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2007年5月 1日 (火)

第4日(ウィーン第3日)(4)♪ウィーン国立歌劇場(エレクトラ)

2007年5月1日(火)20:00
シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
指揮:ペーター・シュナイダー

Rシュトラウス/歌劇「エレクトラ」
Img_0388





この日はウィーンでの3日目です。

4日目からは、ペースがつかめてきました。
まず、ホテルで朝食を多めに食べてから外出。昼食を遅い時間(14時頃)に、これもきちんと食べてから、いったんホテルに帰って休む。
こうすると、19:30か20:00から始まるコンサートやオペラでも、そんなにお腹はすかないし、満腹でもなくて頭はさえ、演奏に集中できるのです。
帰りは、どこかで食べても良いし、私の泊まっているホテルの近くの「西駅」には、23時まで開いているスーパーがあるので、サンドイッチを買って帰っても良いのです。

つまり、何が言いたいかというと、この日は体調管理に失敗した日なのです。

昼間、結構歩き回り、国立歌劇場のガイドツアーにも参加し、一度ホテルへ帰って1時間ほど休んだものの、18:30頃には再度オペラを聴きに出発しました。開演は20:00なので時間があり、小腹が空いたので、シュターツオーパーの向かいのザッハーを見に行ってみると、昼間は行列しているカフェがすいています!
「とりあえず、ザッハートルテ(ケーキ)でも食べて、空腹を押さえておこうか」と、お店に入りました。テラス席で国立歌劇場の建物を眺めながらコーヒーを飲むのも良いものだと思いました。
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でも、メニューを見ていてたら、small dish(だったかな?)というページがあり、Gulyas Suppe(グラシュ・ズッペ)を見つけました。ビーフシチューのスープです。「小皿でスープなら量も多くないだろう」と思って、追加注文しました。
しかし、出てきた量は、自分には十分すぎるほど。パンも付いています。「残そうかな」と思いながらも、食べ始めると、おいしくて、結局全部食べてしまいました。(我ながら、あさましい...)(^^ゞ
満腹!ちょっと苦しい。
でも、実はこれから、オペラを見るのでした。(ここで、ちょっと不安がよぎる)

この日の席は5階席です。
翌日にも小澤征爾さんの「オランダ人」を見るので、思い切って席を大きく変えてみました。この日は5階席、翌日は1階席です。
満腹の体で階段を5階まで上がり、扉のところで中をのぞくと、係員の男性が、とても親切に席まで案内してくれました。オンラインでシートマップの中から席を選んだので、自分でも席へ行けましたけど、勝手のわからぬ東洋人と認識して、親切にしてくれたのでしょう。嬉しかったです。その係員からプログラムを買って、席に着きました。

そこで、チップを渡さなかったことに気がつきました。ピッタリの金額を渡してしまいました。良かったのでしょうか?
「地球の歩き方」によると、「席まで案内をしてもらってもチップは不要だが、その係員からプログラムを買い、端数を切り上げて支払い、お釣りをもらわないのがスマート」と書いてあります。…と言うことは、結局、チップを払えと言うこと?(^_^;)
本当のところ、どうなんでしょう?どなたか御存知でしたらお教え下さい。
ちなみに、ムジークフェラインではお釣りを渡そうとしたら「いらない」と言われました。コンツェルトハウスでは、お釣りは渡したら、「ありがとう」と言って受け取りました。

「まあ、いいか」と気を取り直してプログラムを開きます。
昼間のガイドツアーでは「日本語のあらすじが付いている」と言っていましたが、この日は付いていませんでした。(翌日の「オランダ人」のプログラムには1ページだけ、日本語のあらすじのページが付いていました。) それでも、英語のあらすじのページが2ページだけ付いています。2ページだけであっても、今までずっとドイツ語だけのプログラムだったので嬉しいです。

席は、5階席のやや右よりの1列目です。価格は53ユーロ。
(GALERIE HALBMITTE RECHTS Reihe: 1 Platz: 31)
椅子の背にもたれると、舞台は2/3くらい見えます。
身を乗り出せば、舞台全部が見えます。
もっと身を乗り出せば、オーケストラピットも全部見えます。しかし、そのような体制で聴き続けるのは苦しそうです。
もっともっと身を乗り出せば、1階席の客席も前半分くらいが見渡せます。それ以上は落ちる危険性があるのでやめにしました。(^^ゞ

(後日追記)身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。

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ムジークフェラインと同じように、電子音が3回鳴り響き、指揮者シュナイダーさんが登場しました。

5階席から遠目に見たので確かではありませんが、コンサートマスターはヒンクさんのようです。
通常のコンサートの並びなら第2バイオリン主席が居る位置にコンサートマスターが座るみたい。
「ヒンクさんに似た人が第2バイオリンの主席に居るな~」と思っていたら、シュナイダーさんは、その人と握手をしていました。(^_^;)

今回、ウィーン・フィルの演奏会を聴く予定はありません。しかし、ウィーン・フィルの母体であるウィーン国立歌劇場管弦楽団は2回聴くことが出来るので、楽しみにしていました。しかし、鳴り響いた音は、私の抱いているウィーン・フィルのイメージとは全く違うものでした。
悪く言えば「荒い」「荒々しい」。ウィーン・フィルの日本公演で接した極上の手触りのような音はそこにはありません。しかし、その分ものすごい迫力の音です。特に低弦がうなるときの迫力にはびっくり。
そう、ここに居るのは歌劇場のオケなのです。ウィーン・フィルではなく、ウィーン国立歌劇場管弦楽団なのでした。

一説によると、歌劇場は毎日公演があるので、オーケストラのメンバーは当番制で、交代で出演するので、そのとき、そのときのメンバーの組み合わせによって、音にバラツキが出るとのことです。確かに、それもあるかもしれません。
でも、私は、翌日の小澤征爾さん指揮のオーケストラを聴いて、やはり指揮者による音の差の方が大きいのではないかと想像しました。

シュターツオーパーの音響は、ややデッドに感じました。残響はあまりなく、ちょっと乾いた音で、日本で言えば、新国立劇場よりは、東京文化会館に近く感じました。
オーケストラの音はそんな感じですが、声の方は大変良く音が通ります。

冒頭から音の迫力を満喫して聴いていましたが、体調管理の失敗(満腹+疲労)で、クリテムネストラが登場してしばらくして、うとうとしていまい、気がついたら、もうクリテムネストラは退場して、オレストが出てきていました。
クリテムネストラは、お目当ての歌手アグネス・バルツァ。なんともったいないことをしたのでしょう!この後、バルツァの声を聴いたのは、舞台裏で殺されるときの絶叫だけでした。(^_^;)
意識がなかったのはどれくらいかな?
日本に帰ってから、家にあるショルティのCDで時間を見てみると30分くらいと思われます。上演時間が1時間45分くらいなので、30%程度のロスだったようです。
でも、うとうとしたおかげで、その後は頭もさえ、終幕まで迫力のある音を集中して楽しむことが出来ました。

各席に字幕モニターがあり、英語かドイツ語を選ぶことが出来ます。一応、英語を表示させておきましたが、結局、ほとんど見ませんでした。
5階の立見は、結構人が居ましたが、途中で帰った人も何人かいました。さすがに体力がいりそうですね。

復讐の場面は、クリテムネストラが殺されるのは舞台裏で、声だけでしたが、エギストは舞台上で殺されました。
終わりが近づくにつれて、ボックス席2列目、3列目の、いわゆる「見えない席」の人たちが立ち上がり始めます。私も再び身を乗り出し、シュナイダーさんが最後の一振り(一撃?)をするところを見届けました。

(後日追記)身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。

盛大なブラボーが飛び、2~3回カーテンコールの後で場内が明るくなると、お客さんは大挙して帰り始めますが、その後も3回くらいカーテンコールがあり、会場はかなり沸いていました。

この日は終演後に楽屋口で待って、あまり聴けなかったお目当てのバルツァのサインをもらってからホテルに帰りました。楽屋口のファンは日本人が半数以上を占めていたように思います。

指揮者のシュナイダーさんの姿も見かけました。
燕尾服のまま、Yシャツはノーネクタイの姿。
片手に花束を持っていました。

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