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2008年2月15日 (金)

金聖響/東京シティ・フィル(2008/02/15)

2008年2月15日(金)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール


指揮:金聖響
東京シティ・フィル
(第216回定期演奏会)

プロコフィエフ:交響曲第5番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番


東京シティ・フィルの2007年度の年間プログラムを見たときに、真っ先に私の目をひいたのがこの演奏会でした。
この2曲を並べた演奏会というのは、結構珍しいのではないかと思います。
どちらも、普通は演奏会の後半を飾る曲。
今年5月のフィラデルフィア管弦楽団の来日演奏会では、23日(金)と24(土)の2日に分けて演奏される曲目です。
しかも、どちらも私の好きな曲目で、プロコフィエフは特にお気に入りです。
1年くらい前から楽しみにし、発売初日にチケットを買いました。

しかし、残念なことにお客さんお入りは、いま一歩。
1階席は半分も埋まっていなかったのではないでしょうか。
でも、2階両サイドのバルコニーはほとんど埋まっていましたし、3階にも結構お客さんが座っていました。
(要するに、S席以外は、そこそこ売れていたと言うことになりますね。)
そして数は少ないながらも、入場したお客さんは、みんな熱心に聞き入っていて、会場の雰囲気は、なかなか良い雰囲気でした。

前日にはこの同じホールでハーディング/東京フィルの演奏会を聴きました。
昨日は3階正面の席でしたが、この日は正反対の、オルガンの前のP席。
やっぱり私は、P席の方が、視覚面、音響面、価格面ともに好きです。

金聖響さんが指揮する東京シティ・フィルの音は、飯守さんが振ったときの重い音でも、矢崎さんが振ったときの明るい音でもなく、なんと言ったらいいのでしょう、シンフォニックな音です。(語彙が貧弱ですみません。)
しかも、単に音響効果を狙っただけの演奏ではなく、フレーズがなんとも音楽的。
またまた語彙が乏しくてすみません。
「シンフォニックで音楽的な演奏」なんて書いても、全然わかりませんよね。
ただ、弁明ではありませんが、この日の2曲はいろいろな背景があるにせよ、最終的に出来上がった姿は標題のない純粋な交響曲。
(最近では「革命」と呼ばない方が主流ですね。)
この日の演奏は、ことさら何かを強調するわけではなく、しかし決して淡々とした演奏でもなく、ニュアンスと力強さを兼ね備えた、この2曲の、まさに私好みの演奏でした。

一曲めのプロコフィエフから、まるで演奏会後半の雰囲気で、気合いが入っています。
弦楽器群が秀逸。
管楽器のごく一部のソロでは、「あれれ?後半のショスタコーヴィチに練習の優先度を置いたのかな?」という場面がありましたが、全般的には、大熱演、大健闘でした。

後半のショスタコーヴィチもほぼ同様に、弦楽器奏者は、みな体を揺らしての熱演。
本当に魅惑的な音でした。
一曲目のごく一部で気になった、管楽器の「あれれ?」という場面もなく、素晴らしい演奏でした。

東京シティ・フィルは正団員の数がそれほど多くはないので、今回も多くのエキストラの奏者が参加しているものと思います。
エキストラが比較的固定メンバーなのか、毎回違うメンバーなのかは、単なる一般音楽ファンの私にはわかりませんが、決して臨時編成のオケの音ではありませんでした。

演奏終了後、拍手を受けながら、オケのメンバーはあちこちで、ニコニコしながら、何やら二言三言交わしあっていました。

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昨日に続いて今日もオペラシティへ。金聖響東京シティ・フィル、プロコショスタコ、5番5番というおいしいプログラムです。(^_^;)   プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調... [続きを読む]

受信: 2008年2月16日 (土) 20時32分

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