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2007年6月16日 (土)

ファルスタッフ(新国立劇場)(2007/6/16)

2007年6月16日(土)14:00
新国立劇場
指揮:ダン・エッティンガー

ヴェルディ:ファルスタッImg_1185_1





前日の「ばらの騎士」の終演が22:30でしたので、15時間後に再び新国立劇場の戻ってきたことになります。
複数の上演日があるので、日程を分散させることも出来たのですが、今回はあえて集中させてみました。
「ばらの騎士」と「ファルスタッフ」を連続して聴く(観る)しあわせ。
ウィーンでの音楽三昧の感覚を少しでも再現してみたかったこともあります。

この日の席は4階席の2列目左寄り。
舞台は問題なく見えますが、オケピットは全く見えません。
初めて生で聴くエッティンガーさんの指揮も楽しみにしていたので、ちょっと残念でした。
しかし、前日の2階席後方の、“3階席の屋根”の下の席よりは音が良かった(大きかった)ような気がします。
(作品も指揮者も違うので断定はできませんが。)

堀内修さんの本によれば、通の人にとっては「ファルスタッフこそ、ヴェルディの最高傑作」(※)なのだそうです。
私はオペラは初心者で「通」の域には達していないので、最高傑作かどうかはわかりません。
「アイーダ」や「オテロ」と比較するには次元が違いすぎるような気もします。
堀内修さんによれば「難解ではなく、万人が楽しむことが出来る作品だが、そのすごさがわかるには、かなりの耳がいる」(※)とのこと。
…というわけで、私は初心者として十分に楽しませてもらいました。

※「これだけは見ておきたいオペラ」(新潮社)という本を見て書きましたが、堀内さんの文章そのものではなく、私が意味をもとに作文しました。

確かに、これは、本当に見ていて楽しいオペラです。
「こうもり」のような「はっはっは」と笑うオペラではなく、ときどき「くすっ」としながら、にこにこして観るオペラ。
「こうもり」が下品というわけではありませんが、上品な(上質なと言った方が良いかも)笑いを誘うオペラだと思いました。

この日の上演も、あちこちに「くすっ」とさせる仕草が仕掛けてあって、字幕に目をやっていると見逃しそうになります。
ピットが見えないのでエッティンガーさんの指揮やオケの様子はわかりませんでしたが、音楽は生き生きとしていて、歌手の皆さんも、この伴奏に乗って演じることが楽しかったのではないでしょうか。

前日の4時間を超える公演に比べて、この日は2時間半の短い(?)公演でしたが満足度では劣りません。
2日続けて性格の全く異なるオペラを2つ聴いて(観て)、日程を分散させずに集中させて良かったと思いました。

【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ
【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【台本】アッリーゴ・ボーイト

【指揮】ダン・エッティンガー
【演出】ジョナサン・ミラー
【美術・衣裳】イザベラ・バイウォーター
【照明】ペーター・ペッチニック
【再演演出】田尾下 哲
【舞台監督】大仁田 雅彦

【合唱指揮】三澤 洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

キャスト
【ファルスタッフ】アラン・タイタス
【フォード】ヴォルフガング・ブレンデル
【フェントン】樋口 達哉
【医師カイウス】大野 光彦
【バルドルフォ】大槻 孝志
【ピストーラ】妻屋 秀和
【フォード夫人アリーチェ】セレーナ・ファルノッキア
【ナンネッタ】中村 恵理
【クイックリー夫人】カラン・アームストロング
【ページ夫人メグ】大林 智子

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