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第2日(ウィーン第1日)(4)♪ヤンソンス/バイエルン放送響

2007年4月29日(日)19:30
ムジークフェラインザール
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団

マーラー/交響曲第7番「夜の歌」

日本でもやったことがない1日3回の演奏会。11:00、15:30に続いて19:30の開演です。
本日2回目のムジークフェラインは、2階右側バルコニー席の2列目。
(Balkon-Loge Rechts Row: 2, Seat: 1 )
上から6番目(立見を除いて下から2番目)のランクの席で、価格は44ユーロです。
(ちなみに、11:00開演のウィーン交響楽団が、上から4番目のランクの席で、価格は45ユーロでした。)
予約時に「restricted view of stage」と表示されていたし、チケットにもドイツ語で同じ意味の言葉が書かれているので、視覚的な面は最初からあきらめていました。

1階席へ行く階段とは別の階段を上り、2階席へ向かいます。
1階席が建物の2階部分にあたりますので、2階席まではかなり長い階段になります。
年配の人は結構大変そう。エレベータもありますが、階段をゆっくり上っているお年寄りも多いです。

2回目とはいえ、当然、2階席は初めてなので、まず2階正面の席へ行ってどんな眺めかチェックしました。良い音がしそうな感じです。
「地球の歩き方」に「音は1階よりも2階の方が良い」と書いてありましたが、どうなのでしょうか? 1階席でも十分に良い音でしたたけどね。
どこかのWEBページには「立ち見席以外は平均的に音が良い」とも書いてありました。
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例によって写真を撮りまくりましたが、今回も、写真を撮っている欧米人が結構います。やはり「おのぼりさん」は日本人だけではないようです。
私はフラッシュは使いませんが、あちこちでフラッシュが光っています。
また、昼間の公演に比べて日本人が多いような気がします。やはりヤンソンスだからでしょうか。

うろうろしていると、2階正面席の両脇のロビーにトイレを発見!
「地球の歩き方」に「ウィーンのホールはトイレが少ない」と書いてありましたが、確かにこれでは少ないかもしれません。そう言えば、1階席のトイレはどこにあったのでしょう?

3階席にも行ってみたかったのですが、開演が迫ってきたのでプログラムを買って席に着くことにしました。
予想通り、身を乗り出して、指揮者の胸から上が、かろうじて見える席です。
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ウィーンの19:30や20:00はまだ明るいです。夕日が窓から差し込む中、オケのメンバーが入場を始めると、会場からは大きな拍手が起こりました。
チューニングが終わると、例によって指揮者が登場する合図の電子音が3回くらい鳴り響きます。今回は2回目なのでびっくりはしませんでしたが、「日本とは雰囲気がずいぶん違うな~」と思います。

ヤンソンスが登場するときは、私は立って拍手をしました。(スタンディングオベーション? いや、視覚的な理由です。)(^^ゞ
オケが着席するのと一緒に私も着席。周りにも似たような人が何人か居ます。
最初は身を乗り出して見ていましたが、さすがに疲れるので、すぐに寄りかかって音楽だけに専念することにしました。
寄りかかると第1ヴァイオリンの後方だけが見えます。

音については、1階席とそんなに差がないように感じました。
ただ、当然、間接音が多くなっているはずで、強いて言えばマイルドな感じの音かなぁ。もっとも、オケが違いますけどね。
昼間の1階席で感じた「響いた後です~っと音が消えていく感じ」「響いているのに強奏で音が濁らない」のは同じで、視覚的にこんなに違うのに、音響がそれほど変わらないのには感心します。

ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団の演奏は、2年くらい前にみなとみらいホールで聴きました。(確かショスタコーヴィチの5番)
オケのサウンドは基本的には同じように聞こえますが(←同じ指揮者とオケだから当たり前)(^^ゞ、みなとみらいホールとムジークフェラインザールでは勝負になりません。
みなとみらいホールも私は比較的好きなホールなんですけどね。横綱と小結くらいの差かな?(^_^)

そのバイエルン放送交響楽団のサウンドはウィーン交響楽団に比べて垢抜けていて、より洗練されている感じです。
翌日のコンサートでも感じましたが、ウィーン交響楽団って、なんだかんだ言っても、やはりウィーンのオケなんだな~と思います。
「どちらが好き」とか言う話しではなく、どちらも違った魅力があります。
1日に両方、それも、ブルックナーとマーラーで聴けるなんて、なんと幸せなことでしょう。さらに、組み合わせとして、ブルックナーがウィーン交響楽団、マーラーがバイエルン放送交響楽団という組み合わせが絶妙。逆の組み合わせでなくて良かった!
午前中のブルックナーが「脳天に響いた」演奏だとしたら、このマーラーは「響きに体が包まれた」演奏でした。

私の座った席は、天井からつり下がったシャンデリアが結構近く、暑かったです。
(そう言えば、このホールはエアコン付きとのことですが、当然、建設当時から付いていたわけではなく、後から工事をしたのでしょう。
どこが冷気の吹き出し口かなときょろきょろしましたが、わかりませんでした。)

暑い上に、体に疲労感を感じていて(←後で時差ボケだったとわかりましたが)、でも、頭はすっきりしているという、あまり経験のない不思議な感覚の体調で、妙に集中して聴くことができ、全曲があっという間に終わった感じでした。
窓から差し込む夕日が夕闇に、そして宵闇に変わっていく中で「夜の歌」を聴くというのも幸せでした。

終演後の拍手は昼間のブルックナーと違って、最後の音が鳴り終わるとともに始まり、私は立ち上がって拍手をしました。
(今度はスタンディングオベーション、兼、視覚的な理由で。)(^_^)
周りの人も、2列目、3列目の人は立っています。
(でも、オルガン横の「見えない席」の人たちは、もう最初からあきらめているのか、座っています。)

盛大なブラボーが飛び交います。
ルイジのときもすごかったですが、ヤンソンスはその数倍は大きい。
オケが引き上げた後に、もう1回ヤンソンスを呼び戻して拍手がようやくおさまりました。
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期待通り、いや期待していた以上の素晴らしい演奏でしたが、ただ、やっぱり視覚的な制約があり、日中に聴いたウィーン交響楽団の方が楽しめたような気がします。(ムジークフェライン初体験というバイアスがかかっていたかもしれません。)

ムジークフェラインやコンツェルトハウスのオンライン予約システムは、sold outになっていても、何日かすると予約可能になっていたりします。
期限内に受け取りの無かったチケットが再販売されるのでしょうか?
今回も、残席超僅少の状態で2階バルコニー席の2列目を急いで買いましたが、後で1階席が出ていたりしていました。そちらも買っておいて、2階席のチケットは会場で券を探していた人に売れば良かったかな…と思いました。でも、2階席バルコニーを経験できたのも良かったと思います。

でも、先ほど書いたように、どちらが上というのではなくて、最高の組み合わせでブルックナーとマーラーを聴くことが出来たと思いました。

ちなみに、こちらのオンライン予約システムは、シートマップから好きな席を選べて、日本よりも進んでいると思います。日本ではそれが出来るのは、楽天チケットの一部くらいですよね。おかげで、今回の8つのコンサートとオペラは、全て通路側の席を確保できました。

実は、バイエルン放送交響楽団の秋の日本公演のうち、ミューザ川崎の3階舞台横のチケットを持っています。曲目はマーラの5番。
でも、そんなことはどうでも良くなるくらいの余韻に浸りながら、暗くなった屋外に出て、ムジークフェラインを後にしました。
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