« 新国立劇場「ワルキューレ」(2009/4/15) | トップページ | エッティンガー/東フィル(2009/4/23) »

2009年4月18日 (土)

ルイゾッティ/東響(2009/4/18)

2009年4月18日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ニコラ・ルイゾッティ
東京交響楽団
(第566回定期演奏会)

メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
ベートーヴェン:交響曲第1番
ブラームス:交響曲第4番

主席客演指揮者就任披露公演なのに、客席はまるで古くから馴染みのスター指揮者を迎えたかのような盛り上がりよう。
オケのメンバーも、一曲目から、促されても立ち上がらずに指揮者に拍手を贈り、歓迎一色ムード。
事実、素晴らしい演奏でした。
このコンビ、今後、かなり期待できそうです。

前回、私がルイゾッティさんの指揮を聴いたのは、フェスタサマーミューザ川崎2007でのことです。
その演奏会も好印象でしたが、さらに鮮烈な印象を持ったのは、テレビで放映された、ホール・オペラの「フィガロの結婚」でした。
速めのテンポで生命観あふれる音楽。
この日の印象は、テレビで観た「フィガロ」ほど速くは感じませんでしたが、基本的には同じ方向の印象。
速いのに、細部をおろそかにしている感覚は皆無なのが魔法のようです。
パッセージが切り替わる部分など、このテンポだと「急いで次に行っている」印象が残っても不思議ではないのですが、全くそう言う印象は受けませんでした。

1曲目のメンデルスゾーンの音が鳴ったときに、「ああ、東京交響楽団から、こういう音も出るのか!」と驚嘆しました。
全体が溶け合った、体が包み込まれるような体感を感じるハーモニー。
日頃、東京交響楽団の音を好んで聴いている私ですが、この日は格別でした。

2曲目のベートーヴェンが輪をかけて凄い。
テレビで観た「フィガロ」にいちばん年代の近い曲だけに、演奏スタイルもいちばん近かったかも。
第4楽章など、まるで7番を聴いているような気分になる爽快感でした。

なお、前半の2曲は、バロック・ティンパニが使われていました。

ブラームスも熱演だったと思います。
うねるような流れが荒れ狂った印象で、会場も大いに沸いていました。
ただ、私は、ホルンの音がもう少し洗練されていたら、もっと良かったのではないかとも思いました。
ずいぶん強奏させていたようですが、荒っぽい印象を受ける場面も多く、ハーモニーという点では前半の2曲の方がきれいに感じました。

|

« 新国立劇場「ワルキューレ」(2009/4/15) | トップページ | エッティンガー/東フィル(2009/4/23) »

コメント

私も主に前半の2曲が良かったと思います。ブラームスのホルンはどうしてしまったのでしょうね…。

ただ、今後のこのコンビに更なる期待を寄せずにはいられない演奏会であったと思います。私もサマーミューザ以来でしたが、ルイゾッティ、いいですね!

投稿: prelude | 2009年4月19日 (日) 01時08分

preludeさん
こんにちは。
終演後にホルン奏者を起立させたときに「ブラボー」と叫んだ人が結構いたので、私の席の位置(音響)だけの問題かなぁ…とも思ったのですが???
でも、ルイゾッティさんの次回の客演は、大いに楽しみです。個人的にはベートーヴェンを集中的にやってほしいです。

投稿: 稲毛海岸 | 2009年4月19日 (日) 22時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/44713544

この記事へのトラックバック一覧です: ルイゾッティ/東響(2009/4/18):

« 新国立劇場「ワルキューレ」(2009/4/15) | トップページ | エッティンガー/東フィル(2009/4/23) »