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2007年10月19日 (金)

プレトニョフ/東フィル(2007/10/19)

2007年10月19日(金)19:00
サントリーホール


指揮:ミハイル・プレトニョフ
東京フィル

ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
スクリャービン:2つの詩曲 作品32-1(アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第4番

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プレトニョフさんの指揮は、いろいろな演奏会評などで、「ちょっと(いや、かなり)変」という先入観を持っていました。
6月にロシア・ナショナル管弦楽団の来日演奏会を聴いたときも、前半の禁欲的な演奏に当惑しました。(新聞評では「肩すかし」と書いていました。)

この日のチャイコフスキーは、それほど「変」ではありませんでした。
しかし、テンポは全般的に速めで、ロシアの大地を思わせるような、いわゆる「チャイコフスキーらしさ」は皆無。
そして、木管楽器のソロが出てくると、ところどころに、ショスタコーヴィチのような皮肉っぽい表情が見え隠れしたような気がしてしまいます。
最後は、猛烈な追い込みで、シンバルがようやくついていったような印象。
聴いた後の私の体感は、結構爽快な印象がありました。
会場も沸いていました。
21世紀のチャイコフスキー演奏としては、こういうのもありでしょう。

前半のプロコフィエフの協奏曲は、メルニコフさんのピアノの音とテクニックが素晴らしい。
プレトニョフさんの指揮も、6月のロシア・ナショナル管弦楽団のときのラフマニノフのような禁欲的な演奏ではなく、ところどころで強烈なパンチも繰り出して、メルニコフさんと協奏しつつ、競争していたように思います。

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コメント

ですよね~。
速かったですよね~、チャイ4。
でもそんなに悪い気がしないのは、なぜ?

投稿: ベンゼン | 2007年10月20日 (土) 19時08分

>ベンゼンさん

コメントありがとうございます。
そうですよね。
私も、こういう演奏が好きなわけではないのに、「最近自分の心が広くなったかな?」と錯覚するくらい、好印象でした。

投稿: 稲毛海岸 | 2007年10月20日 (土) 23時24分

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