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2007年9月29日 (土)

スダーン/東響(2007/09/29)

2007年9月29日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団

チェロ:ジャン=ギアン・ケラス


ハイドン:交響曲第3番
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番からサラバンド(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

Img_2136




本来ならば同じスダーン指揮の前日(9月28日)の演奏会とセットで聴けば、さらに良かったのかもしれません。
しかし前日は仕事の都合で聴けなかったため、この日一日だけの鑑賞となりました。
4月から8月までサントリーホール休館という特殊事情があったにせよ、2日連続の定期演奏会(同一プログラム2日公演ではない)というのは東響では異例だと思います。
前日のプログラムは、次のようなものでした。
ハイドン:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:樫本大進)
もちろんどちらか1日だけ聴いても良いプログラムですが、ブラームスの3番とベートーヴェンの「田園」を並べているあたりが、続き物のような気もしますし、1日目が協奏曲で終わるのも(それほど珍しいことではないにせよ)続き物のような気がしてきます。
今年、ツィクルスとしてほとんどの定期演奏会で演奏されているハイドンも、2番、3番と連続しています。
なかなか面白い趣向だと思いました。
もっとも、この日一日を聴いた限りでは(当然のことながら)一日のプログラムでもきちんと完結しており、意識し過ぎだったかもしれません。

さて、この日は、私は改装後初めてのサントリーホール入場でした。
半年ぶりの再会の演奏会は全席完売。補助席が出ていました。
東響定期では、2月以来だと思います。
ただし、場内には多少の空席があり、チケット購入者の未来場があったようです。

改装後のサントリーホールの響きは、多少残響が少なくなったような気がしました。
その分、各楽器の音の分離が良くなり、細かく聞き分けられるようになったような気もしますが、私の好みとしては、以前の方が良かったような気がします。
壁の仕上げ材を貼り替えたという話しを聞きますが、そうであればエージングも必要でしょうから、しばらく様子を見て判断した方が良いかもしれません。

さて、肝心の演奏の方ですが、スダーンさんの指揮は例によって拍子を取るというよりは表情付けをしている印象があり、比喩的に言うならば、それに乗ってオーケストラが踊っているような演奏でした。

ハイドンの交響曲は私は大好きで、初期の曲はあまり生で聴く機会が無かったので、貴重な経験でした。
ただ、こうして聴いてみると「後期の曲は、本当に立派なんだな~」と再認識するという皮肉な感想になってしまいます。
100曲以上の交響曲の「第2番」ですから、当然のことなのですが…。

ドヴォルザークは、独奏チェロとオケが同質の音楽を奏でて、「競争曲ではなく、協奏曲である」ということを実感できる演奏でした。
しかし、だからと言って独奏がオケに埋没しているわけではなく、きちんと存在をアピール。
独奏チェロとオケの各パートのソロとの掛け合いは、聴いていて気持ちの良いものでした。

休憩時間に知り合いの方に会い、隣の席が空いているとのことだったので、後半はP席最前列で聴かせていただきました。
普段はP席でも後方の列を取ることが多いのですが、最前列ですとホルンの開口部の至近距離で、かつバロックティンパニの至近距離のため、音響的に面白い経験をさせていただきました。
「田園」って、こんなにホルンが活躍する曲だったんだ…と再認識。
バロックティンパニの音は、普通のティンパニに比べて、より「太鼓らしい音」がすることを認識。
それから東響のヴァイオリンは、至近距離で聴いてもきれいでした。

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