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2008年3月14日 (金)

エッティンガー/東京フィル(2008/03/14)

2008年3月14日(金)18:30
千葉市文化交流プラザホール

指揮・ピアノ:ダン・エッティンガー
東京フィル
(第33回千葉市定期演奏会)
ソプラノ・お話:中村恵理

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
シューベルト:歌曲「アヴェ・マリア」
シューベルト:歌曲「ます」
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」より「さあ、この薬で」
モーツァルト:歌劇「魔笛」より「愛の喜びは露と消え」
グリーク:付帯音楽「ペールギュント」より「ソルヴェーグの歌」
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

エッティンガーさん指揮の東フィル定期のライブ録音はNHK-FMで聴いていますし、オペラは新国立劇場で観ています。
おなじみの指揮者のつもりでいましたが、よく考えると、コンサートを生で聴くのはこの日が初めてでした。
しかも、新国立劇場の4階席からはピットの中は見えませんので、指揮姿を見るのも、この日が初めてでした。

大変エネルギッシュな指揮ぶりで、そのパワーが音に乗り移って爆風のように迫ってくる感じ。
「魔笛」序曲も「運命」も、日本のオケの通常のレベルとはパワーが違う印象です。
ただ、歌の伴奏にまわったときのオケの音には、そのパワーが感じられず、ちょっと残念でした。

ソプラノの中村恵理さんが英語を通訳しながらの、エッティンガーさんとのトークが楽しかったですが、エッティンガーさんは風邪をひいて3月8日のサントリーホールでの定期演奏会の後、寝込んでいらしたそうで、当初予定されていたエッティンガーさんの歌がキャンセルになったのは残念でした。

中村恵理さんの声もなかなか魅力的。
軽すぎず、重すぎず、無理な声のはり上げもせず、一音一音を大切に歌い込んでいる感じです。
容姿も良いので、舞台に花が咲いた感じです。
「アヴェ・マリア」「ます」はピアノ伴奏での歌唱でしたが、ピアノの音が鳴り終わる前に会場からは拍手が起こってしまいました。
オケの伴奏での4曲の中では、グノーの「私は夢に生きたい」が、楽しさ、迫力、技巧ともに会場を圧倒する素晴らしい歌唱。
この圧倒的な歌唱を聴くと、他の5曲は「力をセーブしていたのかな?」と思ってしまいましたが、まあ、歌の性格が違うので、そんなこともないのでしょう。
中村恵理さんの“声”は、またぜひ聴いてみたいです。

この会場の音響は、シンフォニーを聴くには、個人的にはもう少し残響が欲しいところですが、逆に歌にはこの程度の残響の方が好ましく感じました。
このホールは、2006年度まで「ぱるるプラザ千葉 ぱるるホール」と呼ばれていたところです。2008年度からは、京葉銀行が命名権を取得し、「京葉銀行文化プラザ 音楽ホール」と、また名称が変わるそうです。
http://www.mielparque.jp/chiba/hall.htm

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コメント

こんばんは、ベンゼンです。
いらっしゃったんですか、あそこに。
私は2Fバルコニーでした。
同じ千葉県民でしたか、こりゃ驚いた。
私は、ベト5は「ふつう」と思いました。
中村さんはよかったですね。
特にご指摘のグノーが。
エッティンガーのBrが聴けなかったのは残念です。
ところでこのホールは4回目なのですが、今回音が非常に悪かった。
今まではよかったのに。
なぜだろうか。

投稿: ベンゼン | 2008年3月15日 (土) 00時01分

ベンゼン様
コメントありがとうございます。
やはりグノーは良かったですか。
ホールの音響の法則は、ときどきわからないことがありますよね。
雨天で湿度が高かったから?
そんな単純なものではないのでしょうが…。

投稿: 稲毛海岸 | 2008年3月15日 (土) 22時04分

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