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2009年3月 8日 (日)

飯守泰次郎/東響(2009/03/08)

2009年3月8日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:飯守泰次郎
東京交響楽団
(川崎名曲全集 第45回)
ピアノ:今川映美子

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
        ~ジークフリートの死と葬送行進曲
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
        第1幕への前奏曲
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲

        (アンコール)

東京交響楽団のコンサートも、飯守泰次郎さんのコンサートも、比較的多く聴いている私にとって、飯守泰次郎さんが東京交響楽団を指揮している場面は、ちょっと不思議な気分でした。

手兵の東京シティ・フィルを振ったときのような重低音が迫ってくる雰囲気とは多少雰囲気が違い、比較的カラフルな音。
しかし、秋山和慶さんが振ったときとも、スダーンさんが振ったときとも異なり、やはり飯守さんの重めのサウンドです。
しかし、この日はかなり歯切れの良さも感じました。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲を飯守さんが振るというだけでオーケストラパートに期待してしまいますが、単なる伴奏のはずの弦のピチカートすら、飯守さんは力を込めて振り、オケもそれに応えてまるで交響曲のような気合いの入れ方で演奏していました。
飯守さんの指揮は、ただ力で押し切るだけではなく、結構あちこちでアクセントを加えていて、重量感と推進力とひねりのスパイスが効いた快演でした。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を飯守さんの指揮で聴いてみたくなりました。
(他に3番は、2007年に都響で聴いたことがあります。)

ピアノの今川映美子さんは、音楽性が豊かなようで好感を持ちました。
メロディーを決して急がずに丁寧に歌い込む演奏は、ぜひまた聴いてみたいです。
ただ、残念ながらこの日の演奏では、オケの音とピアノの音が合っていない箇所が結構あったような気がします。
専門的なことは私にはわかりませんが、舞台後方側の席で聴いていた私には、今川さんがあまり指揮者の方を見ていなかったような気がしました。
多くのソリストは、演奏中にもう少しオケの方を見たり、指揮棒に目をやったりしているような気がします。

さて、休憩後は飯守さんお得意のワーグナー。
1年前に関西フィルの東京公演で聴いた曲とかなりの曲が重複していますが、何度聴いても良いものです。
オケだけでなくホールの音響の違いもあるのかもしれませんが、冒頭に書いたように重量感がありながら比較的カラフルな音の印象。
「トリスタンとイゾルデ」は、比較的静かな部分が多いせいが、音響的には小さめに感じましたが、「ワルキューレの騎行」以降は、咆哮するオケが轟音でおそってきました。
金管はもちろんですが、木管や弦の“音の力”もかなりのものでした。

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