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2007年7月 8日 (日)

NHK-FM:兵庫芸術文化センター管弦楽団と大阪フィル

きょうはNHK-FMで、関西での興味深い2つの演奏会が放送されました。
関東在住の私にとっては、嬉しい機会です。

2007年7月8日 NHK-FMで放送
佐渡裕指揮
兵庫芸術文化センター管弦楽団

チャイコフスキー:交響曲第5番
2007年4月6日 兵庫県立芸術文化センターで収録


いま何かと話題の兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏は、きょうFMで初めて聴きました。
このオーケストラについては、雑誌の批評では、批判的な記事が多いように思います。
「オーケストラとしての基礎が出来ていない」という辛辣な評論もあったように記憶しています。
それに対して、ごく少数派ですが、「オーケストラのコンセプトが違うのだから、批判は妥当ではない」という記事もありました。
確かに「35歳以下」「在籍は最長3年」とのことですので、ユース・オケと思った方がよいのかもしれません。
また、最近では「発足当初に比べて、最近はまとまってきた」という記事もありました。
今回放送されたのは、その「最近」の、2007年4月6日のライブで、曲はチャイコフスキーの交響曲第5番。
指揮は芸術監督の佐渡裕さんです。
生演奏ではなくFMで、それも1回だけ聴いただけなので断言はできませんが、設立から1年半が経過しており、オケとしてのまとまりは出来てきているように聞こえました。
(確かに、いきなり若手を集めて、伝統のあるオケのような音を出すのは難しかったでしょうね。)
佐渡裕さんのわくわくするようなチャイコフスキーの音楽を十分に奏でてくれたように思います。

楽団のホームページを見ると「定期会員券は完売しました」とのこと。
もっとも全席完売ということではなく、一回券は発売されるようです。
定期会員券と一回券の比率がどのくらいなのかわかりませんが、それにしても会員券が完売すると言うことは、地元の期待の高さを感じますね。

2007年7月8日 NHK-FMで放送
大植英次指揮 大阪フィル
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
2007年4月20日 ザ・シンフォニーホールで収録

続いて放送されたのは、大植英次さん指揮の大阪フィルの2007年4月20日の演奏会で、曲目は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番です。

大植さんは、健康上の理由で、2月の定期演奏会と東京公演をキャンセルし、6月の定期演奏会もキャンセルしたそうです。
この演奏会は、その中間で行われた演奏の記録になります。

現代のショスタコーヴィチ演奏には、いろいろな解釈が可能な時代ですが、大植さんの演奏は、楽天的過ぎず、深刻過ぎず、スケールの大きい音響を奏でていたと思います。
金管などに小さなミスはあったようですが、そんなのは些細なことであって、日本でもこういう音が鳴り響いてしまうんだな~と感激しました。

関東は、関西に比べて演奏会の量は恵まれていると思いますが、絶対に関西にかなわないのが、大植英次さんの指揮に接する機会です。
大植さんには、健康に気をつけて頑張ってもらって、いつの日か私が関西まで聴きに行くときに、キャンセルしないでもらいたいものです。(^_^)

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