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2007年11月16日 (金)

飯守泰次郎/ 東京シティ・フィル(2007/11/16)

2007年11月16日(金)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール


指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィル


マーラー:交響曲第7番「夜の歌」


この曲は今年のゴールデンウィークの旅行中にも、ウィーンのムジークフェラインザールで聴きました。
演奏はマリス・ヤンソンス指揮のバイエルン放送交響楽団。
http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/214_8655.html
この日の東京シティ・フィルとのオーケストラの技量の差は歴然としているはずです。
しかし音楽に対する感動の度合いにあまり差が無いのは面白いものです。

もちろん、感動の質は異なります。
飯守泰次郎さんとヤンソンスさんでは、音楽の方向性がかなり違います。
飯守さんの音楽は、期待(予想)通りの重量級のマーラー。
オーケストラのアンサンブルの乱れや管楽器のソロの技巧に対する不満もありますが、そんなことは気にならないくらいの迫力のある重い音が迫ってきます。
月並みな表現ですが、まるでワーグナーの音楽のようなマーラー。
そして、ところどころ、ブルックナーの音楽のように聞こえる瞬間もありました。
第4楽章の、次々とソロを務める楽器が変わっていく部分などはさすがに難しそうでしたが、全員による合奏の部分などは、本当に壮大な音楽でした。
好みもあると思いますが、こういうズシンと響く音楽は、飯守泰次郎さんの独断場だと思います。
文字通り「飯守さん風のマーラー」を聴いた一夜でした。

第1ヴァイオリンが16人の大きな編成でしたので、シティ・フィルの正団員の数から推定すると、半分近い奏者がエキストラだったのでしょう。
確かに弦楽器などは、前の方の奏者と後ろの方の奏者で、力の入り具合が微妙に異なっていたかもしれません。
でも全般的にはオケとしての一体感はあり、臨時編成の雰囲気ではありませんでした。

なお、この日は開演前にプレトークがありました。
私が会場に着いたときにはすでに舞台上に置かれたピアノに飯守さんが座り、この交響曲の聞き所を次々と弾いていました。
プレトークというよりは、プレコンサートの雰囲気。
この飯守さんの弾くピアノの音が、また重量級で快感。
コンサートの本番を前にしたイントロダクションとしては最高の音楽でした。

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