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2007年7月 8日 (日)

アグレスト/読響(2007/07/07)

2007年7月7日(土)14:00
東京芸術劇場

ミハイル・アグレスト指揮
読売日本交響楽団

ピアノ:児玉桃

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」から
          「チャールダーシュ」(アンコール)


当初、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの指揮が予定されていたコンサートです。
フリューベック・デ・ブルゴスの「シェエラザード」が聴きたくてチケットを買いました。
しかし既報のように病気療養のためキャンセルとなり、代役でミハイル・アグレストが指揮をしました。
アグレストの名前は、私は知りませんでした。

モーツァルトでは、児玉桃さんのピアノは、ただただ自然。
ところどころ装飾音はつけているものの、奇をてらったところは全くなく、モーツァルトのピアノ音楽を心ゆくまで楽しみました。
特に2楽章を、ちょっぴり早めのテンポで美しく弾いたのが特に心に残りました。

オケの方は、弦はなめらかな音を奏でていますが、金管やティンパニは、ややするどいアクセントをつけており、伝統的な音楽なのか、古楽器の影響を受けた音楽なのか、よくわかりませんでした。

この日座った、LBI列は、比較的舞台に近く、左側の席にもかかわらず、ヴァイオリンの音があまり来ませんでした。
確かに、角度的には第1ヴァイオリンの皆さんの楽器は違う方を向いていますが、ちょっと意外でした。
後半のシェエラザードでも傾向は同じで、コンサートマスターの藤原さんのソロも、間接音を聞いているような気分でした。
ピアノの音は、良く届いてました。

後半のシェエラザードでは、私の好みから言うと、もう少し響きに洗練されたものが欲しかったような気がします。
「オペラのオケみたいな音」と言ったら歌劇場のオケに失礼かもしれませんが、読響ならもっとシンフォニックな音を出せると思いました。
もっとも、アグレストの経歴からすると、活動の中心は劇場なので、しっかり“彼の音”を出していたのかもしれません。
シェエラザード第3曲(若い王子と王女)の歌わせるところは、甘美なメロディーを奏で、非常に良かったです。

アンコールにチャイコフスキーの「白鳥の湖」から「チャールダーシュ」。
この曲だけ暗譜で指揮をしました。
自信に満ちあふれた演奏で、推進力も加わって迫力満点。
会場は沸いていましたし、私も聴いていて興奮しましたが、一歩下がって冷静な目で見ると、やはり、もう少し響きの洗練さが欲しくなります。
5月27日にテミルカーノフが同じ読響を振った、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の響きの方が私の好みには合うようです。

…というわけで、残念ながら「大満足」とはいかないで、でも「児玉桃さんのピアノが聴けて嬉しかった」という気分で会場を後にしました。

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