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2007年7月28日 (土)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2007/07/27)

2007年7月27日(金)20:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィル

女声合唱:東京シティ・フィル・コーア

ホルスト:組曲「惑星」(冥王星※つき)
※マシューズ作曲


フェスタサマーミューザ川崎2007の公演です。
この日は午後、都内で仕事があり、17:00に終了したため、開演時間の20:00には余裕で間に合いました。
さすがに17:00からの公開リハーサルは無理です。
途中で入場させてくれるのかどうか不明でしたが、とりあえず川崎に向かってみると、17:30頃にはホールに着くことが出来ました。
幸い、曲間で入場させてくれるとのことです。
席はリハーサルは自由席とのこと。
ロビーのスピーカから「木星」が流れる中、指定されたドア(2-R1扉)の前で待ちました。

「木星」が終わったところで入場し、3Cブロックの席で鑑賞しました。
リハーサルを聴いているお客さんは、20~30席に一人程度座っている状況だったでしょうか。
リハーサルは、もっと演奏を途中で止めたり、しゃべって指示をするかと思いましたが、「海王星」まで全く止めずに通しで演奏。
確かに、前日にオペラシティでの定期演奏会で演奏しているわけですから、今さら細かい指示は必要ないのでしょう。
飯守さんは紫色のシャツにコットンパンツとカジュアルな服装。
そのシャツが、「海王星」にさしかかる頃には、汗で色が濃くなっていました。
「海王星」の最後と「冥王星」の最後のコーラスの音量のバランスだけは直していました。
コーラスは3階席後方右側のドア(3-R5扉)を空けて演奏。
飯守さんは、2階席中央席に座っていた関係者の人に「どうですか?」と声をかけ、3階席の関係者の人に指示をして、1回ずつやり直した後、オケと合唱に「OK」を出しました。最後に「聴衆の皆さんもありがとうございました」と言い、会場からは拍手が起きました。
なお、「天王星」の終盤、大音量から一転して静寂になる部分で、曲が終わったと勘違いしたのか、途中でお客さんを入場させ、ホールに靴音が響き渡ったのは、係員の不手際でしょう。
18:15頃に公開リハーサルが終了しました。

いったんホールの外に出た後、本番開演の20:00少し前にホールに戻りました。
今度はRAブロックでの鑑賞。
この日も両サイドの席は、あまり埋まっていなくて空席が目立ちましたが、平日の夜の川崎での演奏会であることを考慮すると、まずまずの入りと言うべきでしょう。

マシューズの「冥王星」付きの「惑星」は、大友直人さんの指揮で、東響定期で聴いて以来です。
私としては、そのときも今回も、なかなか良く出来た曲だと思いました。
「火星」~「海王星」+「冥王星」で統一感があるし、とってつけたような印象は感じません。
ホルストのオリジナル部分だけを聴くのも良し、冥王星を付けて聴くのも良し。
「冥王星」が惑星から格下げされても、マシューズの曲の価値は下がらないと思います。

本番の演奏が始まったとたん、「すごいっ!リハーサルとは別物」と思いました。
公開リハーサルで「まずまずの出来」と思ったのは浅はかでした。
本番は力の入り具合が違う。
シンフォニックで、スケールが大きく、輝かしく、凝縮された音です。
火星では重量級の音。
水星、金星のような曲では透明感のある澄んだ音色。
木星では輝かしい音。
まさに多彩。
特に、木星の中間部の例のメロディは、極上のハーモニー。
最上級の料理を口にしているような恍惚感でした。

「定期演奏会の翌日なので、練習も行き届いていて、きっと良い演奏をするだろう」と期待していましたが予想通り、いや予想以上。
第1ヴァイオリンが14人の編成でしたが、シティ・フィルの正団員は第1ヴァイオリンが8人ですので、半分近くエキストラのはずですが、そんなことは全く感じさせない演奏でした。

合唱は前述のように3階席の扉の外での演奏。
天井から降りそそぐハーモニーで、雰囲気はすばらしい。
音量は大きくはなく、本当に「遠くからかすかに聞こえてくる」という神秘的な状況。
しかし、カーテンコールでパイプオルガンの前に現れた合唱団を見て、かなりの大人数だったので、ちょっと意外でした。

シティ・フィルは、私は最近よく聴くようになりましたが、毎回素晴らしい演奏を聴かせてくれています。

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コメント

女声合唱で参加していたものです。感想を楽しく拝見しました。ご来場ありがとうございました。当日の様子などの日記を書きましたので、よければトラックバックさせてください。(ウラは戦場のようでした(笑))

投稿: ゆいゆい | 2007年7月29日 (日) 13時17分

>ゆいゆいさん
コメントとトラックバックありがとうございました。
舞台裏がそんなに大変な状態だったなんて…。
神秘的な合唱を聴かせていただき、感謝です。

投稿: 稲毛海岸 | 2007年7月29日 (日) 22時29分

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» 惑星出演(2日目)@ミューザ川崎 [お歌のおけいこ]
歌ってきた。やっぱり、なんて難しい曲なんだろうと、つくづく思う。演奏が始まると、オケの弦楽器は弦がゆるんできてピッチが下がるが、管楽器はあったまってピッチが高くなるという。舞台裏で442Hzにあわせても、その瞬間の、ナマの管楽器のピッチには、とうてい及ばないという…。どんなに頑張っても音が下がって聞こえる。。。「やることは全部やった、この合唱団の限界までいった、後はこんな曲を書いたホルストに文句言おう」って○センセ。2日目のほうは、パート同士の密着感が強かったし、自分が歌うところはちゃんと歌えたし、... [続きを読む]

受信: 2007年7月29日 (日) 13時18分

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