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2009年2月21日 (土)

飯森範親/東響(2009/02/21)

2009年2月21日(土)18:00
サントリーホール

指揮:飯森範親
東京交響楽団
(第564回定期演奏会)
ピアノ:岡田博美

シューベルト:イタリア風序曲第2番
リスト:死の舞踏
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

前半は良かったです。
はつらつとした、メリハリのきいたシューベルト。
プログラムの冊子の解説を読む限り、「ロッシーニの序曲のような」と言わない方が良さそうですが、それでも素人的にはそういう連想をしてしまう曲であり、演奏でした。

リストの死の舞踏は、岡田さんのピアノの迫力に圧倒されました。
私は舞台後方側で聴いていてこの音ですから、正面側で聴いていたらもっとすごかったでしょう。
曲としては、ピアノ協奏曲に比べて全体像の捉えどころがわかりにくい印象も受けましたが、それでもリストはリスト。
ピアノパートはもちろん魅力的ですし、オーケストラも結構派手に鳴ります。
オーケストラのドライブという意味では、飯森さんがピンチヒッターで指揮をした「ペトルーシュカ」の快演(2008年6月)を思い出しました。

そういうわけで、後半のマーラーに大いに期待して休憩時間を過ごしたのですが、残念ながら、この日の「夜の歌」の演奏は、私の好みとちょっと違っていたようです。
この曲の第1楽章から第4楽章は、神秘的な雰囲気とか、妖しい雰囲気が欲しいような気がします。
この日の演奏は、音がストレートに出てくる感じ。
純音楽的と言えばそうなのかもしれませんが「音楽」と言うよりも「サウンド」に聞こえました。
もちろん、飯森さんの意志を感じる力強いサウンドでしたが、先ほど書いたようにストレート過ぎる印象を持ちました。
第5楽章も、本来であれば第4楽章までの雰囲気から一転した「何かが始まる」ようなにぎやかさを対比して欲しいところですが、「サウンド」としては第4楽章までと変わらない印象。
この曲には、曲としての難しさもあるようですが、図らずもそれを体感したような気がしました。
もっとも、会場は大いに沸いていて「ブラボー」も飛び交っていたので、このように感じていたのは私だけかもしれません。

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