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2007年7月17日 (火)

カリニャーニ/読響(2007/07/17)

2007年7月17日(火)19:00
東京芸術劇場大ホール

指揮:パオロ・カリニャーニ
読売日本交響楽団

ピアノ:辻井伸行

ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
(遅れていったため未聴)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
(遅れていったため第2楽章から鑑賞)
ドビュッシー:映像第1集~「水に映る影」(アンコール)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」


この日は仕事の都合で、開演に間に合わないことが想定されていました。
後半の「春の祭典」だけでも聴きたいと思っていましたが、それも、仕事が延びたら聴けないという微妙な情勢でした。
しかし、仕事が予定よりほんの少し早く終わり、2曲目のラフマニノフの第2楽章から聴くことが出来ました。
たまたま私の乗った有楽町線の車両が、池袋で階段の真ん前に止まったこと、その階段を上がってみたら、芸術劇場に一番近い改札口だったことなど、幸運にも恵まれました。

会場に着いたら、ラフマニノフの第1楽章がロビーのスピーカから流れています。
入り口のおねえさんは、チケットの半券を切りながら「第2楽章から、2階席後方の、舞台が見えない場所で、立っての鑑賞になります。」と言います。
第1楽章も終盤ですので、少し急いで2階席のロビーへ上がりました。
2階R4扉(O列44番の席のところ)の前に立ったのが第1楽章が終わる30秒から1分くらい前。
まさにジャスト・イン・タイムでした。
また、第2楽章と第3楽章の間では、ほとんど間合いがなかったので、途中入場はなかったみたい。
ラッキーでした。

「舞台が見えない場所」とのことでしたが、幸い先頭を切って入場したため、立見の一番前になり、舞台の左半分は見える場所でした。
ピアニストも指揮者も見えました。
そのような場所にしては、音もまあまあでした。
私より先に会場に着いて、ロビーの椅子に座って待っていた方には申し訳ないです。(^^ゞ

ラフマニノフの演奏の第一印象は「ピアノの音がきれい」。
オーケストラの音は、場所が場所だけにあまりよくわかりませんでしたが、お約束の第3楽章では、弦がきれいに歌ってくれて、聴き惚れました。
このラフマニノフ以上に良かったのが、アンコールのドビュッシー。
澄んだ音で、一音一音がはっきりと鳴り、はっとするような美しさでした。
辻井さんは目が不自由な方ですが、演奏が終わって立ち上がるまでは、目が不自由だなんて全くわからない。
このきれいなピアノの音は、また機会を見つけて聴いてみたいと思いました。
Img_1610_1




休憩の後、後半は元々のチケットの席、RBA列に移動。
会場を見渡すと、前の週の「展覧会の絵」のとき(2007年7月12日)はずいぶん空席が目立ちましたが、この日は、まずまずの入り。
満席ではありませんが、3階席まで人がいっぱい入っています。

「春の祭典」は、かつては難曲で大曲だったのでしょうが、今ではオーケストラの普通のレパートリーになっている感じがします。
カリニャーニさんの指揮も、冒頭の部分はあまり細かく振らず、表情付けがメインの手振りです。
音楽が進むにつれて、はっきり振るようになっていきましたが、それでも細かく振っているという感じではありませんでした。
後半はさすがに楽譜に目を落としている時間が長くなりましたが、指揮は雄弁で力強く、危なっかしいところは全くありません。
この「春の祭典」の印象をひとことで言うと「力強い音」。
物理的な音の大きさのことではなくて、演奏から感じるエネルギーのことです。
曲が曲だけに大音量であることは事実です。
でも、デュトワなどは大音量であっても「力強い」と感じるよりも「洗練されている」と感じます。
この日の音楽は、本当に力強い演奏でした。
先週の「展覧会の絵」(2007年7月12日)と、この日の「春の祭典」を同列に比べるのは乱暴ですが、この日の演奏方がカリニャーニさんの身振りが、より大きく、音になって出てきていたように感じました。

この日の2日後の19日には、名古屋で同じプログラムの演奏会があります。
さすがに平日に名古屋まで追いかけていくわけにはいきませんので、ひとまずカリニャーニさんとは、今年はこれでお別れ。
またの来演を心待ちにすることにします。

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