウィーン交響楽団
指揮:ルイジ
ブルックナー:交響曲第8番(1887年第1稿)

4/29(日)15:30
コンツェルトハウス(モーツァルトザール)
フランツ・レハール管弦楽団
指揮:G・パトクス
レハール、カールマン等の作品

4/29(日)19:30
ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)
バイエルン放送交響楽団
指揮:ヤンソンス
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

4/30(月)19:30 コンツェルトハウス
ウィーン交響楽団
指揮:ルイジ
ピアノ:ウルスレアサ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
シューマン:交響曲第4番

5/1(火)20:00
シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
指揮:P・シュナイダー
Rシュトラウス:エレクトラ

5/2(水)12:30
コンツェルトハウス(モーツァルトザール)
イエス・トリオ・ウィーン
シューベルト:ピアノソナタ第20番
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番

5/2(水)19:30
シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
指揮:小澤征爾
ワーグナー:さまよえるオランダ人


5/3(木)19:00
フォルクスオーパー
Jシュトラウス:こうもり


実はこの後5/5(土)にコンツエルトハウスでアーノンクール指揮ウィーン・フィルの演奏会があり、チケットは直近まで残っていて買おうと思えば定価で買えたのですが、スケジュールの都合で後ろ髪を引かれながら帰国しました。
な~んて、贅沢ですかね?(^^ゞ

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2007年4月22日 (日)

大友直人/東京交響楽団(2007/4/22)

2007年4月22日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

大友直人 指揮 東京交響楽団
ソプラノ:幸田浩子

ハイドン:交響曲第101番「時計」
マーラー:交響曲第4番


サントリーホールが休館中なので、定期演奏会がミューザ川崎で開催されました。

東響は今シーズンの定期でハイドンの交響曲を連続して取り上げます。
プログラムには、音楽監督スダーンのメッセージが載っていました。
ハイドンの交響曲が大好きな私は大喜びです。
モーツァルトよりも好きかも。
金聖響さんのハイドン交響曲3曲の演奏会を聴きに大阪へ行ったことがあるほどです。

今日の演奏は、特にピリオドアプローチではないと感じましたが、ティンパニだけは古楽器(バロックティンパニっていうんでしたっけ?)を使っていました。
ハイドンの交響曲では101~104番が特に好きです。

ハイドン→モーツァルト→ベートーヴェンと刷り込まれていましたが、プログラムに、モーツァルトの39~41番は1788年、ハイドンの99~104番は1793~95年と書いてあり、「ジュピターよりも後」であることを今日初めて知りました。
また、ハイドンは104番を書いた後14年も生き、オラトリオやミサ曲を作曲したが、交響曲は書かなかったとのこと。
確かに104番は、ハイドン最後の交響曲にふさわしく、続きを書く必要性を感じなかったのかもしれません。

CDでも良く聴いていますが、やはり生は格別。CDだと聞き流していたフレーズや、(私の好きな甲藤さんの)フルートのソロなどを楽しみました。

後半はハイドンに引き続き演奏するにはとても良い選曲のマーラーの4番。
ミューザ川崎の美しい響きで、きれいな曲を楽しみました。
もしかして、東響を聴くには、サントリーよりもミューザの方が良いかな…なんて感じながら聴いていました。

ところで、演奏は良かったのですが、多少残念なことがありました。

ハイドンの冒頭で、どこからか鈴の音が…。
(おいおい、鈴は2曲目のはず!)
断続的に4回。たぶん15~20秒くらい鳴っていたでしょう。
ときどき、若い女性で、カバンに鈴をつけている人がいますが、たぶんそれでしょう。
結構離れたところで鳴っていたようなので、たぶんホール中に響いていたと思います。

もう一つは、マーラーの演奏終了後、間髪を入れずに拍手を始めた人が居たこと。
大友さんが手を下ろす前だったので、がっかりしました。
第1番とか第5番だったら、フライングの拍手も多少許せますが、この曲だと余韻が台無しです。

演奏が良かっただけに、この2つだけが残念でした。

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2007年4月21日 (土)

スクロヴァチェフスキ/読響(2007/4/21)

2007年4月21日(土)14:00
横浜みなとみらいホール
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
読売日本交響楽団


ドヴォルザーク:交響曲第7番
スクロヴァチェフスキ:ミュージック・アット・ナイト
ストラヴィンスキー:組曲〈火の鳥〉(1919年版)


読響の鋭い重低音にびっくり。
スクロヴァチェフスキの若さにびっくり。

スクロヴァチェフスキは昨年12月のザールブリュッケン放送交響楽団の来日でも聴きましたので、まだ4ヶ月しかたっていません。こんなに頻繁に聴けるのは幸せなことです。
スクロヴァチェフスキの音楽は本当に若い。枯れたところなど全くありません。
ドヴォルザークは、チョン・ミョンフンのCDを聴いてから出かけましたが、全く負けていません。指揮の動きも激しく、83歳の指揮者とは思えませんでした。

ミュージック・アット・ナイトは、私は神秘的な印象を受けました。(プログラムの解説には「シリアスでドラマティック」と書いてあるので、神秘的というのは的外れなのかもしれませんが…。)
スクロヴァチェフスキ20歳代に作曲した曲は2曲を残して破棄。この曲は残した2曲のうちの1曲とのことです。

最後は「火の鳥」の組曲。個人的には全曲よりも組曲の方が好きです。
アメリカのメジャーオケを聴いているのかと錯覚するような音で、満足して帰ってきました。

実はこの後、同じスクロヴァチェフスキ/読響の2007/4/29のチケットも持っていたのですが、ゴールデンウィークにウィーンへ行くことにしたので、聴けませんでした。
チケットはYahoo!のオークションで別の方にお譲りしました。

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2007年4月15日 (日)

秋山和慶/東京交響楽団(2007/4/15)

2007年4月15日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

秋山和慶 指揮 東京交響楽団
ヴァイオリン:岡崎慶輔

R.シュトラウス:
   交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
ハチャトゥリヤン:ヴァイオリン協奏曲
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(アンコール)


久々のミューザ川崎でしたが、このホールの響きは大好きです。
前日のオペラシティではなく、ミューザを選んで結果的に正解でした。
秋山さんの指揮で「ティル…」「ハーリ・ヤーノシュ」の音がミューザに響くと鳴れば、聴きに行かないわけにはいきません。(^_^)
(私は元々、秋山さんが好きで東響定期会員になったので。)
期待通りのいつもの秋山サウンドを堪能して帰ってきました。

ところで、ハチャトゥリアンの協奏曲は、たまたま家にCDがあったので予習してからコンサートに臨みましたが、なかなか良い曲で「もっと演奏されても良いのに」と思いました。
ハチャトゥリアンは、もしかしたら「剣の舞い」が有名になりすぎて逆に損をしているのかもしれません。
交響曲も書いているので、CDで聴いてみたいと思います。

「ハーリ・ヤーノシュ」では、終曲ひとつ前の「間奏曲」で、ぱらぱらと拍手をしかけた人が2~3人いましたが、気持ちはよくわかります。
「間奏曲」って、立派な曲で、この曲で終わりでもいいくらいだといつも思いながら聴いていました。もっとも、終曲が蛇足というわけではないので、聴き手としてはクライマックスを2回味わったような、得した気分です。

そしてアンコールに「ラコッツィ行進曲」。とても良い選曲でした。

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2007年4月 4日 (水)

京フィル室内楽コンサート(2007/4/4)

2007年4月4日(水)19:00
京都文化博物館・別館ホール

京都フィルハーモニー室内合奏団
室内楽コンサート


珍しく関西への出張があり、「大阪のオケの演奏会でもあれば聴いて帰りたいなぁ」と思っていたのですが、残念ながら演奏会はありませんでした。
「せっかく関西に来たのだから京都にでも行こうか」と、翌日休暇を取って、京都に一泊しました。

京都のお寺は17:00頃には閉まるところが多いので「夜は暇だな~」と思って調べてみたら、このコンサートがあることがわかりました。
入場料\2,000(茶菓付)とのことなので、実はあまり期待しないで出かけたのですが、これが素晴らしい体験になりました。

会場の京都文化博物館・別館ホールは、重要文化財の「旧日本銀行京都支店」というレトロな建物です。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_hall.html
元々は音楽ホールではありませんが、室内楽を演奏するには最適の会場と感じました。
残響はあまり感じませんが、デッドではなく、各楽器の音を心地よく聴くことが出来ました。
無理に大きな音を出す必要がないので、演奏者もきれいな音を出していたのかもしれません。
「選挙期間中なので、街宣車の音が聞こえてしまうかもしれません」とのコメントがあり、実際に少し聞こえましたが、それも1~2回だけで、あまり大きな音ではなくて安堵しました。

プログラムは、珍しい編成の室内楽を集めたもので、全て演奏者による解説付き。
(1)ベートーヴェン:
 クラリネットとファゴットのための二重奏曲WoO.27第3番
(2)ロッシーニ:6つの弦楽のためのソナタ第6番
(3)エルガー:トロンボーンとコントラバスのための二重奏曲
(4)ボラン:
 フルートとジャズピアノトリオのための組曲第1番、第2番より
(5)パッヘルベル:
 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ
(6)カセッラ:セレナータ

というプログラムで、あまり室内楽を聴かない私は(5)を除いて全て初めて聴く曲でした。

演奏者もみな腕は確かで、関東人の私は、京フィル
http://homepage2.nifty.com/kyophil/index1.html
というのは今までなじみがなかったのですが、アンサンブルも聴いてみたくなりました。
非常におもしろい企画で、珍しい曲が聴けて、きれいな音、きれいな響きで、コーヒーとお菓子がついて\2,000というのは安すぎる!と感じました。

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