« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月の26件の記事

2007年5月27日 (日)

テミルカーノフ/読売日本交響楽団(2007/5/27)

2007年5月27日(日)14:00
横浜みなとみらいホール
ユーリ・テミルカーノフ指揮
読売日本交響楽団


チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋
チャイコフスキー:交響曲第4番


完売、当日券無しとのことですが、空席が多少ありました。
招待券の未来場分でしょうか。

先週は、池袋の東京芸術劇場でブラームス・プロを聴き、「ロシアの指揮者」という先入観が無意味であったことを悟りましたが、この日は正真正銘のロシアの作曲家、チャイコフスキー・プロです。

しかし、よく考えてみると、ロシア的な響きって、どういう響きなのでしょう?
「ソ連の重戦車が突進するような音」なんていう比喩をどこかで聞いた気もしますが、よくわかりません。
かつて(10年以上前)、フェドせーエフの指揮で、金管をガンガン鳴らす演奏を聴いたことがありますが、それがロシア的かというと、アシュケナージは違うし、ロストロポーヴィチも違ったし、スヴェトラーノフも違いました。
結局「ロシア的」などということは、考えない方が良さそうです。

この日の演奏で、まず驚いたのが「くるみ割り人形」。
「テミルカーノフが振ると、こんなに立派な音楽になるんだ…」と、ただただ目の前に広がる“立派な音”に身を任せました。
大昔にレコードでカラヤンの「くるみ割り人形」を聴いたときにも「実力のある指揮者が手抜きをせずに振ると…」と思いましたが、この日は生演奏ですので迫力が違います。
まるで交響曲を聴いたかのような満足感でした。

交響曲では、冒頭のゆっくりしたテンポに金管が多少不安定になったようにも感じましたが、音楽が滑り出してしまえば後は極上のハーモニー、極上のサウンドが鳴り響きます。
こんな音を引き出すテミルカーノフもすごいけど、それに応えてこんな音を出せる読響はすごい!
テミルカーノフを2公演チケットを買うことについては、いろいろ予定もあって迷ったのですが、聴いて良かったです。

なお完全に個人的な問題ですが、出張の予定が入ってしまい、コンサートの後で前泊のために目的地に向かうことになってしまったため、目の前の「すごい音」に身を任せ、感心しつつも今ひとつ没入できなかったのはちょっと残念でした。
もっと興奮したかった。
やっぱり、演奏会は、心に余裕を持って聴きたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月26日 (土)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2007/5/26)

2007年5月26日(土)15:00
ティアラこうとう
飯守泰次郎 指揮 東京シティ・フィル
チェロ:新倉瞳

團伊玖磨:管弦楽のための「飛天繚乱」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
リムスキーコルサコフ:交響組曲「シェエラザード」


5月15日の矢崎彦太郎さん指揮の定期演奏会が良かったので楽しみにしていました。
こちらも「ティアラこうとう定期演奏会」と題していますが、S席が3,500円と、オペラシティでの定期(S席6,000円)に比べて安いのが嬉しいです。

開演前にロビーでプレコンサートがあり、金管五重奏で短い曲が3曲が演奏されました。
「マウラー作曲、12の小品集から3曲」と書いてありました。
1メートルくらいの至近距離で聴きましたが良い音で、珍しい曲を楽しめました。

「ティアラこうとう」へ行くのは、今回が初めてでした。
席は1階のE列を取ったので「前から5列目だな」と思っていたら、A~B列は使っていなかったので、3列目でした。
「ちょっと前過ぎたかな?」と思いましたが、音は問題ありませんでした。(視覚的には指揮者、ソリスト、オケの奏者を間近で見れる席です。)
座った席が前方だったので断言できませんが、
(NHKホールだって、1階席前方は良い音がしますからね)
このホール、オケを聴くのは比較的響きの良いホールだと思いました。
クラシック専用ホールでない場合、いわゆる“市民会館”的な音のするホールが多いのですが、このホールは残響もあり、しかも座席数が1300席なので、最後列からでも舞台は見やすいようです。
ホームページに書いてある「音楽演奏、特にオーケストラ演奏に主眼をおいた音響効果を最も重要視した設計となっています。」というのは、たぶん正しいと思います。
次回はいつになるかわかりませんが、もう少し後ろの方、あるいは2階席に座って聴いてみたいと思います。

さて、本番の1曲目は、1991年完成とのことですが、現代音楽の割には耳に優しい曲。
私のレベルでは、とらえどころがわからずに終わってしまいました。

2曲目のドヴォルザークは、新倉瞳さんのソロがどのようなものか、興味がありました。
CDを1枚出していて聴いたことはありますが、小品集でしたので「真価は大曲で」と思っていました。
実は、容姿が良いのでアイドル的に売り出さているようにも感じていて、半信半疑で聴きに行ったのですが、スケールの大きさにびっくりしました。
まだ、大学4年生とのことですが「学生の演奏」の域は、はるかに凌駕しています。
ところどころ、ちょっと力んでしまったような箇所がありましたが、弾き込み、場数を踏むことによって、さらに良い演奏になることでしょう。将来が楽しみな大器の卵だと思いました。

ところで、このドヴォルザークにおける飯守泰次郎さん指揮のオケが、なかなかの迫力でした。「伴奏」ではなく、かと言って「競争曲」でもなく、ソロを盛り立てながらシンフォニックに自己主張をした演奏で、このコンビでドヴォルザークの交響曲を聴きたくなるほどでした。
もしかしたら、新倉瞳さんも、この飯守さんの指揮に感化を受けての好演だったかもしれません。

休憩後のシュエエラザードも、オケは好調を持続しました。
飯守さんというと、つい「ドイツもの」という先入観をもってしまいますが、そういう先入観が無意味だというのは、先日のテミルカーノフ指揮のブラームスで思い知りました。(今日は逆ですね。)
オーケストラのゴージャスな響き、歌うところは歌い、歯切れの良いところは歯切れ良く、45分間の音による絵巻を楽しみました。

コンサートマスターの戸澤哲夫さんのソロが見事。
シェエラザードはもちろんですが、ドヴォルザークの3楽章でチェロと掛け合いになる部分など、ソリストよりも存在感があったくらいです。

東京シティ・フィルには、何年も前に聴いたときの記憶、印象から「まだ発展途上」という先入観をもってしまいましたが、昨年の11月に聴いた演奏会と、この5月に聴いた2つの演奏会によって、そのイメージは完全に覆りました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月20日 (日)

山下一史/ニューフィル千葉(2007/5/20)

2007年5月20日(日)14:00
習志野文化ホール

山下一史 指揮
ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉

ピアノ:原田英代

シベリウス:カレリア組曲より「行進曲風に」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ベートーヴェン:交響曲第7番
シューベルト:「ロザムンデ」から間奏曲(アンコール)


正直言って、行くかどうかは迷っていました。
しかし“一抹の不安”は見事にハズレました。行って良かった!

指揮の山下一史さんは、2005年夏の「N響ほっとコンサート」がテレビで放映されたのを見て、注目をしていました。
でも意外と聴く機会が無くて、その後、ミューザ川崎で、東響の名曲集コンサートを聴いただけでした。そのコンサートも良かったのですが、あくまでも小品ばかりのコンサートでした。この日はベートーヴェンです。
山下一史の名前を最初に知ったのは、急病のカラヤンの代役で、ジーンズ姿でベルリン・フィルの「第九」を指揮した有名なエピソードです。
注目している山下さんが、ベートーヴェンの7番を振るのに、行かない手はありません。

しかし、ニューフィル千葉の実力やいかに?
今まで一度も聴いたことがありません。
今年1月に放送された、NHKの「クローズアップ現代」(オーケストラを救えるか~深刻な財政危機~)
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0701-3.html
では、賃金カットの話しなどが放映されていました。
正団員の数もあまり多くないという話しも聴いたことがあります。
演奏会の数も、あまり多くないようです。はたして…??

で、ギリギリまで迷っていたのですが、結局出かけました。
ホームページには「当日券はA券のみ発売」と書いてありました。

会場に着いてみて、活気のあるロビーにびっくり。
当日券は、もう残り少なく、席は選択の余地はありません。
18列の右端に近い席を買いました。
習志野文化ホール
http://www1.seaple.ne.jp/narabunh/
は、1475席(ワンスロープ形式)ですが、満席に近い盛況です。

都内のホールとはお客さんの層が多少違いますが、音楽を聴きたくて楽しみに来ている様子が伺えます。
ラフマニノフの第1楽章が終わったところで拍手をした人が結構居ましたが、それ以外は鑑賞マナーもかなり良くて、演奏中も静かでした。

チューニングの音を聴いて「あ、プロの音だ」と安心しました。
当たり前か…(^^ゞ
失礼ですよね。(^_^;)
アンサンブルもしっかりしていて、危なっかしく感じるところは皆無。
「どんな音なのだろう?」という心配していたことなどすっかり忘れて、楽しみました。そして、非常に良いと思ったのは、よく“歌う”こと。
ラフマニノフの第2楽章、ベートーヴェンの第2楽章など、弦楽器も木管も、本当にうっとりするような甘美なメローディーを奏でます。
もちろん、山下さんのリードによるものなのでしょうが、こんなに“歌った”演奏は、あまり聴いた記憶がありません。

あと、協奏曲でも同じ水準の音を維持していたことも感心しました。

最近ではあまりありませんが、私が学生の頃は、在京オケと言えども、協奏曲では手を抜く(と言うより、練習不足)のことが多かったです。
序曲で目の覚めるような演奏をした後、協奏曲の“伴奏”では「気のない演奏」をして、休憩後の交響曲では、気合いの乗った、緻密な素晴らしい演奏をする…、そんな演奏会を、数多く聴きました。
したがって、この日もそれを心配していましたが、(←失礼ですよね、すみません)そのようなことは全くありませんでした。
ピアノとの音のバランスも良く、3楽章の最終部の強奏でも、ピアノの音をかき消すことなく盛り上げました。

山下さんのベートーヴェンはオーソドックスなもので、堂々たるもの。奇をてらったところはいっさいなく、4楽章の最終部分でも、決してオケをあおり立てることなく、悠然と曲を締めくくりました。
また、先ほど書いたように、第2楽章の“歌”は、本当にうっとりと聞き惚れました。

終演後の拍手では「ブラボー」の声もかかりましたが、本当に良い演奏だったと思いました。

前日に聴いた、テミルカーノフ/読響と二者択一を迫られたら、読響をとってしまうかもしれませんが、音楽というのは、比較して優劣を決めるという性格のものではないと思います。それに、推測ですが、読響とニューフィル千葉では、かけられるお金の額が桁違いに違うと思います。
山下一史さんのベートーヴェンを、良いオーケストラで聴けて、収穫でした。

終演後のロビーは、アンケート用紙に記入している人がたくさん!
アンケートの回収ボックスは、紙の山が出来ていました。
「来て良かった~」という顔をしている人がいっぱいでした。

私もアンケートを書きました。
「山下一史さんの指揮で、ベートーヴェンのツィクルスを企画してほしい」
「最低でも、山下一史さんの指揮で『田園』を聴きたい」
あの“歌う”弦と木管の音を、ぜひ『田園』で聴いてみたいものです。

ホールを出ると、楽団員が並んで「ありがとうございました」と挨拶をしていてびっくり。NHKの番組「クローズアップ現代」で札響がやっているのを紹介していましたが、ニューフィル千葉でもやっている(あるいは始めた)ようです。とっても感じが良いものですね。
欲を言えば、楽器を持って立っていてくれると、もっと良かったかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月19日 (土)

テミルカーノフ/読売日本交響楽団(2007/5/19)

2007年5月19日(土)18:00
東京芸術劇場
ユーリ・テミルカーノフ指揮
読売日本交響楽団

ピアノ:ウラディーミル・フェルツマン

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ブラームス:交響曲第4番
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)


ロシアの指揮者ということで、ついつい何かロシア的なものを期待してしまうのですが、聴いていくうちに、そういう先入観は無意味であることがわかりました。
プログラムの紹介文によると、前回の客演時にもドイツ・オーストリア音楽(「カルミナ・ブラーナ」「巨人」)を取り上げ、聴衆、批評家、楽員から絶大な支持を得たとのこと。

「音楽の友」6月号には、4月のスクロヴァチェフスキの演奏会の批評に「前任者によって築き上げられたこの楽団の精緻な合奏力が、わずか2週間のうちに消え去ってしまっていることには些かの危惧を抱かずにはいられない」というネガティブな論調の記事が載っていました。
でも、この日の演奏を聴いた限りでは、私は「絶好調を持続している」と感じました。奏者の大半が体を揺らしての熱演!
テミルカーノフの視線はあまりオケの方を向かず、半分以上は楽譜に目を落としていましたが、ときどき顔を上げたときの視線は鋭い。
こういう正攻法のドイツ音楽を演奏するのなら、今度はベートーヴェンを聴いてみたいものです。

前半のピアノ協奏曲の独奏のフェルツマンについても、数日前の朝日新聞にリサイタルの批評がネガティブな論調で載っていました。
いわく「「なるほど」と手を打ちたくなる瞬間があまりないのである」「有無を言わせぬ絶対的な説得力が、そこに欲しいと思った次第である」ですって。
でも、フェルツマンの演奏を聴くと「それがどうした」という気になってきます。音はきれいで、迫力があって、聴いていて楽しい。
ピアノが埋没することのない交響曲のようなピアノ協奏曲を、私は何の不満も感じずに聴き通しました。

交響曲の後には、アンコールにハンガリー舞曲第1番。
全てブラームスの曲で締めくくり、一貫性を保ったプログラムで、嬉しくなりました。

帰りの長いエスカレーターで「(読響が)アマチュアオーケストラのように(ひたむきに)演奏するなんて!」と話していた人が居ました。
良い演奏の後のロビーは、聴衆の顔がみんな輝いています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月15日 (火)

矢崎彦太郎/東京シティ・フィル(2007/5/15)

2007年5月15日(火)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール

矢崎彦太郎 指揮 東京シティ・フィル
ソプラノ:半田美和子
合唱:東京シティ・フィル・コーア

イベール:祝典序曲
オネゲル:交響曲第2番
プーランク:グローリア


まだウィーンの残り香から抜けきらない中、東京シティ・フィルの定期演奏会へ行ってきました。期待半分、心配半分でしたが、すばらしい演奏でした。

私は、オネゲル/交響曲第2番が好きなので、この演奏会は楽しみにしていました。
あと、矢崎彦太郎さんの指揮は聴いたことがなかったので、定評のあるフランスものを聴いてみたかったこともあります。

実は、2007/4/29のスクロヴァチェフスキ/読響の演奏会でもオネゲル/交響曲第2番が予定されていました。
チケットを持っていたのですが、ウィーンへ行くことにしたので行けなくなり、Yahoo!オークションで他の方に譲りました。
まあ、同じ時間(ウィーン時間の11:00)には、ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)で、ルイジ指揮のウィーン交響楽団を聴いていたので、不満はありません。

でも、久しぶりにオネゲルの交響曲第2番を生で聴きたかったので、この日のシティ・フィルの演奏会は楽しみでした。

お客さんの入りは5~6割くらい。空席が目立ちます。曲目があまりポピュラーではないので仕方ないのかもしれませんが、昨年の11月の、あのずばらしかった鈴木雅明さん指揮の定期演奏会も、同じくらいの入りでした。
でも、逆に、こういう曲目をわざわざ聴きに来るお客さんというのは、それなりに動機を持ってチケットを買っているはずで、みんな熱心に聴いている様子です。

最初のイベールの祝典序曲が始まって、その輝かしい音にびっくりしました。
「え?シティ・フィルって、こんな音出すの?」という感じ。
フランスものと言うと、上品なジャン・フルネの音や、透明感のあるようなシャルル・デュトワの音を思い出しますが、矢崎さんの音は、またちょっと違います。太陽の光を浴びているような明るい音です。

お目当てのオネゲルは弦楽合奏(+最後だけトランペット)ですが、この輝かしい音は弦だけになっても変わりません。この曲は、低弦が迫力のある音を出すのですが、それでも音は輝かしい。期待をはるかに上回る演奏で、「何で、もっと早く、矢崎さん指揮の演奏会を聴きに来なかったんだろう…」と思いました。
(実は、1月のティアラこうとう定期のチケットを持っていたのですが、風邪をこじらせて寝込み、行けなかったのですが…。)

休憩後のプーランクは、東京シティ・フィル・コーアの合唱が入りました。
合唱団は全員暗譜。練習が行き届いているようでした。
これもすばらしい演奏。
終演後の拍手は、オケが退場するまで、帰るお客さんが少ない。
熱心なお客さんが多かったようです。

オケの編成は第1バイオリンが14人の編成でしたが、プログラムを見るとシティ・フィルの正団員は第1バイオリンが8人。(コンサートマスター1人は別にして。)
と言うことは、第1バイオリンのうち5人(36%)がエキストラということになります。
エキストラは、比較的固定されているのでしょうか?
アンサンブルは、“臨時編成”のレベルではありませんでした。

来月は、高関健さんの指揮で、さらに大編成のはずのブルックナーの8番です。
残念ながら出張の予定が入っていて聴きに行けませんが、どんな演奏になるのか興味があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月11日 (金)

シュナイト/神奈川フィル(2007/5/11)

2007年5月11日(金)19:00
横浜みなとみらいホール

ハンス=マルティン・シュナイト指揮
神奈川フィル

ヴァイオリン:米元響子

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第2番


ウィーンの“後味”が残っている中、どうしようか迷いましたが、「シュナイト音楽監督就任記念公演」と銘打った、神奈川フィルの定期演奏会を聴いてきました。

神奈川出身の私にとって神奈川フィルは、いわばふるさとのオーケストラなのですが、なかなか聴く機会はありませんでした。
高校生の頃、自治体の主催する演奏会にはがきを出して、無料で聴いたことも覚えていますが、定期演奏会は10年以上前に、県立音楽堂での広上淳一さん指揮の演奏会を聴いて以来です。

平日の19:00開演なので、会社を定時に出ても絶対に間に合いません。
シュナイトさんの指揮を聴いてみたかったのと、曲目が好きな組み合わせ(作品番号も、協奏曲が77、交響曲が73と近いですね!)だったので、今回は休暇を取って聴きに行きました。

まず、米元響子さんのバイオリン協奏曲、すばらしかった!
20歳代前半の若い人の弾くブラームスとは、とても思えませんでした。
プログラムには「先生にはまだ早いと言われながらもどうしても弾きたくて手をつけた」と書いてあります。
また「今はコンチェルト、ソナタのレパートリーを増やすこと、(中略)に時間を費やしたいと思います」とも書いてあります。
経歴を見ると、ステージはずいぶんこなしているものの、現在もマーストリヒト音楽院でベルキンに師事しているようです。
そんな、半分学生、半分プロの人の演奏とは思えません。
想像でしかありませんが、きっと、シュナイトさんからの多くの触発を受けていたのではないでしょうか。
聴衆も、5回くらい、ステージに呼び戻しました。

休憩をはさんで、後半の交響曲はシュナイトさんの至芸がさえました。
椅子に座っての指揮ですが、ときどき腰を浮かせたり、1回だけ立ち上がったり。
でも、特別のことをしているわけでもなく、淡々と進んでいるようでいて、何とも言えないドイツの香りがただよいます。
先代の柳家小さん師匠の落語みたい!小さん師匠はドイツの香りではありませんが…
(^_^;)
終結部もかなり盛り上がりましたが、決して下品にならない。
正直言って、神奈川フィルの管楽器のセクションで、アンサンブルやハーモニーが微妙になったときが1~2回あったような気もします。
しかし、そんなことはどうでもよくなるような懐の深さでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 6日 (日)

ウィーン音楽旅行に役立ったリンク

ウィーンへ行く前の情報入手のために参考にしたページを書いておきます。

■ホール・歌劇場

ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)
(日本語のページあり)
http://www.musikverein.at/startseite.asp

コンツェルトハウス
(英語とドイツ語のみ)
http://konzerthaus.at/home_e

シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
(日本語のページあり)
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/intro.php

フォルクスオーパー
(日本語のページあり)
http://www.volksoper.at/Content.Node2/vop_intro.php

上記のうち、お奨めはコンツェルトハウスとシュターツオーパー。
ホールの内部が360度回転する動画で見渡せます。

コンツェルトハウスの動画
http://konzerthaus.at/konzerthaus_e/virtual_tour/
右側の「Great Hall」「Mozart Hall」「Schubert Hall」…というホール名をクリックして下さい。
開いたページの「1」「2」というボタンで画面を切り替えます。
Konzerthausweb1Konzerthausweb2





シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)の動画
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/home/haus/panoramatour_haus.php
「360° Panoramatour Wiener Staatsoper」をクリックして下さい。
開いたページに「1」「2」「3」というボタンがあり、「2」が客席のページです。
Staatsoperweb1Staatsoperweb2





■チケット予約


手数料をとって手配してくれる会社もありますが、私は席を選びたかったので、ネットで予約(クレジットカード決済)し、予約確認メールのプリントアウトを持参して現地窓口で受け取りました。
その結果、今回は全て通路側の席を確保することが出来ました。
(飛行機ではなく、演奏会場の話しです。)(^_^)

ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)とコンツェルトハウスは、それぞれのページから予約できます。

シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)とフォルクスオーパーは、以下のページから予約しました。
CULTURALL
(英語とドイツ語のみ)
http://www.culturall.com/
チケット予約のとき、私の操作の方法が悪いのかドイツ語しか表示されず、グーグル翻訳でドイツ語から英語へ翻訳しながら予約しました。(^^ゞ

チケットのネット予約に関して言えば、ウィーンは日本よりも進んでいると思います。
上記の4会場の全てが、シートマップ上の空いている席から、好きな場所を選ぶことができます。(特に、コンツェルトハウスは3Dに近い絵が出ます。)
日本で、シートマップから選べるのは、私の知っている範囲では、日本フィル、楽天チケット、ティアラこうとうくらいだと思います。

■ホテル

航空会社のホームページや楽天トラベルなどでもホテルを検索できますが、私は以下のページが大変参考になりました。(特に、APPLE WORLDのクチコミ情報)

APPLE WORLD
(日本語)
http://appleworld.com/apl/index.html

地球の歩き方
(日本語)
http://hotel.arukikata.co.jp/

ただ今回は、上記のサイトで十分に検討した後で、結局ホテルのサイトで直接予約しました。
(混むシーズンのためか、上記のサイトであまり空室がなかったため。)

■観光

ガイドブックの「地球の歩き方」を読むだけでも結構ボリュームがあったため、あまり隅々までは見ていませんが、以下のようなページがあります。

オーストリア政府観光局公式サイト
(日本語のページあり)
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/_area/540350/_subArea/540325/_subArea2/570991/_aid/589506/index.html

ウィーン市観光局公式サイト
(日本語のページあり)
http://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11771

ウィーン観光情報
(日本語のページあり)
http://www.wien-jp.com/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウィーンのお土産

私がウィーンで買ってきたお土産のことも書いておききます。
知人からは「私、これ、もらってない」と言われそうですが…。(^^ゞ

「ザッハートルテ」と「インペリアルトルテ」は定番ですので省略します。

CDやDVDは、またの機会に。
ウィーン・フィルのライブCDのことは下記に書きました。
http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/652cd_c824.html

写真のものはスーパーで買ったものです。
空港やお土産屋さんで買うよりもはるかに安いですし、それ以前にお土産屋さんでは手に入りません。
Img_1075




まず、左上がクノールのスープ。日本と同様に粉末にお湯を注いで飲みますが、日本とは違う種類のものが売っています。
買ってきたのは「ブロッコリー・クリーム」と「トマト・クリーム」。
日本人の味覚にも合うと思います。
スペース節約のために箱はバラしてたたんで、袋は別にして持って帰ってきました。

その右がウエハース。日本人には、やや甘さが強いかも…と感じました。

左下の赤い袋がナポリの「ドラジェ・ケクシー」。
ビスケットにチョコレートがコーティングしてあります。「地球の歩き方」には「食べはじめると止まらない」と紹介されていますが、確かにおいしかったです。日本でも売ればヒットするかも?

その右がお土産の定番のモーツァルト・チョコレート。
空港とかで箱に入ったものを買うと高いそうですが、スーパーで袋詰めを買えば安く上がります。
独特の香りがあり、日本のチョコレートとちょっと違います。

右下がバード・イシュルの「ハーブソルト」。
「地球の歩き方」によると、「塩の産地ザルツカンマーグートで取れた塩にオレガノ、バジリコ、ローズマリーなど7種類のハーブをミックスしたもの」とのこと。
これは、まだ味見していません。

(ウィーンに限らずですが)食べ物のお土産を買うなら、街中のスーパーの方が良さそうな気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 5日 (土)

第7日~第8日 JALで成田へ

2007年5月4日(金)~5日(土)
日本航空(JL408)
フランクフルト21:05→15:20成田

(飛行時間:11時間15分)(日本時間4:05→15:20)

5月5日到着便なので満席を予想していましたが、後ろの方は空席がありました。
私も後方の通路側を予約していたので、隣に人は来ませんでした。
エコノミーでも隣に人が来なければ、11時間の飛行時間の苦痛は半減したようなものです。前の席との距離はいかんともしがたいですが、半分ビジネスクラスみたいなものです。
嬉しかったですけど、逆に「ゴールデンウィークなのに、JALは大丈夫なの?」と心配になりました。

機内でのスチュワーデスさんの対応にも、ちょっと不満がありましたが、ホームページからクレームレターを出して、お詫びのメールを受領したので、ここでは書きません。
ただ、教訓として、サービスに不満があった場合は、その乗員の名前を覚えておくと良いようです。(私は、今回、覚えていなくて、人を特定できませんでした。)

フランクフルトの離陸は21時45分くらい。
滑走路へ向かう途中でずいぶん待たされました。
離陸後に機長から「成田到着が30分遅れる見込み」とのアナウンスがありました。
長距離路線はさすがに滑走距離が長い。
短距離で小型機のオーストリア航空とはずいぶん違います。

離陸後に供された「ゆずのジュース」が懐かしい。
食事で出て来たチキンカレーの味が懐かしい。

こうして成田行きのJALの機内の人になると、周りも日本人が大半で、もう外国にいる気分ではありません。
この数日間のウィーンでの出来事は夢の中の出来事のようです。
でも、ウィーンで聴いた「ウィーンの音」は、頭の中に残っています。

今回は、5日間で8つのプログラムを鑑賞しました。
さすがに音楽の都、ウィーン。
魅力的なプログラムが、複数の会場で同時に行われているため、選択をする際には、何通りか案を作って、プランニングを楽しませてもらいました。
今回聴きたくて聴けなかったのが、フォルクスオーパーの「魔笛」、アルバン・ベルク四重奏団、シュターツオーパーの「ダフネ」(ビシュコフ指揮)、「ラモンメールのルチア」(グルベローヴァ出演)、そしてウィーン・フィル(アーノンクール指揮)。
それでも、十分に堪能しました。
「こうもり」の楽しい調べ。
ムジークフェラインにとどろいたブルックナーの8番。
「さまよえるオランダ人」の“ウィーン・フィル”の音。
シューベルトのピアノ・ソナタ。
シューマンのピアノ三重奏曲。
音の断片が頭の中を駆けめぐります。

帰りの飛行機で聴く音楽も、ネットワークウォークマンの中に入れてきたのですが、頭の中に残っている「ウィーンの音」を消したくありません。
結局、帰りの飛行機の中では、ネットワークウォークマンも聴かず、機内のオーディオ・プログラムも聴かず、ただ、ひたすら、飛行機の轟音を聞きながら、頭の中に飛来する「ウィーンの音」の余韻に浸りながら過ごしました。

成田に到着後、サテライトから本館に向かうシャトルが通勤電車並みのギュウギュウ詰めで、初めて「ゴールデンウィークの帰国ラッシュ」を実感しました。
しかし、入国手続きもあまり並ばず、預けた手荷物もスムーズに出て来て、ここでもちょっと拍子抜けでした。

自宅に到着後にデジカメで撮ってきた写真の枚数を調べたら、総数はなんと1073枚もありました。
似たような写真や出来の悪い写真を省いても601枚。未だに印刷せず、パソコンの中にしまってあります。
先ほど書いたように、ウィーンでの数日間の出来事は、まるで夢の中の出来事だったかのようです。
しかし、記憶と共に写真は歴然と残っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 4日 (金)

第7日(4)フランクフルトでの乗り継ぎ

2007年5月4日(金)
フランクフルトの空港で、オーストリア航空の発着する第1ターミナルから、JALの発着する第2ターミナルにシャトルで移動しました。

来るときは気がつきませんでしたが、シャトルの2両の車両は、“入国前”と“入国後”で分かれているようです。ホームにも仕切りがありました。
Img_1064




私は、EUシェンゲン加盟国のオーストリアからですので“入国後”の方です。
つまり、時間さえあれば、空港から外に出てフランクフルトの市内まで往復するのも自由な身分です。
これから、JALに乗る前に、搭乗券をもらい、出国手続きをすれば良いだけの話しなのです。
あまり難しく考えなくても良いのですが、乗り継ぎで時間の制約があり、ターミナルの移動があるので、つい難しく考えてしまっていました。
第2ターミナルでシャトルを降りると、扉のところで係員が搭乗券をチェックしていますが、私は搭乗手続き前なので、一度下の階へ降りて、(乗り継ぎカウンターではなく)通常のチェックインカウンターで搭乗手続きをしました。
Img_1062




ウィーンのことがあったので、念のため係員に「重いけど機内持ち込みOKか?」と訊いたら、重さを量ってくれて「OK」とのことでした。

再び、上の階に戻り、扉のところで搭乗券を見せて中に入ります。
出国審査の後はセキュリティーチェック。
今回はペットボトルも持っていないし、歯磨きやハンドクリームのチューブは預けてしまっているので、来るときのように叱られませんでした。
しかし、金属探知機がめちゃくちゃ敏感で、ほとんどの人がひっかかっていました。
私も、また靴を脱がされて調べられました。

ようやく解放され、税金の払い戻し手続きをする窓口に行きました。
成田空港でも受け取れるようですが、時間があるので、ここで受け取っておくことにしました。
帰ってくるのは税金の全額ではなく手数料が差し引かれていますが、それでも20ユーロも返ってきました。
ウィーンの物価高で金銭感覚は狂っていますが、受け取っておくべき額であることは間違いありません。
未使用であることを確認するために「買った品物を見せろ」と言われることもあるそうなので、そのまま未開封で持ってきましたが、「見せろ」とは言われませんでした。

JALの搭乗口付近のベンチで、CD-ROMの箱をばらし、CDのボックスもばらし、荷物を詰め直しました。空いたスペースには、ジャケットを「どうせクリーニングに出すのだから」と、たたんで詰め込みました。

オーストリア航空を降りてからJALの搭乗口までは、来るときと同じ1時間くらいで着きました。
しかし、帰路は余裕を見て乗り継ぎ時間を3時間にしておいたので、のんびり出来ました。
フランクフルトは、20時を過ぎても、夕方のように明るいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第7日(ウィーン第6日)(3)オーストリア航空でフランクフルトへ

2007年5月4日(金)
オーストリア航空(OS515)
ウィーン16:20→17:55フランクフルト

(日本時間0:20→1:55)(飛行時間:1時間35分)

「ウィーン中央駅」からCAT(シティ・エアポート・トレイン)で空港へ向かいました。
CATは3両編成。1両は電気機関車で客車は2両です。2階建て車両ですが意外と短いですね。
Img_1007Img_1008Img_1009




Img_1010Img_1011Img_1033




運賃は9ユーロ。リムジンバスは6ユーロなので、リムジンバスを使う人が多いのかもしれません。
発車後、車掌が検札に来ました。ウィーンに来て乗った電車で、初めての改札でした。
スピードはそんなに速く感じませんが、途中駅に停車しないので、空港駅までの所要時間は16分です。

空港の地下駅から搭乗口までは、途中一箇所で航空券を見せただけで、スムーズに着きました。30分もかかっていないと思います。
Img_1044Img_1052




しかし、搭乗口には「8kg」という文字の書かれたポスターが貼ってあり、荷物を取り上げられました。
「追加料金か?」と訊いたら「違う。しかし重すぎる。」と言われました。
機内持ち込みは不可で、貨物室に入れるようです。
荷物の預かり証を渡され「フランクフルトのターンテーブルで受け取れ」とのこと。
JALに乗り継ぎをするのに、ターンテーブルで受け取れるのかと不安になりました。

預けた後でパソコンが入っていたことを思い出し、搭乗口に戻ったら、鞄は床に置いてありました。(私の荷物の他にもうひとつありました。)
「ラップトップのキャリーオンはOKか?」と訊いたら「OK、OK、カメラは入っていないか?」と荷物の預かり証も見ないで、渡してくれました。
まあ、東洋人は私一人ですから、チェックするまでもないのかもしれませんが…。
こうして、結局、パソコンは小脇に抱えて搭乗する羽目になりました。

おまけに(係員のミスのはずですが)搭乗口で搭乗券を切り取らず、搭乗後、出発直前に、地上係員が私の座席に「ミスター・○○、搭乗券を!」と追いかけてきました。
(恥ずかしかった。)
さらに、搭乗券に挟まれていた荷物の預かり証まで持って行ってしまいました。(それに気がついたのは離陸後…)

飛行機は今回も、通路を挟んで両側3列の小さい飛行機。ほぼ満席です。
今回は、フランクフルトで3時間の乗り継ぎ時間をとって余裕があったので、窓側の席に座りました。

ウィーンからフランクフルトの飛行時間は、正味45分ほど。
所要時間の半分が地上滑走(それもフランクフルト)が占めています。
それでも軽食が出るので、慌ただしい。
その軽食がおいしいのは、来るときに知っています。
しかし、カフェ・モーツァルトでの昼食で満腹でしたので、残念ながらパンは断りました。(もらってポケットに入れる勇気はなかった。)
箱に入った軽食は、マヨネーズであえたようなマカロニサラダとヨーグルト。
満腹だけどおいしい。
オーストリア航空は食事もおいしいし、係員も感じがよいので、機会があれば、日本からの直行便に乗ってみたいと思いました。

フランクフルトに着陸後、滑走路を横切るために、しばらく待たされました。
目の前を2機の飛行機が大きな音をたてて離陸した後、ようやく到着しました。

さて、これからJALに乗り継ぐというのに、無事に荷物を受け取ることが出来るのか?
どこで荷物を受け取ればよいのか?
さらに、(係員のミスで)荷物の預かり証を取り上げられており、大丈夫か?
…と不安でいっぱいでしたが、おそるおそる、第1ターミナルのターンテーブルへ行っていると、私の鞄が真っ先に出て来ました。
また、預かり証をチェックする係員も居ません。
心配していた割には、あまりにもあっけなく、荷物を手にすることが出来ました。

しかし、ターンテーブルまで来てしまったので、逆戻りは出来ず、いったん建物の外に出てかなり歩き、JALの発着する第2ターミナルへ向かうために、シャトルの乗り場を目指しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第7日(ウィーン第6日)(2)ウィーンで最後の昼食

2007年5月4日(金)昼
ウィーンで最後の昼食は、実はこの日も和食が食べたくなったのですが、日本に帰る日に和食も芸がないので、5月1日に行っておいしかったカフェ・モーツァルトにもう一度行きました。
Img_0996Img_0997




ウェイターは私の顔を覚えていてくれました。
英語併記のドイツ語のメニューを見ていたら、日本語併記のメニューを持ってきてくれました。やはり日本語併記は嬉しいです。
「今日がウィーン最後の日で、これから空港に行く」と言うと「良い滞在だったか?」と訊かれました。
会計を済ませて「さようなら」と言うと、握手まで求められて「また来て下さい、私を覚えておいて下さい」とまで言われました。
空港へ行く前の最後のお店の選択に、自分の店を選んで再訪してくれたのが嬉しかったのでしょうか。

実際、ここの料理はおいしいです。
前回食べたグーラシュ(Gulyas)をもう1回食べたいところですが、食べたことのない「ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)」という料理を注文しました。
「地球の歩き方」には、「スパイス入りのビーフブイヨンでゆでた牛肉。リンゴムースと、アプフェルクレンという西洋ワサビをすりおろしたソースをつけて食べる」とあります。
これもおいしかった!
先日のグーラシュとときもそうでしたが、一口食べたとたん、体の力が抜けました。
思わず、体が前のめりになります。
ケーキは「トプフェンシュトゥルーデル(Topfenstrudel)」というものを注文しました。「地球の歩き方」には、「カッテージチーズを薄いパイ皮に包んで焼いたお菓子」
これもおいしかったですが、ケーキも大きく、料理の量も多かったので、少し残してしまいました。

途中で和食回帰しながらも、食べたかったオーストリア料理、食べたかったケーキ、飲みたかったコーヒーが飲めて満足でした。

重い荷物を持って「ウィーン中央駅」に戻り、もう荷物はいっぱいですが、スーパーで「ハーブソルト」(ハーブ入りの塩)を買い、鞄に詰め込みました。
2つ買っても3ユーロ程度と、お土産としては安いものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第7日(ウィーン第6日)(1)ウィーンで最後の朝

2007年5月4日(金)午前
ウィーン最終日の朝も、例によって5時に目が覚めました。
荷物を整理し、シャワーを浴びてから、ホテルの朝食を食べました。

「朝食は控えめに」と毎日思うのですが、ついつい、いっぱい食べてしまいます。
満腹で9時過ぎにホテルを出ました。

このホテルの朝食はバイキングで、それなりにおいしいのですが、ハム、ソーセージ、スクランブルエッグやパンなどは毎日代わり映えがしなくて、6泊のうち後半の3日くらいは飽きてきました。
ホテルの朝食はパスしてカフェで朝食というのもひとつの手だなと思いました。
しかし、コーヒーのがぶ飲み、おかわりが出来るし、ジュースも飲めるので、ホテル朝食にはそれなりのメリットはあったと思います。
また「朝食をしっかり食べて、昼食の時間を14時頃にずらす」という、夜の鑑賞に備えた生活習慣のためには、ホテルのバイキングはメリットがあると思います。
このホテルの朝食の料金は9ユーロでしたが、カフェの朝食がこの範囲でおさまるかどうかは、試していないのでわかりません。

この日は、ホテルを裏口から出てみたら、ミュージカルのライムライト劇場が至近距離にありました。
Img_0974Img_0961_2




「近くにあるはず」と思いながら、ずっと場所がわかりませんでしたが、表通りから一本はいった通りにありました。。(しかも、ホテルの窓から見えていた!)
劇場の周りを歩いてみましたが、意外に小さい。
フォルクスオーパーよりも小さいのではないでしょうか。
「レベッカ」というミュージカルを上演しているようです。地下鉄の駅とか街中にもポスターが貼ってありました。
Img_0691




その後、いつものルートで「カールスプラッツ駅」に向かいます。
結局、ウィーン・フィルのオフィスへ行ってみました。
Img_0215
Img_0380
Img_0381




ライブCDは昨日、国立歌劇場のショップの「アルカディア」で買いましたが、ブーレーズのDVDが気になっていたので、結局行ってみました。
先客として来ていた日本人の女性の方と、小澤征爾さんの「さまよえるオランダ人」の話しで盛り上がりました。
その方は、アーノンクール/ウィーン・フィルを聴いてから帰国されるとのこと。
うらやましいです。
DVD2枚、CD1枚を現金で買って、手持ちのユーロは10ユーロになりました。

その後、ホテルザッハーに行って、ケーキ(ザッハートルテ)を買いました。
発送も出来るようですが、ここまで荷物が増えたら誤差みたいなものなので、持って帰ることにしました。
Img_0994





ホテルに着いたのはほぼ予定通りの11時。
40分ほどで最後の支度をして定刻の12時少し前に、チェックアウトしました。
Img_0571




結局、空港まではCATを使うことにして、市電と地下鉄を乗り継いで、「ウィーン中央駅」に向かいました。
フランクフルトまではオーストリア航空なので、シティ・チェックインが出来ます。
飛行機の出発は16:20で、出国手続きは乗り継ぎ地のフランクフルトで行うので、結構時間には余裕があります。
鞄のうちひとつだけ預けて、パソコンの入っている鞄は重いですが預けませんでした。
コインロッカーは予想通り全て「使用中」で、使えませんでした。

重い荷物を持って、ウィーンで最後の昼食を食べに、ウィーンの中心部に戻りました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 3日 (木)

第6日(ウィーン第5日)(4)♪フォルクスオーパー『こうもり』

2007年5月3日(木)19:00
フォルクスオーパー
ヨハン・シュトラウス2世/喜歌劇『こうもり』


一番最初に旅行のプランニングをしたときは、5月3日にウィーンを発って帰国する計画でした。1日延ばしたのは、この『こうもり』を聴くためです。
(さらに2日延ばして5月5日のアーノンクール/ウィーン・フィルを聴くという選択肢もありましたが、さすがにそこまでは出来ませんでした。チケットは買おうと思えば、正規ルートで定価で買えましたが…。)

昼間の町歩きの後、ホテルに帰ってひと休みし、夕方にフォルクスオーパーに向かいました。「ウィーン西駅」周辺のホテルの良いところは、フォルクスオーパーにも地下鉄1本で行けることです。
その地下鉄6号線(U6)はかなり混んでいます。
Img_0828




地下鉄なのに路面電車の車両が走っているのが面白い。路面電車の車両と普通の地下鉄の車両が連結されているものもあります。しかも、私の乗った区間では、大半が地上を走っていました。「西駅」から6駅目で、フォルクスオーパーの最寄り駅に着きました。ウィーンにしては、かなり長距離を乗った感じがしました。

まだ時間があるので、劇場の周りを一周してみたり、写真を撮ったりして過ごしました。
Img_0840_1
Img_0836_1




ウィーンの中心部からはかなり離れている場所ですが、周囲はにぎやかなところです。
開演前は、かなり頻繁にタクシーが観客を乗せてきます。地下鉄や路面電車の駅もすぐ近くなのですが、ウィーンの中心部から来る人はタクシーで来る人が多いのでしょう。
終演後もタクシーが何台か客待ちしていました。ムジークフェライン、コンツェルトハウス、シュターツオーパーでは見られなかった光景です。

Img_0866
Img_0885
Img_0868




開演前にロビーで、シーズンプログラムと今日のプログラムを、それぞれ1冊ずつ買いました。
シーズンプログラムの中に、2008年5月の日本公演について書かれた2ページを見つけました。演目はこの日と同じ『こうもり』と、スッペの『ボッカッチョ』(Boccaccio)、フロートー(Flotow)の『マルタ』(Martha)という珍しい演目が予定されています。
会場は東京文化会館とあり、「1961年に開館」のようなことが書いてあるようです。
「1982年、1985年、1989年、1993年、1999年にも日本公演を行った」というようなことも書いてあるようです。私は、神奈川県民ホールで、カールマンの『チャールダーシュの女王』を観た記憶があります。あれはすごかった!
Img_0893Img_0919Img_0920




この日の席は、1階席12列目のやや右寄り。価格は50ユーロです。
シュターツオーパーの5階席とほぼ同じ。安いですね。
(PARKETT RECHTS  Row:12  Seat:11)

Img_0887Img_0905




今日も日本人が多い!
席についたら隣も日本人。特に話しかけることはしませんでしたが、一生懸命に(?)フッフッフッと笑っていて(笑おうとしていて?)、感心しました。
オペレッタはセリフが多く、私はドイツ語がわからないので、なかなか笑うことが出来ませんでした。会場がドッと沸いているときにキョトンとしているのも、ちょっとつらいものです。(その隣の日本人も、演技の仕草では笑っているものの、セリフでは笑っていないようでした。)
字幕は舞台上方に映写されで、1階席からは見にくいです。
日本のように、舞台の両サイドにある方が見やすいのですが、縦書きが出来る日本語と違って、縦書きの出来ない英語、ドイツ語では無理ですね。
それに、日本のようにセリフ全部を字幕で映写しているわけではなく、時々「○○が□□している」というような説明だけになっていたりします。

それから、20代の頃に、カルロス・クライバーの『こうもり』のレーザー・ディスクを繰り返し繰り返し見過ぎて以来、なかなか『こうもり』の実演は心から楽しめません。
日めくりカレンダーの31日をめくると32日が出てくる場面など、一回笑えば、次からはもう笑えません。

そうは言うものの、「私の妻」「いや、彼の奥さん」「彼の奥さんは私の妻だ」「君たちは奥さんを共有しているのか?」などと言う場面は、私でもドイツ語で多少わかったので、知っていても、思わずニヤリと笑ってしまいました。
セリフがわかれば、何回観ても楽しいのかもしれません。

…と、ややネガティブなことを書き始めてしまいましたが、音楽は文句なしに楽しかったです。本当に「楽しい」という言葉がピッタリの音楽。オペレッタを上演する喜びに満ちた演奏、演技、歌唱でした。

会場の音響は、ここでも残響はあまりありませんが、ホールが小さい分、シュターツオーパーより良い響きに感じました。
でも、外を路面電車が通ると、ゴーっという音が劇場の中にも聞こえました。これはウィーンに来て初めての経験です。「ムジークフェラインも外の音が聞こえる」と聞いたような気もしますが、私の聴いた2つの演奏会では、全く気がつきませんでした。もっともムジークフェラインは、この劇場のように、すぐ真横を路面電車が走っているわけではありません。

オーケストラのコンサートマスターは見覚えがありました。
お正月にサントリーホールで開催されている、フォルクスオーパー交響楽団のニューイヤーコンサートに一度だけ行ったことがありますが、そのときもこの人だったような気がします。そのときは、コンマスが(オケのメンバーがノラないので?)結構いらだっていました。私もそのときの演奏は、音が固くて今ひとつに感じましたが、この日の演奏は音楽が生き生きとしていて、とても良かったと思います。コンマスも、この日は、にこやかな顔をしていました。
音色は、ウィーン・フィルのような音ではなく、やや荒い、いわゆる歌劇場のオーケストラの音ですが、歌劇場のオケがノッたときの演奏は本当に楽しいです。
ロビーにオケのメンバーの写真と名前が貼られていましたが、日本人女性が2人含まれていました。
Img_0899_2




ここでも指揮者の登場する前に、3回電子音が鳴ります。この仕組みがないのは今回の旅で訪れた会場のうち、コンツェルトハウスだけでした。

『エレクトラ』『さまよえるオランダ人』と、休憩無しのオペラを2晩観ましたが、この日は幕間の休憩が2回あります。
休憩時間は20分程度だったでしょうか。
ロビーが狭いため、劇場の外にも人があふれます。
雨の日とかはどうするのでしょう?
Img_0925Img_0930Img_0936




目の前のカフェにも人がたくさん入って、“フォルクスオーパーのロビー”状態です。
Img_0952




拍手は早いです。まだ音楽が鳴っていても拍手が始まることがありますし、幕が降り始めるとすぐに拍手が始まります。
また、演奏中、小声でおしゃべりをしている人もいます。
序曲の時など、2階席の方から、まだしゃべっている声が聞こえました。
学生っぽい若い人の団体(欧米人)も来ていましたので、もしかしたらその人たちかもしれません。
みんな、うるさいことは言わず、気軽にオペレッタを楽しんでいる感じでした。

休憩時間に、ロビーでフォルクスオーパーのライブCDを2枚買いました。
「Operette live」と「Operette live2」というCDです。
オーストリア放送協会によるフォルクスオーパーでのライブ録音のようです。
日本に帰ってきて聴いてみると、これが大当たり。楽しい。音も結構良い。
『こうもり』も入っているし、カールマンの『チャールダーシュの女王』も入っています。

2008年の日本公演は、ぜひ観に行きたいと思いますが、チケットの値段はいくらでしょう?
S席がこの日払った50ユーロということは、絶対にないと思います。(^_^)

この日は、「ウィーン西駅」の近くの中華料理屋に行くことも考えていましたが、結局、また、「ウィーン西駅」のスーパーでサンドイッチを買ってホテルに帰りました。
ずっとおいしかったのですが、この日だけはパンが古かったのかパサパサしていて、あまりおいしくありませんでした。最終日にしてハズレでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第6日(ウィーン第5日)(3)ウィーン中央駅と2回目の和食

2007年5月3日(木)午後
翌日の帰国時に空港まで行くのに、リムジンバスを使うか、CAT(シティ・エアポート・トレイン)を使うか、最後まで迷っていました。

ホテルを「ウィーン西駅」の近くにした理由のひとつは、リムジンバスの発着地だからです。荷物が多いときには重要ですね。

でも、せっかくの機会だから、CATにも乗ってみたいです。
CATの発着する「ウィーン中央駅(Wien Mitte)」は、スターアライアンスはシティ・チェックインが出来ます。早めにチェックインして荷物を預けてしまえば、その後身軽に動き回ることが出来ます。これはこれで便利です。
来るときは荷物は預けず、機内持ち込みで来ましたが、帰りは荷物紛失時の影響度が小さいので預けてしまうという手もあります。
しかし、持ってきている鞄は2つなので、パソコンの入っている鞄は預けられません。

とりあえず、ウィーン中央駅に様子を見に行くことにしました。

まず、CAT乗り場をチェック。
Img_0781Img_0775




オーストリア航空のシティ・チェックイン・カウンターの横に券売機があります。クレジットカードも使えるようです。
ホームにも降りてみました。(改札口がないので、ホームも出入り自由です。)
Img_0779_1




Sバーンという通常の国鉄の各駅停車とは、線路は同じでもホームは分かれています。
線路が同じでホームが違うのは日本の秋田新幹線みたいです。
香港のエアポート・エクスプレスもそうですね。
でも、改札がないのに分けているのも面白いです。

ついでにSバーンの駅にも行ってみました。
Img_0794Img_0792




もうひとつ気がついたのは、コインロッカーが非常に少ないこと。
全部「使用中」でした。この様子では明日も使用は無理でしょうね。

あとSPARというスーパーがありました。
Img_0789




日曜日は休みで平日も19:00までの営業ですが、「西駅」のスーパーがコンビニくらいの大きさなのに対して、ここは大きく、衣料品や鞄なども売っています。
爪が割れたので、ここで小さな爪切りを買いました。1.99ユーロです。
お土産屋さんで「モーツァルトの爪切り」でも売っていれば記念に買っても良かったのですが、そういう実用的なものはありませんでした。

とりあえず百聞は一見にしかず。目的は達しました。

「ウィーン中央駅」から地下鉄で「カールスプラッツ駅」に戻り、「地球の歩き方」に載っていたJAPANESEという和食屋さんに行きました。
13時を過ぎているせいか、他にお客さんは居ませんでした。
Img_0988Img_0989




店員さんは日本人。
ランチが7ユーロと安いです。
ランチの中から「鶏の照り焼き丼」を注文しましたが、おいしかった!
お米は日本のお米とはちょっと違うようでしたが、気になりませんでした。
タイ米ではなく、台湾あたりで出てくるお米に似ていました。
この種類のお米も、私は結構好きです。
何よりも、この値段でこれだけおいしいのですから文句はありません。
単品で「おひたし」と「もやしのピリ辛」も追加で頼みました。生き返った気分です。

店内は日本のポップスが流れていて、ここがウィーンであることをしばし忘れます。
「もっと早く来れば良かった」と思いました。
しばしの間、日本に居る気分でリラックスして過ごしましたが、一歩店の外に出れば、ムジークフェラインが目と鼻の先に見えます。ここはウィーンです。
Img_0991

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第6日(ウィーン第5日)(2)ウィーン・フィルのライブCD

2007年5月3日(木)午前
散歩しながらウィーンの中心部に出て来ましたが、出て来た主目的はウィーン・フィルのオフィスでライブCDを買うことです。
全部で12枚。
下見をして、ショーウィンドウに陳列されているものをデジカメで写真に撮り、ホテルでどれを買うか検討しました。
でも、日本では見たことがなかったので、この機会を逃すと、もう手に入れる機会はないかもしれないと考え、全部買うことにしました。
Img_0367




以下、そのCDの内容です。

アーノンクール(指揮)
モーツァルト:交響曲第31番、シューベルト:交響曲第4番

カラヤン(指揮)
モーツァルト:交響曲第41番、シューマン:交響曲第4番

クラウス(指揮)
ニューイヤーコンサート1941

ショルティ(指揮)
モーツァルト:交響曲第39番、ベートーヴェン:交響曲第8番

バレンボイム(指揮、ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番、
ラヴェル:スペイン狂詩曲、道化師の朝の歌、
亡き王女のためのパヴァーヌ

マゼール(指揮)
モーツァルト:交響曲第29番、ブラームス:交響曲第1番

ムーティ(指揮)
モーツァルト:交響曲第40番、プロコフィエフ:古典交響曲、
シューベルト:交響曲第6番

メータ(指揮)
モーツァルト:交響曲第32番、Rシュトラウス:イタリアから

ヤンソンス(指揮)
モーツァルト:交響曲第33番、ベートーヴェン:交響曲第2番、
Rシュトラウス:ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

ベーム(指揮)
モーツァルト:交響曲第34番、Rシュトラウス:ドン・ファン、ブラームス:ハイドン変奏曲

ラトル(指揮)、ブレンデル(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番、ベルク/ルル

ワルター(指揮)
モーツァルト:交響曲第40番、マーラー:大地の歌


当初、ウィーン・フィルの事務所で見たときには、1枚16.5ユーロでした。
12枚で198ユーロです。

しかし、この日、ウィーン・フィルのオフィスに行く前に、国立歌劇場のショップ「アルカディア」に入ってみたら、そのCDが売っていました。
しかも、値段が安い。
クレジットカードも使えるし、TAX FREE(免税)の書類も作ってくれる。
ここで買うことにしました。
もっとも、両替してしまって現金を持っているのでので、支払いは現金にしました。
レジに持って行くと「単品ではなくボックスで買うと安い」と言って、ショーウィンドウの中からボックスセットを出してくれました。
正確な値段を書いたメモがいま見つからないのですが、国立歌劇場を紹介するCD-ROMも一緒に買って179.5ユーロでした。
しかもTAX FREEで出国時に20ユーロ返ってきました。

そういうわけで、偶然にも安く買えたCDですが、実は帰国後1ヶ月になるというのに、まだ聴いていません。
BGM的に聞き流すのがもったいなくて、時間が取れたときに、じっくり聴こうと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第6日(ウィーン第5日)(1)ウィーンでの両替、マリアヒルファー通りから王宮へ

2007年5月3日(木)午前
この日はウィーン5日目です。音楽鑑賞はこの日の「こうもり」が最後。
翌日の午後にはウィーンを離れなければなりません。

前日の昼食に和食を食べたおかげで体調も戻り、午前中から市内散歩に出かけました。

まず、ユーロの残りが少なくなってきたのと、ウィーン・フィルの事務所でCDを買うのであればカードが使えないので、「ウィーン西駅」の両替所で両替をしました。

昨日見た中心部(ケルントナー通り)のレートがは1ユーロ=169.99円でしたが、ここでは166.55円です。帰国した5月5日の成田空港の両替所のレートは1ユーロ=167円でした。「ウィーンの両替はレートが悪いので、日本で両替していった方が良いというのは、ある程度正しいと思います。ただ、西駅の両替所はそれほどレートが悪くはないようです。
ちなみに、出発前の4月22日に日本で両替したときは、(成田空港の両替所と同じチェーン店で)165.7円でした。

ちなみに、日本での出発前の両替は、今回、初めて街中の両替所を使ってみました。
Travelexというチェーンで、土日も営業しているところが多いのと、JCBカードで外貨が買えるので、今後も機会があれば利用してみたいと思います。
http://www.travelex.jp/shop/

その後、ウィーン西駅」周辺を歩いてみました。
Img_0678 




「ウィーンは電池が高い」との事前情報がありましたので、電気屋さんの店頭に積んである電池を見てみました。
「バッテリー・ハイエナジー」と書いてある商品が、単3×8個で6.99ユーロでした。細かくチェックはしませんでしたが、たぶんアルカリ電池だと思います。
安くはありませんが、ウィーンの物価(カフェで食事をして40ユーロとか)を考えると、まあまあ許容できる範囲だと思いました。
もっとも、今回は、ウィーンの事情がわからないので念のため電池の予備を多めに持ってきましたし、パナソニックのオキシライド乾電池は持ちが良いので買わなくて済みそうです。

それから、結局行きませんでしたが、「地球の歩き方」に載っていた中華料理の「青島」というお店の場所をチェックしました。
西駅付近では有名なホテル「Mercure Wien Westbahnhof」の隣にも、別の中華料理店がありました。

その後、ショッピング街で有名なマリアヒルファーを歩いてみました。
Img_0700
Img_0712
   




最初、地下鉄の一駅くらいのつもりでしたが、歩き始めたら楽しくて、結局、王宮まで歩いてしまいました。地下鉄の駅で3駅分くらいです。良い散歩になりました。
私は特に買うものはありませんでしたが、ウィンドーショッピングの好きな人には良いと思います。

当初、王宮の観光はしない予定でしたが、来てしまいましたので、外から眺めました。
中に入れば入ったで楽しいのでしょうが、天気も良いので、こうして外から眺めるだけでも十分に楽しいです。

Img_0724Img_0729




Img_0733Img_0742




今回の旅は音楽鑑賞が主目的なので、いわゆる観光客が行く観光は最小限にしました。
シェーンブルン宮殿も、ベルベレーデ宮殿も、市立公園もパス。
美術館は、聴くところによると、真面目に見て回ったら一週間では回りきれないという情報もありましたので、いっさい行きませんでした。
しかし、偶然とはいえ、外からだけでも王宮を見ることができて、良かったと思いました。

王宮から国立歌劇場に向かってみると、ものすごく近いことに気がつきました。
一昨日に来たオペラ座ミュージアムの入り口から王宮の入り口は至近距離。
こんなに近いなら、もっと早く来ても良かったですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 2日 (水)

第5日(ウィーン第4日)(4)♪小澤征爾/ウィーン国立歌劇場「さまよえるオランダ人」

2007年5月2日(水)19:30
シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
指揮:小澤征爾
ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」

Img_0593_1




本日の当日券売り場には「Sold Out」の文字。
出発前、インターネット予約サイトで見ていたら、小澤さんのウィーン復帰初日の4/29(私がムジークフェラインでヤンソンスを聴いていた日)は、早々と売り切れましたが、2日目のこの日のチケットはずっと残っていたので、「あれ?意外と人気がないのかな?」と心配していました。しかし心配は不要でしたね。
(入場してみると、5階席両脇の立見スペースには、多少空きがあったようですが、座席と立見は別枠なのでしょう。入り口も違いますし。)
Img_0649_4Img_0650_6   




前日は5階席でしたが、この日の席は1階席中央通路のすぐ後ろの左寄りです。
(PARKETT LINKS Reihe: 14 Platz: 3)
上から3番目のランクの席で、95ユーロでした。今回の8公演のチケットのうち、唯一10,000円をこえた公演です。それでも日本での外来オペラの公演に比べれば、めちゃくちゃ安い。オーストリア政府の補助を受けている歌劇場で、オーストリアに税金を払っていない日本人が、こんなに安く極上の演奏を聴くのは、ちょっとだけ申し訳ない気分になりました。
この席でも、やはり、あまり残響のない、新国立劇場よりは東京文化会館に近いデッドな感じの音でしたが、5階席よりもバランスが良く、かつ大きい音に感じました。

この劇場は、前の席の背もたれの所に字幕表示装置がついていますが、この日の席の前は中央の通路なので、きっと字幕はない席なのだろうと予想していました。でも、この席の場合は、椅子の下から表示装置を引っ張り出して、手に持って見るようになっていました。私は、最初だけ手に持っていましたが、字幕表示装置を見ていたら舞台を見れませんので、すぐにしまいました。
Img_0650_1 Img_0657_1




それにしても、この日の会場は、日本人が多いこと!
ウィーンに来てから7回目のコンサート(オペラ)ですが、今までで一番日本人が多いでしょう。2階のロージェ(6人個室のボックス席)などは、1列目は半分以上が日本人だったような気がします。
昼間のモーツァルトザールのコンサートでは、日本人は皆無で、来てはいけないところに来てしまったような気がしましたが、夜は全く逆です。さすがは小澤征爾さん!
そういう自分も(それだけが目的とは言いませんが)小澤征爾さんが目当てでウィーンに来ています。
Img_0656_1




一度席についたものの、まだ時間があるので、左側の通路でオーケストラピットの前まで行ってみました。(さすがに中央の通路は遠慮しました。)(^^ゞ
背中が見えるコンサートマスターはキュッヒルさんのようでした。

チューニングが終わり、場内が暗くなり、例によって、指揮者登場の合図の電子音が3回鳴り響くと、拍手が始まります。しかし、みんな背伸びをしているので、私の席からは小澤征爾さんの姿は見えません。

(後日追記)この電子音は、「携帯電話の電源を切れ」と意味の、携帯着信音を模したものだという話しを、かなりたってから聞きました。

序曲が始まると、みんな椅子の背もたれに寄りかかったせいか、小澤さんの頭と、指揮をする手が、人々の頭の間から見えるようになりました。
もちろん、舞台は良く見えました。でも、そんな状態でも、私はときどき、舞台から目をそらして、オーケストラピットの小澤征爾さんの指揮姿に見とれました。2階席より上の階にすればよかったと思うほど、力強く美しい指揮姿でした。

この日は、序曲が終わると拍手が起きましたが、この曲って、序曲の後で拍手をするんでしたっけ?私の隣のドイツ人女性は拍手はしませんでした。

オーケストラの音は、前日とは全く違います。序曲こそ少し荒く感じたものの、曲が進むにつれて調子を上げ、2幕では、もう完全にあのウィーン・フィルの音。
美しい!
このオペラは合唱も魅力ですが、コーラスが入るとさらに小澤さんの真骨頂。
前日のペーター・シュナイダーさんには申し訳ないけれど、(そして、シュナイダーさんも相当の実力者であるにもかかわらず)、レパートリー指揮者と音楽監督クラスのビッグネームでは、格が違うと感じました。
そう、小澤征爾さんはビッグネームなんです。ボストン交響楽団音楽監督からウィーン国立歌劇場音楽監督に転身したビッグネームなのです。ウィーン・フィルの定期演奏会に呼ばれるビッグネームなのです。
日本では、一部に小澤征爾さんを過小評価する声もありますが、こうしてウィーンへ来てみると、よくもまあ、こんなところで音楽監督をやっていると感心します。
日本にいたときも「ウィーン国立歌劇場音楽監督」の価値はわかっていたつもりでしたが、頭ではわかっていても、その価値を“正しく”実感はしていなかったようです。

もうひとつ思い出したのは、3月下旬に聴いた、東京のオペラの森の「タンホイザー」。指揮はもちろん小澤征爾さんです。
あのときの、臨時編成のオケ「東京のオペラの森管弦楽団」は、名手揃いのはずなのに、私は「あれ?こんなもん?」と思いました。
今日は、同じ小澤征爾さんの指揮で、ウィーン国立歌劇場管弦楽団が「ウィーン・フィルの音」を響かせています。小澤さんが本当に出したかったのは、こういう音だったんだ…と思いました。
東京のオペラの森の「タンホイザー」も、もちろん良かったけれど、この日はその数段上。オケの「格」の違いを見せつけられました。

前日は気がつきませんでしたが、シーズンプログラムを売っていたので買ってきました。あまり気にしませんでしたが、今シーズンのではなく、2007年9月から1年間の来シーズンのプログラムでした。
その来シーズンの年間プログラムを見ると、レパートリー公演に混じって、ムーティ、ティーレマン、メータ、ウェルザー=メスト、そして小澤さんが振る公演があります。きっとレパートリー公演とは「格」の違う音が鳴り響くのでしょう。
(そのシーズンプログラムには、表紙をめくってすぐの2ページが総監督のホーレンダーの写真とサイン入りのメッセージ。その次の4ページに音楽監督セイジ・オザワの写真とサイン入りのメッセージが載っています。よくもまあ、こんな位置に…と感激しました。)

「ずっと終わらないでほしい」と思いながらも、舞台はあっという間に第3幕へ。そしてフィナーレへ。
通例の「オランダ人」の公演同様、幕間の休憩のないスタイルで、2時間15分ですが、「本当に2時間もかかったの?」と思うくらい、あっという間に聴き通した感じでした。

歌手では、ゼンタを歌ったNina Stemmeさんが素晴らしかったです。ファンになりました。(9月のチューリッヒ歌劇場来日公演で「ばらの騎士」に出演するようです。)

後で、日本に帰ってから知ったのですが、終幕でゼンタが焼身自殺するシーンは、プレミエ(新演出初演)の時は物議をかもして、ブーイングも出たとのこと。
私は今回初めて見ましたが、(海に身を投げるのに比べて)そんなにショッキングには感じませんでした。もちろん、会場からもブーイングはありません。
演出は、その終幕に舞台上で火が燃えるのを除けば、船も登場するし、3幕の幽霊船の登場の場面は真っ赤な照明で迫力満点。
オーソドックスな演出のように感じました。

終演後、楽屋口で待って、小澤征爾さんのサインをいただきました。
「3月のタンホイザーも聴きました」と言ったら「ああ、日本でやったやつね」と答えてくれました。もっともっと、感動したことを言葉にしたかったのですが、言葉にならず「ありがとうございました」と言うのが精一杯でした。
Img_0661_1 




小澤さんは、ねだられたファンにサインをし、ねだられたファンと写真に収ると、一人で足早に、ケルントナー通りをシュテファン寺院の方向へ歩いて消えていきました。
カジュアルな服装に着替え、足早に歩く白髪の東洋人を、すれ違う人は誰も「ウィーン国立歌劇場音楽監督」とは思わないでしょう。それくらい肩の力の抜けた自然体でした。

ホテルに帰ってからシーズンプログラムをじっくり見てみると、来シーズンも、小澤征爾さんの登場回数は結構少ないようです。当然のことながら、来年のゴールデンウィークにウィーンに来ても、小澤さんは聴けません。今年来て本当に良かったと思いました。

この日ファンになったNina Stemmeさんのサインも欲しかったのですが、出て来たのに私が気がつかなかったみたいです。小澤さんの後、歌手が何人か出て来たら、楽屋口で待っている人達が解散してしまいました。仕方なく、私も帰ることにしました。

この日の夕食は引き続き和食を食べようかとも思いましたが、22時をまわっていたのと、多少疲労も感じていたので、例のよって「ウィーン西駅」のスーパーでサンドイッチを買って帰り、ホテルの部屋で軽く済ませました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

第5日(ウィーン第4日)(3)Plaza Wien Jaluxほか

2007年5月2日(水)午後
昼食の和食の後は、日本語で買い物が出来るお店に行きました。
やはり国立歌劇場の近くにあるPlaza Wien Jaluxというお店です。
名前の通りJAL系のお店で、店員さんは日本人です。
あの絶品の味だった「インペリアルトルテ」がここで買えると聞いていたので、下見のつもりで行きました。
Img_0448




お店の中の商品は空港の免税店で見かけるような品揃えで、私個人としてはそんなに興味のある内容ではありませんでしたが、「インペリアルトルテ」だけは空港では売っていないかもしれないので、買っておこうと思いました。
見つけて眺めていると店員さんが声をかけてきたので「2日後に帰国するので明日買いに来る」と言うと「予約なさいますか?」と言いいます。
「本日入荷したが、売れるときは一気になくなるので、明日在庫があるかどうかは何とも言えない」とのこと。
「セールストークかな?」と思いましたが、別にそんなことしなくても売れる品物でしょうから、たぶん本当のことなのでしょう。
賞味期限は「1ヶ月半くらい」とのことなので、今日買っても明日買っても同じですから購入しました。
ホテルインペリアルへ行っても買えるのかもしれませんが、あの超高級ホテルに入るのは緊張するので、ここで日本語で買えて、良かったと思います。

その後、もう一度ウィーン・フィルにCDを見に行ったら、日本人の先客が2組も居たので「明日にしよう」と退散しました。「クレジットカードは使えますか?」「現金だけです」などというやり取りが聞こえました。カードが使えないとは思いませんでした。
確かに、入り口にはクレジットカードのステッカーは貼ってありません。

いったんホテルに帰り2時間ほど休んだ後、オペラの前に、CDショップの「EMI」へ行ってみました。
例のウィーン・フィルのライブCDが売っていないか見るためです。
もちろん、このお店の入り口には、クレジットカードのステッカーと「TAX FREE」の表示もありました。
しかし、お目当てのCDは売っていませんでした。

ユーロの現金も少なくなってきたので、明日、ウィーン・フィルでCDを買うのなら、両替をしなければなりません。ウィーン中心部のケルントナー通りの両替所はレートが良くない(高い)と聞いていたのですが、見てみると、どこも1ユーロ=169.99円。
出発の1週間前に日本で両替したときのレートが165円くらいだったので、「本当だ、高い!」と思いました。
「ウィーンに行くときは、日本で両替していった方が良い」という情報は本当だったんだと思いました。
(もっとも、帰国時の成田空港の両替所のレートは1ユーロ=167円でしたので、多少ユーロ高になっていたようですが…。)
(ちなみに、翌日「ウィーン西駅」の両替所で両替したら1ユーロ=166.55円でした。ケルントナー通りで両替しなくて良かったです。)
シュテファン寺院まで歩き、地下鉄で「カールスプラッツ」まで1駅戻ってから国立歌劇場に入場しました。
Img_0638 



ケルントナー通り
散歩した後に劇場に入ると、そこは別世界です。
ケルントナー通りにはネクタイをした人はほとんど居ません。
オペラに行くような人はウィーンでもごく一部なのではないでしょうか。年齢層もかなり高いような気がします。街中に居る人の大半は一般庶民です。
日本でいろいろなメディアの情報に接していると、ウィーンの住民はみんなオペラを聴いて暮らしているような錯覚をしていましたが、こうして現地に来てみると、ウィーンと言えども、(音楽にとっては特別な街ではあるものの、生活するには)普通の街であることがわかりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第5日(ウィーン第4日)(2)ウィーンでの和食

2007年5月2日(水)午後
コンツェルトハウスでの演奏会の後、この日は昼食に和食を食べました。
実は最初は「わざわざウィーンまで行って和食なんて食べたらもったいない」「ウィーン滞在中は毎日オーストリア料理だけ食べよう」と思って日本を出発しました。「別に御飯と味噌汁が無くても僕は大丈夫」と自信を持っていました。
しかし、4日目にしてとうとう我慢できなくなり、国立歌劇場の近くにある天満屋(Tenmaya)というお店に行きました。岡山にあるデパートの経営するお店とのことです。
若い女性のウェイトレスさんが日本語で「イラシャイマセ」「オキマリデスカ」と来ました。日本人の店員さんもいるようです。
Img_0632




メニューをじっくり見ましたが「地球の歩き方」に載っていた「鮭いくら丼」が、おいしそうだったので、烏龍茶と一緒に注文しました。
烏龍茶はポッカのペットボトル。食事はお新香と味噌汁付きです。
「おいしい!」
日本にお店があっても、食べに行きたくなる味です。
体が和食を求めていたのでしょうか? それとも気分的なものでしょうか? 体調がイマイチだったのが、食べ終わったら急に元気になりました。血液の循環が良くなったような気がします。体がほてってきました。

「自分はこんなに弱い人間だったのか…」と悟りましたが、やはり人間、毎日食べているものを食べるのが体に良いはず…と無理矢理納得することにしました。
考えてみれば、今まで海外出張でアジアの国へ行ったときも、和食は食べなくてもお米は食べていましたからね。「2週間くらい米の御飯を食べなくても大丈夫」という錯覚は、ここから起こっていたようです。

…ということは、オーストリア料理に、ファミレスのようにライスが付いてきたら、きっとおいしいんだろうなぁ…なんて想像しました。ここはウィーンなので、そんなことは無理でしょうが、日本にオーストリア料理のお店があったら、もしかして実現可能?
Wiener Schnitzel(ヴィーナーシュニッツェル)(カツレツ)や、Gulyas(グラシュ)(ビーフシチュー)など、ライスが合いそう。
もっとも、“おかず”の量が多いので、ライスがお腹に入るかどうかは微妙ですけどね。
Img_0633




天満屋では、例のよって道路に面した屋外のテラス席に座りました。
暑がりの私には嬉しいです。
14:00頃だったのですいていて、テラス席には私の他にはもう一人(欧米人)しか居ません。結構目立ちます。
通りかかった日本人らしいカップルが、ちらっと私を見ていったように感じたのは気のせいでしょうか?(^_^;)
その視線の中に「なにもウィーンまで来て和食を食べなくても…」という蔑みを感じたのは被害妄想でしょうか?(^_^;)

でも、体にとって、食事は重要だ…という当たり前のことに気がついた日でした。

…というわけで、この日は、昼食に食べた和食のおかげで、小澤征爾さんの振る「さまよえるオランダ人」を、とても良い体調で迎えることが出来ました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第5日(ウィーン第4日)(1)♪イエス・トリオ・ウィーン

2007年5月2日(水)12:30
コンツェルトハウス(モーツァルトザール)
イエス・トリオ・ウィーン(Jess Trio Wien)

Johannes Jess-Kropfitsch(Klavier)
Elisabeth Jess-Kropfitsch(Violine)
Stefan Jess-Kropfitsch(Cello)
シューベルト/ピアノソナタ第20番(D.959)
シューマン/ピアノ三重奏曲第1番


この日は、ウィーン4日目。
疲労がたまってきていたので11:00頃までホテルでゆっくりしていました。
昼の12:30からコンツェルトハウスの小ホールのひとつ(モーツァルトザール)で室内楽、夜はシュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)で小澤征爾さん振るオペラ「さまよえるオランダ人」の予定です。

コンツェルトハウスに行く前に「ウィーン西駅」でコインロッカーの下見をしました。
結局使いませんでしたが、料金は小=2.00ユーロ、中=2.5ユーロ、大=3.5ユーロ(たぶん24時間の料金)。日本語でも操作方法が表示されます。
あと、これも結局使いませんでしたが、空港行きのリムジンバスの時刻も調べました。日中は毎時00分と30分発です。

Img_0665_1Img_0608Img_0601




エスカレーターを上がってホームに行き、ザルツブルク行きの列車などを眺めてからコンツェルトハウスに向かいました。
この演奏会は、平日昼間の演奏会です。65分という短いコンサートでした。
席は1階席の右端です。20ユーロでした。
(Parterre Rechts row and seat: 6 | 11)
Img_0622Img_0619_1




この演奏会、最初にチケットを購入した動機は「演奏会があるのなら、観光するよりも生演奏を聴いた方が良い」という程度の不純なものでしたが、このトリオ、私が名前を知らなかっただけで、実はなかなかの実力者のようです。

入り口の係員からプログラムを買うと、それはシーズンプログラムになっていました。2006年10月から1~2ヶ月に1回、いずれも平日の日中に定期演奏会を開いているようです。
今回が今シーズンの最終回。毎回45分~65分の短い演奏会で、今回の65分は一番長いようです。ちょっと得した気分。

例によって聴衆の年齢層は高め(50~70歳中心)ですが、平日の日中の演奏会とあって、やや若い世代の主婦(?)のような人も見られます。大半が老夫婦か主婦で、日本人は私の視界には入りませんでした。
(一瞬、東洋人が来てはいけないところに入ってしまったような気分。)
開演前の客席はおしゃべりで結構騒がしく、1曲目のピアニストが登場したときも、拍手が始まって5秒くらいは、ざわざわとしたおしゃべりの声がホール中に響いていました。
(コンツェルトハウスでは、演奏者が登場する前の、注意を促す(?)電子音は鳴りませんでした。日本で聴く通常のコンサートと同じ始まり方です。)
演奏中も、ときどき荷物をガサガサといじる音がしたりします。
「ウィーンでもこんなものか」とコンプレックスが少し小さくなりました。

1曲目はピアノ独奏。演奏者はグレーのスーツに普通のネクタイという(演奏会にしては)比較的ラフな服装で登場。
熱のこもった、しかし格調のある、きれいな演奏でした。

シューベルトのピアノ・ソナタは、せっかくウィーンで聴くのだからと、日本でCDを買って予習をした結果、大好きな曲になりました。
特に第4楽章は本当に良いメロディーです。
あのシューベルトの曲が駄作のはずがありません。
まだまだ宝の山の中に、私の知らない名曲がたくさん埋もれているということです。
帰国後、ウィルヘルム・ケンプのソナタ全集を買いました。

休憩無しで後半のシューマンの三重奏曲へ。

バイオリンとチェロの音が「これぞウィーン」という音。
音楽の方向性は違いますが、アルバン・ベルク四重奏団を聴いたときに感じる「音」と通じるものを感じました。奏者の教育の履歴とかはわかりませんが、根底にあるものが同じように感じました。

3人とも、体を揺らしての熱演。
ピアノ独奏でも感じた「熱のこもった」「しかし格調のある」「きれいな」は、3人になっても全く同じ。
すばらしかった!
「どうせ時間があるから」という“不純な”動機で選んだコンサートでしたが、聞き逃さなくて良かったです。

終演後、拍手をさえぎってトークがあったので、(ドイツ語なので何を言っているのかわかりませんが)アンコールをやるのかと思ったら、アンコールなしで終了。
「ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト」なんて聞こえたので、今回のウィーン滞在中に聴く予定のないモーツァルトの曲が聴けるかと一瞬期待しましたが…。(^_^;)

CDでも売っていれば買いたいところでしたが、残念ながらホールのロビーでは売っていないようでした。

以下は、Googeで検索して見つけたページです。

簡単な紹介。写真は若い頃のもののようです。
http://www.musicinfo.com/music/fr-artist/jess/jesstrio.html

日本語の公式ページのようです。
こちらのページの中には、演奏のサンプル音源、映像があります。(日本語)
http://www.geocities.jp/jesstrio/

こちらのページの中にも「室内楽」の下から2つ目に記載があり、演奏のサンプル音源があります。(日本語)
http://www.musicinfo.com/music/fr-artist/index.html

こちらがオフィシャルページでしょうか。(ドイツ語と英語)
映像が結構たくさんあります。
http://www.jess-trio-wien.at/

これ以外でも、ウィーンで聴いた人のブログ(「平日昼間なのに満員の盛況」とか書いてあった)とか、日本公演の様子とかを書いてあったページとかも見ていったのですが、帰国後に探しましたが、見つけられませんでした。ブックマークしておけば良かった…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 1日 (火)

第4日(ウィーン第3日)(5)カールスプラッツの地下道

2007年5月1日(火)夜
オペラを見た後は地下道に降りて歩き、カールスプラッツ(karlsplatz)駅から地下鉄に乗りました。

「地球の歩き方」には、この地下道とその周辺は「注意が必要なエリア」と書かれています。「特にカールスプラッツ側の出口近辺は、暗くなってからの一人歩きはしないほうが無難」などと書かれています。
さらに読者の投稿として「昼間からあまり雰囲気はよくありません。」「人通りは多いのですが、大声で叫んだり、酒を持ってうろうろしている人たちがいました。」などという記事も載っていました。

最初これを読んだときは「オペラの帰りはどうしようか…」と途方に暮れました。
しかし、まず日中に、恐る恐る通ってみたら、さほどのことはありませんでした。
確かに、中には目つきの良くない輩もいます。
でも、人通りがあるので、よほどのことが無い限り、トラブルにはならないのではないかと思いました。
(注:私は男性なのでそう感じましたが、女性の一人歩きについてはわかりません。)
Img_0754Img_0760




オペラが終わった後も、「地球の歩き方」の警告には従わず、地下道を通りました。
ただし、地下に降りる前にネクタイは、はずしました。
また、一応スリにだけは気をつけて、周囲に注意を払いながら歩きました。

ウィーンだからと言って、市民全員がオペラを観に行くような人たちばかりではありません。
ネクタイをして街中を歩いている人は少ない…と言うよりも、ほとんど居ないと言った方が良いかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第4日(ウィーン第3日)(4)♪ウィーン国立歌劇場(エレクトラ)

2007年5月1日(火)20:00
シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)
指揮:ペーター・シュナイダー

Rシュトラウス/歌劇「エレクトラ」
Img_0388





この日はウィーンでの3日目です。

4日目からは、ペースがつかめてきました。
まず、ホテルで朝食を多めに食べてから外出。昼食を遅い時間(14時頃)に、これもきちんと食べてから、いったんホテルに帰って休む。
こうすると、19:30か20:00から始まるコンサートやオペラでも、そんなにお腹はすかないし、満腹でもなくて頭はさえ、演奏に集中できるのです。
帰りは、どこかで食べても良いし、私の泊まっているホテルの近くの「西駅」には、23時まで開いているスーパーがあるので、サンドイッチを買って帰っても良いのです。

つまり、何が言いたいかというと、この日は体調管理に失敗した日なのです。

昼間、結構歩き回り、国立歌劇場のガイドツアーにも参加し、一度ホテルへ帰って1時間ほど休んだものの、18:30頃には再度オペラを聴きに出発しました。開演は20:00なので時間があり、小腹が空いたので、シュターツオーパーの向かいのザッハーを見に行ってみると、昼間は行列しているカフェがすいています!
「とりあえず、ザッハートルテ(ケーキ)でも食べて、空腹を押さえておこうか」と、お店に入りました。テラス席で国立歌劇場の建物を眺めながらコーヒーを飲むのも良いものだと思いました。
Img_0573Img_0574

でも、メニューを見ていてたら、small dish(だったかな?)というページがあり、Gulyas Suppe(グラシュ・ズッペ)を見つけました。ビーフシチューのスープです。「小皿でスープなら量も多くないだろう」と思って、追加注文しました。
しかし、出てきた量は、自分には十分すぎるほど。パンも付いています。「残そうかな」と思いながらも、食べ始めると、おいしくて、結局全部食べてしまいました。(我ながら、あさましい...)(^^ゞ
満腹!ちょっと苦しい。
でも、実はこれから、オペラを見るのでした。(ここで、ちょっと不安がよぎる)

この日の席は5階席です。
翌日にも小澤征爾さんの「オランダ人」を見るので、思い切って席を大きく変えてみました。この日は5階席、翌日は1階席です。
満腹の体で階段を5階まで上がり、扉のところで中をのぞくと、係員の男性が、とても親切に席まで案内してくれました。オンラインでシートマップの中から席を選んだので、自分でも席へ行けましたけど、勝手のわからぬ東洋人と認識して、親切にしてくれたのでしょう。嬉しかったです。その係員からプログラムを買って、席に着きました。

そこで、チップを渡さなかったことに気がつきました。ピッタリの金額を渡してしまいました。良かったのでしょうか?
「地球の歩き方」によると、「席まで案内をしてもらってもチップは不要だが、その係員からプログラムを買い、端数を切り上げて支払い、お釣りをもらわないのがスマート」と書いてあります。…と言うことは、結局、チップを払えと言うこと?(^_^;)
本当のところ、どうなんでしょう?どなたか御存知でしたらお教え下さい。
ちなみに、ムジークフェラインではお釣りを渡そうとしたら「いらない」と言われました。コンツェルトハウスでは、お釣りは渡したら、「ありがとう」と言って受け取りました。

「まあ、いいか」と気を取り直してプログラムを開きます。
昼間のガイドツアーでは「日本語のあらすじが付いている」と言っていましたが、この日は付いていませんでした。(翌日の「オランダ人」のプログラムには1ページだけ、日本語のあらすじのページが付いていました。) それでも、英語のあらすじのページが2ページだけ付いています。2ページだけであっても、今までずっとドイツ語だけのプログラムだったので嬉しいです。

席は、5階席のやや右よりの1列目です。価格は53ユーロ。
(GALERIE HALBMITTE RECHTS Reihe: 1 Platz: 31)
椅子の背にもたれると、舞台は2/3くらい見えます。
身を乗り出せば、舞台全部が見えます。
もっと身を乗り出せば、オーケストラピットも全部見えます。しかし、そのような体制で聴き続けるのは苦しそうです。
もっともっと身を乗り出せば、1階席の客席も前半分くらいが見渡せます。それ以上は落ちる危険性があるのでやめにしました。(^^ゞ

(後日追記)身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。

Img_0579Img_0580Img_0592 




Img_0586_1Img_0584Img_0577




ムジークフェラインと同じように、電子音が3回鳴り響き、指揮者シュナイダーさんが登場しました。

5階席から遠目に見たので確かではありませんが、コンサートマスターはヒンクさんのようです。
通常のコンサートの並びなら第2バイオリン主席が居る位置にコンサートマスターが座るみたい。
「ヒンクさんに似た人が第2バイオリンの主席に居るな~」と思っていたら、シュナイダーさんは、その人と握手をしていました。(^_^;)

今回、ウィーン・フィルの演奏会を聴く予定はありません。しかし、ウィーン・フィルの母体であるウィーン国立歌劇場管弦楽団は2回聴くことが出来るので、楽しみにしていました。しかし、鳴り響いた音は、私の抱いているウィーン・フィルのイメージとは全く違うものでした。
悪く言えば「荒い」「荒々しい」。ウィーン・フィルの日本公演で接した極上の手触りのような音はそこにはありません。しかし、その分ものすごい迫力の音です。特に低弦がうなるときの迫力にはびっくり。
そう、ここに居るのは歌劇場のオケなのです。ウィーン・フィルではなく、ウィーン国立歌劇場管弦楽団なのでした。

一説によると、歌劇場は毎日公演があるので、オーケストラのメンバーは当番制で、交代で出演するので、そのとき、そのときのメンバーの組み合わせによって、音にバラツキが出るとのことです。確かに、それもあるかもしれません。
でも、私は、翌日の小澤征爾さん指揮のオーケストラを聴いて、やはり指揮者による音の差の方が大きいのではないかと想像しました。

シュターツオーパーの音響は、ややデッドに感じました。残響はあまりなく、ちょっと乾いた音で、日本で言えば、新国立劇場よりは、東京文化会館に近く感じました。
オーケストラの音はそんな感じですが、声の方は大変良く音が通ります。

冒頭から音の迫力を満喫して聴いていましたが、体調管理の失敗(満腹+疲労)で、クリテムネストラが登場してしばらくして、うとうとしていまい、気がついたら、もうクリテムネストラは退場して、オレストが出てきていました。
クリテムネストラは、お目当ての歌手アグネス・バルツァ。なんともったいないことをしたのでしょう!この後、バルツァの声を聴いたのは、舞台裏で殺されるときの絶叫だけでした。(^_^;)
意識がなかったのはどれくらいかな?
日本に帰ってから、家にあるショルティのCDで時間を見てみると30分くらいと思われます。上演時間が1時間45分くらいなので、30%程度のロスだったようです。
でも、うとうとしたおかげで、その後は頭もさえ、終幕まで迫力のある音を集中して楽しむことが出来ました。

各席に字幕モニターがあり、英語かドイツ語を選ぶことが出来ます。一応、英語を表示させておきましたが、結局、ほとんど見ませんでした。
5階の立見は、結構人が居ましたが、途中で帰った人も何人かいました。さすがに体力がいりそうですね。

復讐の場面は、クリテムネストラが殺されるのは舞台裏で、声だけでしたが、エギストは舞台上で殺されました。
終わりが近づくにつれて、ボックス席2列目、3列目の、いわゆる「見えない席」の人たちが立ち上がり始めます。私も再び身を乗り出し、シュナイダーさんが最後の一振り(一撃?)をするところを見届けました。

(後日追記)身を乗り出すのはマナー違反です。お恥ずかしい。

盛大なブラボーが飛び、2~3回カーテンコールの後で場内が明るくなると、お客さんは大挙して帰り始めますが、その後も3回くらいカーテンコールがあり、会場はかなり沸いていました。

この日は終演後に楽屋口で待って、あまり聴けなかったお目当てのバルツァのサインをもらってからホテルに帰りました。楽屋口のファンは日本人が半数以上を占めていたように思います。

指揮者のシュナイダーさんの姿も見かけました。
燕尾服のまま、Yシャツはノーネクタイの姿。
片手に花束を持っていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第4日(ウィーン第3日)(3)国立歌劇場のガイドツアーとミュージアム

2007年5月1日(火)午後
カフェ・モーツァルトでの食事の後、再び国立歌劇場に戻り、ガイドツアー入り口の扉が開くのを待ちました。
15:00から日本語のガイドツアーがあります。
開始の15~20分前に扉が開き、中に入れました。
こんどは長い列に並んで、チケットを買いました。
Img_0430Img_0431




入場後は、英語、スペイン語、ドイツ語、日本語など、言語ごと立て看板が置いてあり、自分の参加する言語の前で開始を待ちます。
Img_0468Img_0474




日本語ツアーは、当然日本人ばかりです。
日本人は人数が多いため、2グループに分かれての案内になりました。
1人のガイドさんは日本人のようでしたが、私のグループのガイドさんは欧米人の方でした。
でも、当然日本語はペラペラです。
Img_0485Img_0504Img_0509




ロビーのひとつに、かつて総監督を務めたベームやカラヤンの胸像と共に、マーラーやリヒャルト・シュトラウスの胸像もありました。
マーラーが演奏旅行に持って行った小型のピアノも展示してありました。
あのマーラーが総監督を務めた歌劇場に、今、自分が居るということに、歴史の重みを感じます。
Img_0491Img_0495Img_0496




2階正面の席は、ガラス扉越しにちらっとのぞいただけですが、意外と舞台は近く感じられます。
Img_0500




1階席は席に座って説明を聞きました。
舞台では、公演の準備中で、いろいろなセットを動かしています。
翌日の「さまよえるオランダ人」で座る席にも座ってみました。
1階席のやや後方の席でしたが、舞台からはそう遠くなく、良く見えます。安心しました。
Img_0512Img_0513




Img_0516Img_0520




ツアー終了後、ガイドの女性に
「魔笛を見たいので、今日はフォルクスオーパーに行く。明日帰ってしまうので、ここでオペラが見ることが出来ず、残念だ。」と言っていた人が居ました。
その人の気持ちは半分わかる気がします。
私の今回のウィーン滞在中、モーツァルトを聴く予定はありません。
「魔笛」を取るか「エレクトラ」を取るかは、私も悩みました。
でも、フォルクスオーパーを2回にするよりも、シュターツオーパーを2回にする方を取りました。

私も、そのガイドの女性に「音楽監督の部屋はどの辺にあるのですか?」と質問してみました。「オケピットの出口から階段を上がってすぐのところ」とのことでした。
「ありがとう」と言ってガイドツアーの出口を出ると、そこはショップの「アルカディア」でした。一応商売も考えているのでしょうか。(^_^)
Img_0537




引き続き、先ほど入り口まで行ったオペラ座ミュージアムに入ってみました。
Img_0436Img_0438




ガイドツアーとのコンビチケットで6.5ユーロ。
展示量はそれほど多くなく、単独のチケットが3ユーロしますので、絶対にコンビチケットの方がお得です。

「マーラー」「フィデリオ」などと説明が書かれた楽譜(スコア)が展示してあります。鉛筆で書き込みがありましたが、マーラー自信の書き込みなのでしょうか?
ドイツ語の説明はよくわからないので判然としませんが、伝統の重みに威圧され、しばらく凝視していました。

展示は年代順にパネルが並んでいて、マーラーから始まって、ホーレンダー&小澤征爾さんで終わります。
小澤征爾さんは、よくもまあ、こんなところで音楽監督をやっていると思います。
日本にいたときも頭ではわかっているつもりでしたが、こうしてウィーンに来てみると、その重みを、否が応でも実感させられました。

ミュージアムを出た後は、昨日に続き、市電に乗ってリンク(環状道路)一周をしました。昨日よりもすいていて、落ち着いて観光できました。
Img_0543Img_0547Img_0556

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第4日(ウィーン第3日)(2)カフェ・モーツァルト

2007年5月1日(火)午後
ハウス・デア・ムジークのアトラクションで楽しんだ後、カフェ・モーツァルトで昼食を取りました。カフェ・ザッハーの方は例によって行列していましたが、こちらは席数も多く、座ることが出来ました。日本語併記のメニューがあり、嬉しいです。
Img_0460Img_0461




暑がりの私には、屋外のテラス席で風に吹かれながらの食事はありがたいです。
目の前には、国立歌劇場の建物が見えます。
お客さんには日本人らしい人も何人か見かけました。

飲み物のコーヒーはアインシュペーナー(Einspanner)を頼みました。
ホイップした生クリームを浮かべたモカ・コーヒーで、日本で言う「ウィンナ・コーヒー」に一番近いものです。
食事にグーラシュ(Gulyas)を頼みました。パプリカが入ったソースで煮込んだビーフシチューです。
そして、ケーキには、モーツァルト・トルテを頼みました。
先日のカフェ・インペリアルでの反省から、スープは頼まずにミネラルウォーター0.75mlを頼みました。

この日の食事はおいしかった!
グーラシュは、一口食べたとたん、体の力が抜けました。
モーツァルト・トルテも、体の力が抜けました。
飲み物のアインシュペーナーもおいしかったです。
私はどちらかと言うと生クリームのない「ブラウナー」の方が好みですが、日本で飲むウィンナ・コーヒーとは違って、生クリームが載っている必然性を実感できる味でした。。
27ユーロだったので、チップを入れて30ユーロ置いて店を出ました。
ウィーンに来て舞い上がっており、金銭感覚が麻痺していたすので何とも思いませんでしたが、後で考えてみると(カフェ・インペリアルの50ユーロには及ばないものの)「喫茶店での食事」としては結構高いですね。
もっとも、レシートには「カフェ&レストラン」と書いてありましたし、食事のおいしさを考慮すると、高級店と言って良いのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第4日(ウィーン第3日)(1)ハウス・デアムジーク

2007年5月1日(火)午前
この日、ウィーンでの3日目の朝は、朝5時に目が覚めました。
日本時間の正午です。当然、もう眠れません。
朝食の後、9時頃にホテルを出ました。

72時間フリーパスの期限がこの日までだったので、地下鉄4号線(U4)の「Margaretengurtel駅」で明日以降のパスを買いました。
「ウィーン西駅」の自動販売機ではJCBカードが使えたのですが、ここの自動販売機では使えず、数回やり直した後で気がつき、VISAカードで買いました。機械の新旧によるのでしょうか。多少の差があるようです。買う前に確認した方が良さそうですね。

この日はメーデーでオーストリアは祝日です。
前日が平日なのにすごい人出だったので「今日はもっとすごいかな?」と思いつつ、国立歌劇場の近くに向かいましたが、意外と人は少ない。
道路は隊列を組んで行進していて、警備の警官が目立ちます。
Img_0382Img_0365




リンク(環状道路の)沿いにウィーン・フィルのオフィスがあり、そこのショーウィンドウにライブCDが陳列されているのを見つけました。
この日は祝日でオフィスはお休みなので、メモだけ取って後日来ることにしました。

次に国立歌劇場のガイドツアーをのぞいてみました。
専用の入り口があり、日本語は15:00からと書いてあります。
扉を開けて中に入るとチケット売り場があります。
「オペラ座ミュージアム」とガイドツアーのコンビチケットが欲しかったのですが、10:00からの英語等のガイドツアーに長い列が出来ていました。
「すいたら買おう」と思って、歌劇場の周りを散歩して10:00過ぎに行ってみると、入り口の扉は鍵がかかっていました。
Img_0391_1Img_0393Img_0406




「オペラ座ミュージアム」の方へ行って、コンビチケットが買えるか訊いてみたら、そこではミュージアム単独のチケットしか販売しないとのこと。
ミュージアムも後回しにすることにしました。

国立歌劇場のショップ「アルカディア」で、絵はがき、ブロマイドなどを買いました。
いろいろな人が触ったように見える商品もあり、日本の感覚では、商品の状態はいまひとつのように感じました。
小澤征爾さんのブロマイドを2枚買ったのですが、そのうち1枚は在庫が切れていたためか、「OZAWA」とシールの貼ってある見本でした。
国立歌劇場の写真が印刷されたマウスパッドも買いましたが、9.9ユーロと、結構な値段がしました。
Img_0426






それから少し歩いて「ハウス・デア・ムジーク」(音楽館)という展示館へ行ってみました。
Img_0450Img_0451




音楽関係のいろいろな展示がありましたが、一番面白かったのは3階。
ウィーンゆかりの作曲家の展示がされていたフロアです。
ハイドン、モーツァルトから始まって、マーラー、シェーンベルクあたりまで、各部屋一人ずつ展示があり、オーディオガイド(日本語あり)で説明を聴きながら回るのです。
機械は昨日行ったモーツァルト・ハウスと同じものみたい。説明のアナウンスの声も同じみたいです。姉妹館のようでした。
この日は時間に制約がなかったので、オーディオガイドの説明をたっぷり聞きました。

3階の最後の部屋に、ウィーン・フィルを指揮できるアトラクションがありました。
スクリーンに映ったウィーン・フィル(コンサートマスターはキュッヒルさん、会場はムジークフェライン)が、センサーの付いた指揮棒を振ると、それに合わせて演奏してくれるというマシンです。
前の人がやっているのを見ていると、結構難しそうです。
うまくいかないと、楽員の一人が立ち上がって何か言って、演奏が途中で止まってしまったりしています。
みんな、大笑いしながら楽しんでいます。
空いたので、私もやってみました。
曲は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とか「美しく青きドナウ」とかもありましたが、一番簡単そうな「ラデツキー行進曲」を選んでみました。
なるほど、結構難しい。
ちょっと指揮棒を大きく振ったりすると、音が急に早くなったり遅くなったりします。
でも、途中で止まることなく、最後まで振り通すことが出来ました。
いつの間にか、後ろに3人連れの欧米人の若い女性のグループが来て、ニコニコしながら見ていて、終わったら拍手をしてくれました。
私の後で、その人達もチャレンジしていましたが、結構苦労していました。
Img_0455




観光客向けの施設ではありましたが、このアトラクションだけでも入場する価値はあると思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »