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第2日(ウィーン第1日)(1)♪ルイジ/ウィーン交響楽団

2007年4月29日(日)11:00
ムジークフェラインザール(ウィーン楽友協会)
ファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団

ブルックナー/交響曲第8番(1887年第1稿)

ウィーンでの最初の朝は朝7時に目覚ましで起きました。
ぐっすり寝たせいか、非常に体調が良い!
「な~んだ、西へ向かう場合は夜更かし型だから、時差ボケは大丈夫だ!」と、そのときは思いました。(←これが大きな間違いであったことは後で気がつきました。)(^^ゞ

9時半頃にホテルを出て、歩いて5~10分ほどの「ウィーン西駅(Westbahnhof)」へ向かい、そこで72時間フリーパスを買いました。これで地下鉄や市電などが乗り放題です。
地下鉄を乗り継いで「カールスプラッツ駅(Karlsplatz)」に15分程度で着きました。そこからムジークフェラインまでは歩いてすぐです。
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開演1時間前くらいに建物の扉が開きました。
中に入ったものの、チケットをどこで受け取ったら良いのかわからず、ショップのお姉さんに聞いたら「あそこのボックスオフィスで」と指を指して教えてくれました。建物の正面から入りましたが、左脇の方にボックスオフィスあったのでした。
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印刷してきた予約確認メールを提示すると、発券してくれました。受け取りのサインもなく、渡してくれましたが、「渡した」「渡さない」のトラブルとかはないのでしょうか?大人の社会ですね。(地下鉄も改札とかないし。)

舞い上がっていて、どこから入れば良いのかわからず(2階席へ上がる階段はすぐ目に入ったが、この演奏会での私の席は1階席なので)係員の人にチケットを見せたら、「あそこの階段を上るように」とのこと。階段を上がったところが1階なのでした。
扉があり、のぞいてみると、そこが1階席中央。あまりにもあっけなく、ムジークフェラインザールと御対面となりました。
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美しい!
いま自分がここに居るのがウソのようです。
邪魔にならないように脇へどいて、しばし立って眺めてしまいました。
「おのぼりさん」なので、恥も外聞もなく写真を取っていましたが、欧米人の「おのぼりさん」も多いようで、写真を撮っているのは日本人だけではありません。
それに、あまり日本人は多くないようです。
立見スペースを見に行ったりしてから、立ってプログラムを売っている係員からプログラムを買い、席に着きました。
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席は1階左側、2つ目のバルコニーの3列目。
(Links 2.Parterre-Loge Reihe 3 Platz 3)
上から4番目のランクの席で、価格は45ユーロです。
視覚的には、前の人の頭は多少邪魔になりますが、ステージと同じ高さであり、指揮台にもかなり近いので、十分に満足です。
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バルコニー席は、固定されていない木の椅子が並べてあるだけで、しかも椅子がぎっしり並べてあるので、後から来て1列目に入っていくのは大変そう。
3列目を選んで正解だったかな。

知り合いが多いようで、会場のあちこちで、握手をしたりして挨拶をかわしています。東洋人は少ないので、ちらちらと視線を感じます。
でも、カジュアルな服装の欧米人も見られて、各地からの「おのぼりさん」も多いのかなと思いました。

オケのメンバーが登場すると盛大な拍手。コンサートマスターが真っ先に入場し、オケのメンバーがそろったところで着席するという、ウィーン・フィル日本公演で見るのと同じ形式ですね。
チューニングが終わると、突然携帯電話のベルのような電子音が会場中に3回くらい鳴り響き、びっくり。指揮者が登場する合図のようです。
(この後、シュターツオーパーでも、フォルクスオーパーでも同じでした。)
こうして、ルイジがステージに登場し、ウィーンでの最初の演奏会が、ブルックナーで始まりました。

間抜けなことに、プログラムに、"Urfassung"(1887) と書いてあるのには気がつかずに演奏を聴き始め、ムジークフェラインに響き渡るブルックナーの音に酔いしれていました。途中で、ときどき「おや?」と思いましたが、「生で聴くとCDでは聞こえない音が聞こえるものだ」と気にもせず、第1楽章が壮大な大音量で終了してはじめて、「あ、これは、インバルがCDを出している初版だ!」と気がつきました。
いやはや。(^_^;)

第2楽章も通常の版とは結構違っていますが、遅ればせながら心の準備が完了したせいか、思いっきり楽しめました。

ルイジの指揮はエネルギッシュで、オケのメンバーも負けじとエネルギッシュに体を揺らして熱演。その視覚的効果に見合った音がムジークフェラインに響き渡る。大音量のときの迫力は満点。
(終演後、ロビーで「脳天に響いた」と話していた日本人の女性のグループがいましたが、なかなかうまい表現だと思いました。)

ムジークフェラインの音響は、想像していたのとちょっと違って、残響がめちゃくちゃ長いというわけではなく、さりとてデッドではなく、響いた後です~っと音が消えていく感じ。響いているのに強奏で音が濁らないのに関心します。
先入観では「多少残響過多気味なのかな?」と想像していましたが、そんなことは全くなく、本当に理想的な音です。名ホールの響きを堪能しました。

終楽章が「初版の終わり方」で終了し、音が消えていくと静寂がホールを包みます。ルイジが静かに棒をおろし、5秒か10秒たってから拍手が始まりました。
(「さすがはウィーン、余韻を大切にするんだな」と思いましたが、後の他の演奏会ではそうでもなかったので、「初版の終わり方」に、拍手を始めて良いものかどうか、多くの人が迷ったのかもしれません。)
その後は盛大な拍手とブラボーが飛び交いました。
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終演後、写真を撮っていたら、3人連れの欧米人の家族連れから「シャッターを押して下さい」と頼まれました。日曜日の日中なので、やはり「おのぼりさん」が多かったようです。街中では市民参加のマラソン大会(ウィーン・マラソン)も開かれていました。
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初日のひとつ目から、大変な音を聴いてしまいました。
ムジークフェラインに座って聴いているのが夢の中のような至福のひとときでした。

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