« ヤンソンス/バイエルン放送響(2007/11/17) | トップページ | アルミンク/新日本フィル(2007/11/23) »

2007年11月22日 (木)

マカル/チェコ・フィル(2007/11/22)

2007年11月22日(木)19:00
すみだトリフォニーホール


指揮:ズデネク・マカル
チェコ・フィル


スメタナ:連作交響詩「わが祖国」


チェコ・フィルの「わが祖国」を聴いたのは2回目です。
前回は1999年の11月。
そのときの指揮は、発売されたCDが評判になった直後の小林研一郎さんでした。
会場は音響的にハンディのある千葉県文化会館という多目的ホールだったにもかかわらず、チェコ・フィルの音に酔いました。
そのときの演奏を細かく覚えているわけではありませんが、「ウィーン・フィルにとってのウィンナワルツのような、チェコ・フィルにとってのわが祖国」と思ったものです。
最前列で聴いたこともあって光景は今でも思い出せます。
残念ながらこの日は、そのときの感動はよみがえりませんでした。

まず、トリフォニーホールの3階RB列30番台の席は、意外と音響が悪いのにちょっと驚きました。
1階席や舞台真横の3階LB列で聴いたときはホールの響きが演奏の素晴らしさを引き立て、至福のひとときと呼べる状態でしたので、この日の残響感のあまり感じられない乾いた音は、同じホールとは思えませんでした。
http://www.triphony.com/concert/img/seat_b1.gif
したがって、もし1階席などで聴いていたら、違う感想を書いたかもしれません。

それから、この日のチェコ・フィルの音は、私にとっては荒く感じられる瞬間がたびたびありました。
曲によって印象が異なり、「シャルカ」と「ターボル」は私は一応満足しました。
「モルダウ」と「ブラニーク」は前半はまあまあ良かったですが後半は満足できませんでした。
「ヴィシェフラド(高い城)」と「ボヘミアの森と草原より」は全般的に満足できませんでした。
マカル/チェコ・フィルは評判も良く、CD(チャイコフスキー)を聴いた印象も良かっただけに、残念でした。
そう言えば、以前FMで放送された、今年の「プラハの春」のオープニングコンサートもマカル/チェコ・フィルの「わが祖国」でしたが、あまり惹かれるものがありませんでした。そのときは「録音のせいだろう」と思っていたのですが…。
演奏終了後のチェコ・フィルのメンバーの表情も、8年前のコバケンのときとは違っていたように感じたのは、深読みしすぎでしょうか。
なお、アンサンブルとしてはあまり感心しない場面が多かったのですが、「シャルカ」のクラリネットや「ブラニーク」のオーボエなど、木管のソロの長いフレーズの表情などは、さすがに「お国もの」だと思いました。

繰り返しますが、音響の良い席で聴いたら、別の印象を持ったかもしれません。
客席からはブラボーの声が複数かかり、オケのメンバーが引き上げた後、無人の舞台に指揮者を呼び戻していました。

|

« ヤンソンス/バイエルン放送響(2007/11/17) | トップページ | アルミンク/新日本フィル(2007/11/23) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/17156011

この記事へのトラックバック一覧です: マカル/チェコ・フィル(2007/11/22):

« ヤンソンス/バイエルン放送響(2007/11/17) | トップページ | アルミンク/新日本フィル(2007/11/23) »