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2007年7月29日 (日)

チョン・ミョンフン/東京フィル(2007/7/29)

2007年7月29日(日)15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール


指揮:チョン・ミョンフン
東京フィル


ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン:交響曲第7番


頭の中には前日の「カルメン」や、前々日の「惑星」のメロディが飛来し、余韻がさめていませんが、この日もミューザ川崎に行ってきました。

チョン・ミョンフンさんと東フィルは、ベートーヴェン全曲のツィクルスを終えたばかりで、本日はそのツィクルスの中の1日と同じプログラムのようです。
ツィクルスの方は聴きませんでしたが、ミューザで聴けて良かったです。
しかも、ミューザの方はツィクルスに比べてチケットがはるかに安い。
本日の席は3階の右側(RAブロック)で、舞台の右半分が見えない席ですが、指揮台は見えるし、天井に近い分音響も良いので不満はありません。
しかも、この日は公開リハーサルもあり。
「本当にいいの?」と言いたくなるような大盤振る舞いです。

しかし会場に着いてみると、11:30の開場は変わりありませんが、12:00開始予定だった公開リハーサルが、12:30開始に変更になったとのこと。
リハーサルの終了予定は13:30とのことです。
「1時間のリハーサルでは全曲は弾かないようだな」と思いながら、リハーサル開始まで、席で1時間ほどゆっくりさせていただきました。

金曜日のシティ・フィルの公開リハーサルでは、途中入場のときに「空いている席でどうぞ」と言われましたが、この日は「チケットの席でお願いします」とのことです。
確かに休日の昼間の完売の演奏会ですので、妥当な指示でしょう。
リハーサル開始時には、20~30%くらいお客さんが居たように見えました。

開場してすぐに入場すると、舞台上には両手で数えられる程度の奏者しか居ませんでしたが、なんとすでにコンサートマスターの席には荒井さんが座っていて、熱心に練習しています。
12時過ぎにはオケのメンバーも4割くらいに増えて、いろいろな音がホール内に響きわたります。
こういう、各自勝手に音を出している状態でも、ミューザの響きは美しい。
こううのをリラックスして聴いているのも良いものです。

12:30頃にチューニングが始まり、チョン・ミョンフンさんが登場すると、会場から拍手が起きましたが、チョン・ミョンフンさんは客席には見向きもせず、オケの方を向きました。
「オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶した後は、英語での練習。
高い丸椅子に座り、譜面台に小さなスコアを置いて、でもスコアはほとんど見ないでの指揮です。
まず「田園」からですが、各楽章の冒頭と、最終楽章の最後を練習して、ところどころ直して15分ほどで終了。
「あれ?残り45分で7番をみっちりやるのかな?」と思いましたが、7番も同じような練習で15分ほどで終了。
結局公開リハーサルは30分ほどで終わってしまいました。
まあ、すでにツィクルスで演奏した曲ですから、今さら細かい練習は必要ないということでしょうね。
チョン・ミョンフンさんの退場時も会場から拍手が起きましたが、チョン・ミョンフンさんは、やはり客席には見向きもしませんでした。

13:00頃に一度ホールを出て、14:00から向かいの市民交流室というところで、30分程度の無料のミニコンサートを聴きました。
洗足学園音楽大学の学生4人によるクラリネット四重奏です。
これについては、別途書くことにします。

さて、15:00から、いよいよ待ちに待った本番でしたが、連日の疲れが出て、「田園」の第1楽章の後半から第2楽章にかけて、眠くなってしまいました。
寝てしまうことはありませんでしたが、何度か危なかった。(^^ゞ
こんなことなら公開リハーサル(←まさか30分だけだとは思いませんでした)はパスして、家でゆっくり休んでくればよかったかもしれません。
せっかくのチョン・ミョンフンを、体調管理の失敗で、もったいないことをしました。

幸い第3楽章からは眠気が覚め、至芸を楽しむことが出来ました。
チョン・ミョンフンさんは、譜面台を置かず暗譜での指揮。
ピリオド奏法の影響を取り入れていない、堂々たる正攻法のベートーヴェン。
特別なことはしないなくて、ただ音が鳴っているだけなのですが、その鳴っている音がすごい!
第5楽章の弦などは、本当に愛おしいメロディでした。

休憩時間に目薬を差し、ミントキャンディをなめて後半に臨んだおかげで、7番の方は眠くなることなく聴けました。
「田園」とは性格の違う曲ですが、こちらも特別なことをするわけでもなく、普通に演奏しているのに出てくる音はすごいという点は共通しています。
第1楽章と第2楽章は、間にほとんど間をおかずに演奏。
第2楽章と第3楽章の後では、インターバルをとっていました。
第4楽章はオケのメンバーにかなり力が入り、コンサートマスターをはじめ、体を揺らし、髪を振り乱しての熱演。
たたきつけるようなリズムが決して下品にならず、格調の高い熱狂(狂乱)ぶりでした。

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