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2008年4月18日 (金)

スクロヴァチェフスキ/読響(2008/04/18)

2008年4月18日(金)19:00
サントリーホール

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
読売日本交響楽団
(第470回定期演奏会)

ブルックナー:交響曲第5番

重厚なブルックナーではないし、“筋肉質”という比喩もちょっと違うかも。
約1年前に、みなとみらいホールで聴いたときに「まるでアメリカのメジャーオケのような」と感じたのを思い出しました。

この日の読響も全席完売の人気。
招待客の未来場分かどうかわかりませんが、僅かの空席はありましたが、2月のホーネックさん3月の下野さんの“完売”のときよりも、お客さんは入っていたと思います。

スクロヴァチェフスキさんは、例によって80歳をこえているとは思えない足取りでスタスタと歩いて登場。
もちろん全曲立っての指揮ですし、多くの曲でそうであるように、この曲も暗譜での指揮です。
そして、出てくる音楽は決して枯淡の境地などではなく、生命力と推進力に満ちたものです。
第1楽章が始まったばかりだというのに、オケの団員もめいっぱい力を込めて演奏しています。
チェロ主席の毛利さんが、頭を振り、肩を大きく揺らして熱演しているのが特に目立ちました。

第1楽章、第2楽章は、テンポがそれほど速いわけではありませんが、爽快感を感じるブルックナーでした。
第3楽章は、私の持っているCDの演奏に比べると、ところどころ、結構速めに感じました。
オケも、ギリギリと言うほど危うくはありませんが、この速めのテンポに夢中でついていった印象です。
この曲の3楽章では、ブルックナーにしては(?)心が弾むようなメロディーの部分も多々あり、速めのテンポが生きた感じです。
そして、素人耳にはそれほど荒れた印象はありませんでしたが、この3楽章が終わったところで、スクロヴァチェフスキさんはコンマスの藤原さんにチューニングを要求。
音を整えたところで第4楽章を高らかに演奏しました。

全曲が終わり、スクロヴァチェフスキさんが手を止めた後もすぐには拍手は起こらず、残響が消えていくのがはっきり最後まで聞こえました。
スクロヴァチェフスキさんが手を下ろすやいなや、盛大な拍手とブラボーの嵐。
(サントリーホールの残響が満席時に2.1秒とのことなので)その間はほんの4~5秒だと思いますが、日頃、フライング気味の拍手に辟易しているので、幸福な瞬間でした。

スクロヴァチェフスキさんが1回舞台の袖に引き上げて再登場した時点で、オケのメンバーからは盛大な拍手。
精緻なアンサンブルと言うよりは、勢いを重視したような演奏でしたが、ライブならではの興奮を誘う演奏に対して、この拍手は異存はありません。
それにしても、たいした人気です。
オケが引き上げた後もスクロヴァチェフスキさんを舞台に呼び戻しました。

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終わりました。やっぱりブルックナーはいいですねぇ~ (^_^;) スクロヴァチェフスキの指揮は、彼のいつものテンポ(といっても、ほかの指揮者に比べると少し早めですが)。管をうま... [続きを読む]

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