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2009年2月 8日 (日)

秋山和慶/東響(2009/02/08)

2009年2月8日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:秋山和慶
東京交響楽団
(川崎名曲全集 第44回)
ヴァイオリン:ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ

ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
(アンコール)
ブラームス:交響曲第1番

秋山さんの指揮は結構聴いていますが、卓越した棒さばきから、どうしても“カチッとしたシンフォニックなサウンド”という先入観を持ってしまいます。
しかし、情感を持ち、歌うところは歌う魅力的な音楽であることは、毎回確認済み。
この日の「謝肉祭」も、最初と最後の“鳴らす部分”だけでなく、中間部のゆったりとした部分の雰囲気も印象的でした。

続くヴァイオリン協奏曲では、サレルノ=ソネンバーグさんの情熱的なソロが炸裂。
冒頭のソロから聞こえるか聞こえないかのような小さな音でゆっくりと弾き始め、強弱のアクセントや表情付けを多用した演奏。
こういうスタイルの演奏は、特にライヴで映える演奏だと思います。
オーケストラも、コンマスの高木さんが渾身の力で応じ、丁々発止のやり取りを演じていたように思います。
しかし、決して粗野な演奏ではなく、ギリギリのところで節度を保った魅力的な演奏でした。
秋山さんとオーケストラも一緒に演奏されたアンコールは、曲がヴォカリーズということでしっとりとした演奏でした。

休憩後のブラームスは正攻法。
決して先を急がず、かといって、もたもたせず、重くならず、軽くならず。
描写力が無くて「こういう特徴のある演奏でした」と言えないのですが、全曲を、ひたすら心地良く、充足感を持って聴くことが出来ました。
第3楽章での高木さんのソロが、伸びやかな高音を響かせて魅力的。
高木さんのリードもあったのか、弦楽器は好調でした。
高木さん、コンマス就任当時に比べて余裕が出て来たというか、リーダーシップと存在感を感じる演奏でした。
木管陣もフルートの甲藤さんをはじめ、美しい音色で演奏に華を添えていました。

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