« 飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2007/5/26) | トップページ | プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団(2007/6/2) »

テミルカーノフ/読売日本交響楽団(2007/5/27)

2007年5月27日(日)14:00
横浜みなとみらいホール
ユーリ・テミルカーノフ指揮
読売日本交響楽団


チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋
チャイコフスキー:交響曲第4番


完売、当日券無しとのことですが、空席が多少ありました。
招待券の未来場分でしょうか。

先週は、池袋の東京芸術劇場でブラームス・プロを聴き、「ロシアの指揮者」という先入観が無意味であったことを悟りましたが、この日は正真正銘のロシアの作曲家、チャイコフスキー・プロです。

しかし、よく考えてみると、ロシア的な響きって、どういう響きなのでしょう?
「ソ連の重戦車が突進するような音」なんていう比喩をどこかで聞いた気もしますが、よくわかりません。
かつて(10年以上前)、フェドせーエフの指揮で、金管をガンガン鳴らす演奏を聴いたことがありますが、それがロシア的かというと、アシュケナージは違うし、ロストロポーヴィチも違ったし、スヴェトラーノフも違いました。
結局「ロシア的」などということは、考えない方が良さそうです。

この日の演奏で、まず驚いたのが「くるみ割り人形」。
「テミルカーノフが振ると、こんなに立派な音楽になるんだ…」と、ただただ目の前に広がる“立派な音”に身を任せました。
大昔にレコードでカラヤンの「くるみ割り人形」を聴いたときにも「実力のある指揮者が手抜きをせずに振ると…」と思いましたが、この日は生演奏ですので迫力が違います。
まるで交響曲を聴いたかのような満足感でした。

交響曲では、冒頭のゆっくりしたテンポに金管が多少不安定になったようにも感じましたが、音楽が滑り出してしまえば後は極上のハーモニー、極上のサウンドが鳴り響きます。
こんな音を引き出すテミルカーノフもすごいけど、それに応えてこんな音を出せる読響はすごい!
テミルカーノフを2公演チケットを買うことについては、いろいろ予定もあって迷ったのですが、聴いて良かったです。

なお完全に個人的な問題ですが、出張の予定が入ってしまい、コンサートの後で前泊のために目的地に向かうことになってしまったため、目の前の「すごい音」に身を任せ、感心しつつも今ひとつ没入できなかったのはちょっと残念でした。
もっと興奮したかった。
やっぱり、演奏会は、心に余裕を持って聴きたいものです。

|

コンサート/オペラ2007」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/15368111

この記事へのトラックバック一覧です: テミルカーノフ/読売日本交響楽団(2007/5/27):

コメント

コメントを書く