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2009年3月22日 (日)

スクロヴァチェフスキ/読響(2009/3/22)

2009年3月22日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
読売日本交響楽団

(みなとみらいホリデー名曲コンサート )

チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲
ブラームス:交響曲第4番

スクロヴァチェフスキさんの演奏の印象は、ホール(もちろん座る席の場所も、ですが)の音響によっても結構違う感じがします。
この日は、2007年4月21日にこのホールで聴いた演奏会を思い出しました。

その後、
2007年9月24日(東京芸術劇場)
2008年4月18日(サントリーホール)
2008年9月10日(サントリーホール)
2008年9月21日(東京芸術劇場)
と聴きましたが、サントリーホールのP席などで聴くと、もう少しまろやかなサウンドに聞こえます。

この日の演奏(音響?)は、分厚い音でありながら適度な分解能を保ち、機動力も感じる音。
比較的大きな編成でありながら、もたもたした印象は皆無です。
第1ヴァイオリンが16人の編成で演奏されたチャイコフスキーは、大きめの室内楽などではありません。
たまたま管楽器が入っていないだけで、フル・オーケストラによる交響楽です。
音色は艶やかで伸びがあり、もう「きれい」としか言いようがありません。
それなのに、決して表面面だけの演奏ではなく、スクロヴァチェフスキさんの豊かな音楽性を十分に堪能させていただきました。

続いて、当初の曲(スクロヴァチェフスキさんへの委嘱新作が予定されていました)から曲目変更になったストラヴィンスキー。
チャイコフスキーから一転して、舞台上は管楽器奏者だけ。
なかなか面白い選曲です。
曲の性格も楽器編成も全く違うのに、面白いことに印象はほとんど同じ。
ただ、金管は後半の方で多少音が濁った感もありました。

休憩後のブラームスは風格の演奏。
ちょうど前半の2曲で感じた印象を足したような印象で、弦楽器と木管楽器の艶やかな伸びのある音と、ほぼ同じ傾向ながら時々(特に第2楽章で)荒くなりがちな金管の音。
でも、ティンパニを強打させたり、金管に鋭い音を吹かせたりしていましたので、スクロヴァチェフスキさんが洗練された音を求めていたのかどうかはわかりません。
でも、そんな音色がどうのこうのとあげつらうのは野暮というもの。
老巨匠の滋味を感じさせながら、若々しい情熱も合わせ持つという至芸を堪能させていただきました。

なお、演奏とは関係ありませんが、この日は余裕を持って自宅を出たのに、強風のために電車が遅れ、横浜駅でみなとみらい線に乗車したのが13時42分。
直感的にちょっと焦りましたが、会場には定刻の10分前くらいに着き、余裕で間に合いました。
ロビーで知人に再会して短時間の歓談をさせていただいてから席に向かっても、まだ余裕でした。
(通常、演奏会は5分くらい遅らせて始まりますので。)
みなとみらい線の威力は絶大。
開通する前とのホールへのアクセスの利便性は雲泥の差です。

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