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2007年6月11日 (月)

金聖響/東京交響楽団(2006/11/22)

2006年11月22日(水)19:00
市川市文化会館

金聖響指揮 東京交響楽団
ピアノ:小川典子*
ヴァイオリン:大谷康子**

ベルリオーズ:ローマの謝肉祭
ショパン:ピアノ協奏曲第1番*
サラサーテ:チゴイネルワイゼン**
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(新版)


半年以上前の演奏会ですが、某所で金聖響さんの話題が出たので、別の場所で書いた文章を編集して再掲することにしました。

東響はサントリーホールの定期会員なのですが、この日は勤務先の近くで東響の演奏会があったので、聴きに行きました。
ふだん平日の夜にコンサートに行くときは、就業のチャイムが鳴ると同時に席を立ち、慌ただしく都内へ向かうのですが、この日はずいぶんゆっくりと会社を出ました。
ちょっと不思議な感覚でした。

小川典子さんのショパン、コンサートマスターの大谷康子さん独奏のチゴイネルワイゼンも素晴らしかったですが、最後のメンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」(新版)が素晴らしい企画でした。
メンデルスゾーンはこの交響曲を何回か改訂していて、少なくとも3つの版があるそうです。この日は原典に近い新版を使用しての演奏とのことです。
新版の目新しさもさることながら、当時のゲヴァントハウスでの演奏スタイルの再現ということで、チェロとバロックティンパニ以外は全員立っての演奏。
しかも第1ヴァイオリンとヴィオラが右側、第2ヴァイオリンとチェロが左側という配置。
コンマスの席に大谷さんが居ないので「ツィゴイネルワイゼンの独奏の後だから、出演しないのかな~」と思って、よく見たら右側に立っていたのでびっくり!
3曲目から4曲目になって立奏に変わったとたん、響きが変わりました。
特に木管がきれい!
(視覚的にも、フルートの甲藤さちさんが良く見えるようになって嬉しかった!)(^^ゞ

金聖響さんも御自身のブログに、
> 立って演奏することがこんなに自然なものだとは思いもしませんでした。
> こんなに違うんだな、と感じられて大きな発見でした。くせになりそう(笑)
と書いていました。

今回のメンデルスゾーンは、市川だけでやるのはもったいない企画で、ぜひ定期演奏会等で再演してほしいものですが、どうやら市川オリジナル企画のようです。
市川文化会館の学芸員の方は、オリジナル企画にこだわりがあるようです。

なお、この日の演奏会は、曲と曲の間でトークがあり、楽しめました。
1曲目が終わった後に、演奏会を企画した市の学芸員の方と大谷康子さんによるトーク。4曲目のメンデルスゾーンの前に金聖響さんのトーク。
数日前に結婚が報じられたこともあり、会場から「結婚おめでとう」の声がかかったりして、沸いていました。
どちらも、協奏曲のためにピアノを準備している時間と、立奏のために椅子を片付けている時間を利用したものですが、こういうのも良いなと思いました。

正直言って、いわゆる“地方公演”なので、それほど期待していなかったのですが、いつも行っている定期演奏会と同等以上の満足度でした。
東響は手抜きをしませんね。
ますます好きになりました。

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コメント

 懐かしい!ご結婚その頃でしたか。お幸せそうで、最近すっかり貫禄!ついちゃって(笑)。

 土曜日に、聖響さんの指揮で、服部有吉さんというダンサーとオーストラのコラボレーションの舞台を観てきます。『ラプソディ・イン・ブルー』というタイトルですが、メンデルスゾーンの「イタリア」やバーバー「アダージョ」もプログラムにあります。

 新聞によると、服部さんから聖響さんに、「奏者が舞台でバラバラに散ることはできないか」とか「音楽の無いときに指揮棒を振ってもらえないか」と色々なアイディアが出されたそうです。聖響さんは、奏者がばらばらになることは音の質を下げる恐れがあると判断したそうですが、今このブログを読んで「イタリア」はどうなるかなと…。
 楽しみに聴いて&観てきますね。

投稿: gizmo | 2007年6月12日 (火) 10時38分

>gizmoさん

コラボの舞台では、イタリアの全4楽章が踊られたとか。

http://www.c-music.jp/index.php/blog/detail/i/1493530329/year/2007/month/06/day//blogid/4433/

さすがに立奏ではなかったようですね。

投稿: 稲毛海岸 | 2007年6月16日 (土) 21時51分

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