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2007年12月30日 (日)

「第九」を振り返って

年末なので今年を振り返って…と行きたいところですが、ふと気になって、今までに生演奏で聴いた「第九」全てを振り返ってみたくなりました。
全部で26回です。
期間は23年間ですが、多いと言うべきか、少ないと言うべきか…。
ちなみに、指揮者別の回数では秋山和慶さんが8回、ジャン・フルネさんと広上淳一さんが各3回、それ以外の指揮者は各1回でした。

■1984年12月20日(木)19:00
東京文化会館大ホール
指揮:ヘルベルト・ケーゲル
日本フィル

初めて聴いた合唱はもちろん、独唱者の声の迫力にも圧倒されたのを覚えています。
当時の手帳に感想が書いてありました。

1階12列は少し前すぎたようだった。
第1楽章前半は、オケも指揮者もかたくなっていたようだったが、だんだんと音楽がのってきた。
第2楽章が熱演で、指揮者はところどころ指揮台の上でとび上がった。
第4楽章の前で合唱団入場のため、かなりの中断があった。
第4楽章はまったく切れ目なしで演奏された。
終盤のあおりたてるような指揮ぶりが印象的だった。
合唱のこの迫力は、やはり生演奏でなければ味わうことはできない。

■1985年12月28日(土)18:45
簡易保険ホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団

2007年12月29日の演奏会の記録の中に回想を書きました。
http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/20071229_dcd3.html

■1986年4月26日(土)14:15
NHKホール
指揮:朝比奈隆
NHK交響楽団(定期演奏会)

ギュンター・ヴァントさんのキャンセルで実現した演奏会だったと記憶しています。
もっとも、当時はまだ朝比奈さんの人気は、後年ほどではありませんでした。
NHKホールの3階席中央で聴いたので、音響的にあまり良い印象がありませんでした。
しかし、CDになった前日(4月25日)の録音を聴いてみると「実はかなり良い演奏だったのだ」と思いました。
1階席前方で聴けば、違った印象を持ったかもしれません。

■1986年10月12日(日)13:30
サントリーホール
指揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
NHK交響楽団

記念すべきサントリーホールのオープニングです。
1階席中央前方で聴きました。
東京に初のコンサート専用ホールが出来たことと、始めて体験する豊かな残響にかなり舞い上がっていて、演奏はあまり覚えていません。
ソリストにルチア・ポップやベルント・ワイケルが登場し、豪華な顔ぶれでした。
ちょうど、N響定期公演1000回記念の頃でした。

■1991年12月27日(金)19:00
東京文化会館大ホール
指揮:広上淳一
新日本フィル

マーラー編曲版日本初演の演奏でした。
第2楽章でのホルンの強調などが耳に残っています。
当時、まだ広上さんはそれほど知られていなくて、登場したときに背の低さに会場から笑い声が聞こえました。
でも、演奏は大暴れで、終演後は大喝采でした。
客席には、コンクールで優勝した直後の諏訪内晶子さんの姿も見えました。

■1992年12月21日(月)19:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:広上淳一
日本フィル

日フィル正指揮者時代の広上さんです。
非常に魅惑的な演奏でしたが、近くの席のお婆さんが寒いのか手をこすり合わせて、カサカサカサ…という音を立てて、鑑賞の邪魔をしてくれました。
したがって第2楽章後半以降のことはあまり覚えていません。

■1993年12月24日(金)19:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:ガリー・ベルティーニ
東京都交響楽団

細かいことは覚えていませんが「ベルティーニさんの第九が聴けるなんて幸せだ」と感じたのを覚えています。

■1993年12月26日(日)15:00
千葉県文化会館大ホール
指揮:ハンス・フォンク
読売日本交響楽団

「指揮者のフォンクさんが実力者なので必聴」という触れ込みでしたが、読響の演奏はルーチンワークの域を出ておらず、指揮者が力を込めて振っても、淡々と演奏していたように感じました。
現在の読響とは雲泥の差だったと思います。

■1994年12月11日(日)14:00
新宿文化センター
指揮:ジャン・フルネ
東京都交響楽団

合唱団がアマチュアの域を出ておらず、約一週間後に聴いた12月24日の「第九」とは別物でした。

■1994年12月24日(土)18:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:ジャン・フルネ
東京都交響楽団

12月11日の「第九」にがっかりしたので“口直し”が出来、嬉しかったです。
合唱は二期会合唱団。
プロだから当たり前ですが、12月11日のアマチュアとはまるで違う。
人数ははるかに少ないのに迫ってくるものが違う。
やっぱりフルネさんの音楽はこのレベルでなくては…。

■1995年12月24日(日)14:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:ジャン・フルネ
東京都交響楽団

2年続けてフルネさんの「第九」が聴けるのは幸せでした。
本当に良い時代でした。
都響も指揮者に恵まれていますね。

■1996年12月22日(日)14:00
サントリーホール
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
東京フィル

細かく覚えていませんが、良い演奏に感動した記憶は残っています。
ヤルヴィさんの指揮もエネルギッシュだったと思います。

■1997年12月23日(火・祝)15:00
NHKホール
指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団

デュトワさんは“フランスものだけの指揮者”ではないということを再認識しました。
でも「第九」の前にストラヴィンスキーの詩編交響曲を演奏するあたりは、デュトワさんの面目躍如でした。
また聴いてみたいですが、たぶんもう無理でしょうね。

■1998年12月27日(日)14:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

この年から2003年まで6年連続で東響の「第九と四季」を聴きました。
2007年12月29日の演奏会の記録の中に回想を書きました。
http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/20071229_dcd3.html

■1999年12月29日(水)19:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

■2000年12月23日(土)18:00
横浜みなとみらいホール
指揮:広上淳一
日本フィル

広上さんにしては不完全燃焼だったような記憶があります。

■2000年12月29日(金)19:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

■2001年12月29日(土)18:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

■2002年12月29日(日)14:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

■2003年12月28日(日)14:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

■2004年9月25日(土)18:00
サントリーホール
指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団(定期演奏会)

スダーンさんの音楽監督就任記念の「第九」でした。
「東響から秋山さんの時代とは異なる音が…」という評論の記事が載っていたのを記憶しています。
ミューザ川崎での演奏はCDになっています。

■2005年12月25日(土)14:00
横浜みなとみらいホール
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
読売日本交響楽団

80歳をこえた指揮者による若々しい「第九」。
1993年にがっかりした読響の名残は全くありません。
素晴らしい演奏でした。

■2006年12月24日(日)14:00
横浜みなとみらいホール
指揮:ゲルト・アルブレヒト
読売日本交響楽団

正攻法の「第九」で、2年続けて読響の演奏に感動しました。
アルブレヒトさんの常任最後のシーズンで、この後3月に退任されました。

■2007年12月23日(日)14:00
横浜みなとみらいホール
指揮:下野竜也
読売日本交響楽団

http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/20071223_bad2.html

■2007年12月24日(月・祝)14:00
東京芸術劇場大ホール
指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/20071224_43bd.html

■2007年12月29日(土)14:00
サントリーホール
指揮:秋山和慶
東京交響楽団「第九と四季」

http://c-music.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/20071229_dcd3.html

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