« 秋山和慶/東響(2009/1/28) | トップページ | ブリュッヘン/新日本フィル(2009/02/07) »

2009年1月31日 (土)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2009/1/31)

2009年1月31日(土)18:00
東京芸術劇場大ホール

2009都民芸術フェスティバル
オーケストラ・シリーズNo.40
指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィル

ピアノ:菊地裕介

シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
(アンコール)

「フィンランディア」の最初の一音が鳴ったとたん、「あ、飯守さんの音だ」と嬉しくなりました。
重量感のある音ですが、飯守さんがクィッと腰をひねって手を大きく振ると、オーケストラの音にアクセントがつき、爽快。
「ワーグナーの管弦楽名曲集」のようなコンサートの中に一曲紛れ込ませても違和感がないのではないかと思うようなシベリウスでした。

続くラフマニノフの菊地さんのピアノの音は、くっきりとしたサウンド。
弦楽器的な音ではなく、打楽器的な音に近いサウンドに感じましたが、私はこういう指向のピアノ音も結構好きです。
菊地さんのピアノでバルトークとかも聴いてみたくなりました。
バックの飯守さんとシティ・フィルは、基本的にはピアノを盛り立てながらも、ここぞというところでは迫力をもって応じていました。

休憩後のショスタコーヴィチは飯守さんお得意の曲のはず。
CDも2種類出されていますし、そのうちの1枚の関西フィルの東京公演を聴いた人の話しでも「凄かった」とのこと。
事実、期待通り、いや、期待以上の力演でした。
飯守さんの気合いもかなりのものでしたが、その飯守さんの体の動きに奏者が敏感に反応して、オケがうねる、咆哮する。
大音量の部分だけでなく、静かな部分の緊張感も見事。
会場も、大いに沸いていました。

アンコールが不要なくらい感激しましたが、明るくすがすがしい曲が演奏されました。
それまでの3曲とは雰囲気がガラリと変わった印象を受けましたが、これはこれで快演。
定期演奏会並み、あるいはそれ以上の気合いの入ったコンサートでした。

|

« 秋山和慶/東響(2009/1/28) | トップページ | ブリュッヘン/新日本フィル(2009/02/07) »

コメント

お久しぶりです。

飯守先生に関西フィルでの第5交響曲の感想を直接お伝えした際、「ああいう名曲が一番難しい。」とおっしゃっていました。他には、ベートーヴェンの第5交響曲や、ドヴォルザークの「新世界より」を例に挙げていらっしゃいましたね。

ああいう終わり方の曲で、単に盛り上げるだけではなく聴衆を感動に導くというのは、さすが重鎮といった感じがします。

投稿: prelude | 2009年1月31日 (土) 23時22分

preludeさま、こんにちは。
なるほど。
名曲と言えども、ルーティンワークでこなすのではなく、全力投球された演奏に感謝したいと思います。
帰宅後、2種のCD(1996年の名古屋フィルと2007年の関西フィル)を聴き直してみましたが、結構印象が違います。
オケ、ホール、録音の違いもあるのでしょうけど、演奏は進化(深化)しているように感じました。

投稿: 稲毛海岸 | 2009年2月 1日 (日) 13時14分

やっぱりいらしてましたね。
飯守さんなので、もしかしたらと思っておりました。
菊池さんのバルトーク、いいかもしれませんね。
打楽器的、さすがうまいこと言いますね(笑)。なるほどと思いました。

私も飯守さんの精力的な動きに感激しました。
遠くから見ていてもオーケストラより強いエネルギーが伝わってきました。


次のニアミスはいつの演奏会でしょうね。楽しみにしています。

投稿: gizmo | 2009年2月 4日 (水) 13時22分

gizmoさん
いらしていたのですね。
私は1階席前方の席でしたが、飯守さんが力を込めたときの息づかいの音が聞こえて、こちらも気合いが入りました。

投稿: 稲毛海岸 | 2009年2月 4日 (水) 21時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/43916777

この記事へのトラックバック一覧です: 飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2009/1/31):

« 秋山和慶/東響(2009/1/28) | トップページ | ブリュッヘン/新日本フィル(2009/02/07) »