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2009年2月20日 (金)

ブリュッヘン/新日本フィル(2009/02/20)

2009年2月20日(金)19:15
すみだトリフォニーホール

指揮:フランス・ブリュッヘン
新日本フィルハーモニー交響楽団

(「ロンドン・セット」全曲演奏会 第3回)

ハイドン作曲交響曲第99番
ハイドン作曲交響曲第100番「軍隊」
ハイドン作曲交響曲第101番「時計」
ハイドン作曲交響曲第101番「時計」~第2楽章
(アンコール)

前半、ちょっと体調不良だったので定かではありませんが、99番の音は今までの6曲とは違って聞こえました。
すっきり目のいわゆるピリオド系らしいサウンドで、音の分解能は良いです。
その分、ふくよかさや音の厚みはあまり感じられません。
好みの問題だとは思いますが、今までの6曲の印象が強烈なので、私は多少違和感を感じました。
もっとも「比較すれば」の話しであって、十分に素晴らしい演奏であることは間違いありません。
この一曲だけを聴いたとしたら、おそらく大絶賛したと思います。

2曲目の「軍隊」になると、今までの6曲に近いサウンドに変わったような気がします。
驚いたのは第4楽章後半で、舞台上手(右側)から打楽器奏者(4人だったかな?)が軍楽隊に扮して隊列を組んで出て来て、どんちゃんどんちゃんと鳴らしたこと。
ときどき立ち止まりながら曲が終わるときには舞台下手(左側)に去っていきました。
視覚効果に加えて、指揮者より前(客席寄り)で演奏したことによる音響効果で、強烈な印象です。
まさか、こんな演出をするとは!
この第4楽章は、強烈なリズムと迫力で、やはり、今までの6曲や、この日の99番とは違った印象を受けました。

こうして軍楽隊に目を覚まされたのか、休憩の後にはなぜか体調も良くなり、「時計」は存分に楽しむことが出来ました。
この演奏のサウンドは、今までの6曲と同じ傾向の印象。
有名な第2楽章では、弦のピツィカートに耳慣れない装飾音がついていて、「おや?」と背伸びして見ると、楽員さんもにこにこ笑っている方もいます。
しっとりとした第3楽章の神秘的とすら言えそうな雰囲気も魅力的。
第4楽章は格調高く崇高な雰囲気で、素晴らしい演奏でした。

アンコールは、有名な「時計」の第2楽章。
個人的には、あの軍楽隊の再登場も期待したのですが、まあ有名な度合いから言えば「時計」の方がはるかに上でしょうから、聴衆へのサービスという点では妥当な線なのでしょう。
あの「おや?」と思った場面ももう一回再現され、素敵なプレイバック。
あと5回繰り返して聴いても飽きないでしょう。
「ああ、もう終わってしまう!」「これであとはたったの3曲しか残っていない!」と思いながら聴いていました。

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