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2008年2月 5日 (火)

ノリントンの「わが祖国」のCD

もともと好きな曲でしたが、最近再びスメタナ作曲の連作交響詩「わが祖国」に興味を持って聴いています。

きっかけは昨年11月のチェコ・フィルの演奏会が、私の座った席の音響のせいか、満場大喝采の中、取り残されてしまったことです。

でも、1月のプラハ交響楽団の演奏会はとっても好印象で、私にとってはリベンジが出来て大満足でした。

CDでは、コシュラー/都響の演奏で、27年前に聴いた演奏会の追体験をしました。
タイムマシンに乗って若返って当時の東京文化会館に座っている気分でした。

続いて、アーノンクール/ウィーン・フィルという比較的変わった部類に入るCDを買ってきてみましたが、何回聴いても良さがわかりません。(^^ゞ
雑誌などでの評論家の先生のウケは、結構良い演奏なのですけれどね。
どうもアーノンクールは、この演奏に限らず私とはあまり相性が良くないようです。

もうひとつの変わり種のノリントン/ロンドン・クラシカル・プレイヤーズのCDも買ってみました。
音楽之友社の「21世紀の名曲名盤」というムックでは、金子建志さんだけが一票を投じています。
全く期待せずに、冷やかし半分で聴き始めたのですが、これが、なんと、素晴らしい!
ピリオド楽器がどうのこうのという前に、“音”が生き生きと迫ってくるのです。
良く聴けばノリントンさん特有の“小細工”もあるのかもしれませんが、私は細部は気にせずに聴き通しました。
(もっとも、1月30日に聴いた「英雄」の生演奏では、その“小細工”のひとつひとつが、自然で説得力を持つ音として心に迫ってきましたので、「変わった演奏」を期待し過ぎてはいけないのでしょう。)
万人向きの演奏ではないかもしれないし、「わが祖国」の最初の1枚として購入するには難があるかもしれませんが、なかなか魅力的な1枚であることは事実です。
私は、最近は、コシュラー/都響のCDと交互に聴いて楽しんでいます。

…となると必然的に、秋にコバケンが都響の定期を振って演奏する「わが祖国」は非常に楽しみだったわけですが、会場のダブルブッキングによる演奏会中止のニュースが飛び込んできて仰天しました。

過去には、1998年の東京シティ・フィル、1999年のチェコ・フィル来日公演で、コバケンの「わが祖国」を聴いたことがありますが、いずれも素晴らしかったです。
チェコ・フィルとのCDも良いですね。

コバケンは3月の札響定期でも「わが祖国」を振ります。
札幌の皆さんが羨ましいです。

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コメント

私はノイマンで育ったのでノイマン・チェコフィルが安心して聴けます。最近、凄いなあとおもったのはALTUSから出ているマタチッチがN響を指揮したものですか。解説によるとチェコ動乱の年にマタチッチのたっての希望でそれまで全曲を演奏したことのなかったN響を一から指導して演奏したものだそうです。
似たような演奏にクーベリックがベルリンの壁崩壊後初めてプラハの春で演奏したCDもありましたね。
コバケンのわが祖国はとうとう札幌のチケットと航空券を取ってしまいました。東文がこの代金払ってくれないかなあ。。。

投稿: ぴよ! | 2008年2月 6日 (水) 12時57分

ぴよ!さま
私もノイマンはLP時代にお世話になりました。
でも、ノイマンがN響を指揮した生演奏の印象はあまり良くありませんでした。
「やっぱりチェコ・フィルじゃないと駄目なのかな~」と思っていましたが、それよりずいぶん昔のマタチッチは良かったのですね。
こんど聴いてみたいと思います。
マタチッチはN響との「第九」のCDが良かったので、きっと私の好みにも合うと思います。
札幌は、12月のボッセ(ハイドン)で行ってしまったので、今回はパスします。
楽しんできて下さい。

投稿: 稲毛海岸 | 2008年2月 9日 (土) 00時15分

ありがとうございます。
まだ、少し時間はありますが、気をつけていってきます。
ちなみに、都響の横文字指揮者になったエリアフ・インバルですが、2009年のシーズンからチェコ・フィルの主席指揮者に就任するとの発表がありました。マカルの後任らしいです。

投稿: ぴよ! | 2008年2月 9日 (土) 01時00分

ぴよ!さま
そうですか。
…となると、都響にはどれくらい来てくれるのでしょうかねぇ…。
2008年度は、小泉さんも含めて登場回数が少なく、「客演指揮者ばっかり!」の印象がありますから…。

投稿: 稲毛海岸 | 2008年2月 9日 (土) 20時54分

インバルとの契約では確か年2回だったはずです。2公演ずつなのかどうかはわかりませんが、コメントで「比較的コンパクトな内容だったので契約した」旨の発言がありましたから2公演ずつなのかもしれません。
都響については音楽監督を置くという形態よりも、自分たちの音楽形態をオーケストラ自体が模索していくという形態に変わろうとしているように思います。例えみっちりとでも1コンサート3日程度のリハーサルでその音楽家の全てを受け取ることは難しいのかもしれません。おそらく、デプリースト時代にまず自分たちの音楽を作ったうえで指揮者を受け入れて、指揮者の意図を反映していく、ある意味オーケストラが自発的に音楽を作る形式に変化してきているように思います。いくつかのコンサートのインタビューを見てみると、デプリースト自体もオーケストラが自立することを後押ししたように思えます。
近年、世界的に常任指揮者、音楽監督を置けない状況になっているようですから、ある意味。そうなることは必然なのかもしれません。N響も同じ道を模索しているように私には見えます。
それでも、必要なメンバがいるからと、コーチ役として大曲を指揮できるインバルが呼ばれたように、オーケストラメンバのコメントに書かれていましたし、インバル自身も自らが大曲を振るために呼ばれたと言っています。
チェコ・フィルもレパートリーのインターナショナル化のためにインバルを呼ぶようですし。

投稿: ぴよ! | 2008年2月 9日 (土) 22時55分

ぴよ!さま
確かに「音楽の友」誌のインタビュー記事にも、そのように載っていました。
2009年からは半年に1回くらいのペースになるのでしょうか。
楽しみに待ちたいと思います。
(次シーズンも、「年度」で見れば一応2回ではありますが、中10ヶ月ですし。)
個人的には、小泉さんの登場回数がもう少し多いのではないかと予想していました。
まあ、いろいろ事情があるのかもしれません。
「常任」を補完する意味での「正指揮者」が機能している読響は恵まれているのでしょうね。

投稿: 稲毛海岸 | 2008年2月10日 (日) 22時35分

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