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2008年5月 5日 (月)

マーラーの交響曲の思い出(02)

■マーラーの交響曲の思い出:第2番「復活」

この曲は、マーラーの交響曲の中では比較的好んで聴いているので、いろいろな演奏を聴いていますが、なぜか私にとっては毎回新鮮な気持ちで接することが出来る曲のため、過去の演奏会の“音”はあまり記憶に残っていません。
今年聴いたホーネック/読響(2008/2/10)の演奏会でも、感想に「まるで、この曲を初めて聴いたかのような」と書いています。

過去の演奏で、“音”ではなく“光景”が記憶に残っているものはいくつかあります。
チョン・ミョンフン/東フィル(2001/6/15)は合併直後の演奏会、井上道義/東響(2003/10/18)は力のこもった最初の一振りが鮮烈な印象、ハーディング/東フィル(2006/4/8)は、初めて生で見たハーディングの表情が今でも目に焼き付いています。

そうした中で、この曲の特に印象に残っている演奏会は、初めて聴いたベルリン・フィルの生演奏でした。
(もっとも「初めて」と書きましたが、ベルリン・フィルは私は今までに2回しか生で聴いたことがありません。)

1996年10月20日(日)19:00
サントリーホール
指揮:クラウディオ・アバド
ベルリン・フィル

ソプラノ:シルヴィア・マクネアー
メゾ・ソプラノ:マリアンナ・タラーソワ
スウェーデン放送合唱団
エリック・エリクソン室内合唱団
マーラー:交響曲第2番「復活」

曲が進むにつれてアバドの表情が恍惚感すら感じさせるような喜びに満ちたものに変貌していったのが印象的でした。
透明感のあるコーラスも秀逸。
最終楽章で合唱が始まる部分の弱音は、永遠に終わってほしくないと思えるような神秘的な瞬間でした。

演奏中に客席で携帯電話が鳴ってしまい、マスコミでも話題になったと記憶してます。
アバドの「一番良い部分で鳴ってしまいましたね」という談話が掲載されたり、その後しばらくはホール入場の際に配られるパンフレットに注意を促すビラが挿入されたりしました。
最終的には、携帯電話の電波を遮断する装置がホールへ設置されましたが、おそらくその契機となった公演だと記憶しています。

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