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2008年3月26日 (水)

デプリースト/都響(2008/03/26)

2008年3月26日(水)19:00
サントリーホール

指揮:ジェイムズ・デプリースト
東京都交響楽団
(第659回定期演奏会Bシリーズ)
ヴァイオリン:矢部達哉

ペルト:フラトレス
    [弦楽オーケストラと打楽器のための(1991年版)]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」


ヒンデミットの演奏が終わった後は、まるでマーラーの交響曲の後のような歓声と盛大な拍手。
確かに、この音響効果は素晴らしいものでした。
しかし、単なる“きれいな響き”だけではなくて、その“音”が雄弁に何かを語り、心に迫ってくるかのような印象でした。
デプリーストさんは、細部を浮かび上がらせることよりも、オケ全体の音が溶け合った状態を目指していると思いますが、その一体感のある美音は聴いていて爽快でした。

「ドン・ファン」は、ヒンデミットに比べると弱音時の金管楽器の細部の丁寧な音作りを望みたい箇所もありましたが、それはほんの一部のことで、全般的にはやはり素晴らし音響効果でした。

なお、前半の2曲については、近くの席のお客さんの騒音で、著しく集中力をそがれましたので、あまりコメントする立場にありませんが、都響の弦楽器群は、何とも言えない艶のある音色を出していました。
ペルトは、かなりの緊張感を伴った弱音が魅力的。
モーツァルトの協奏曲は、矢部さんのヴァイオリンが磨き抜かれた音色。
しかし優雅に弾いているだけではなくて、コンマスの山本さんの方を向いて情熱的に煽る場面も。
そういえば、「ドン・ファン」での山本さんのソロも、なかなかの美音でした。

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