カリニャーニ/読響(2009/07/06)
2009年7月6日(月)19:00
サントリーホール
指揮:パオロ・カリニャーニ
読売日本交響楽団(第484回定期演奏会)
ピアノ:清水和音
合唱:国立音楽大学合唱団
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(アンコール)
ホルスト:組曲「惑星」《ホルスト没後75年》
ちょっと捉えどころの難しい演奏会でした。
カリニャーニさんの客演は2年ぶり。
前回はピンチヒッターでの登板でしたが、今回は最初から年間で組まれていたプログラムです。
イタリア人とか南欧とか、先入観を持ってはいけないのでしょうが、この日の「惑星」、特に「木星」や「天王星」などは、まるでスペインの舞曲のような印象を受ける場面がしばしば。
大音量の部分は、あまりこの曲では感じないリズムやひねりが強く感じられ、4月29日に聴いた秋山和慶/東響のスタイリッシュな「惑星」とは別の曲のようです。
反面、「水星」などの静かな部分や、本来は神秘的であるはずの部分のニュアンスは、いま一歩の感がありました。
もっとも、これは、私の集中力のせいかもしれません。
演奏を通じて、楽譜の縦の線を合わせることはあまり重視していなかったように聞こえました。
2年前は、2007年7月12日と17日の2回聴きましたが、あまりそういう印象は受けなかったので、今回は「あれれ?」と思いました。
「海王星」のコーラスは、舞台上手の扉を開けて歌われました。
よくやるように、最後は扉の開き方を調整して音量を絞っていっていましたが、私の席では、フェードアウトがあまりうまくいかず、プチッと音が切れてしまった印象がありました。
コーラスの音色にも、もう少し透明感がほしい気もしました。
休憩前のラヴェルも、私の集中力の欠如のせいか、捉えどころがわからないまま、あっという間に終わってしまいました。
確かに、クリアーな澄んだピアノの音の粒はきれいでしたし、アンコールも同じラヴェルの曲だったのは好感でしたが…。
“一部スペイン舞曲風”に感じた「惑星」は確かに面白かったですが、個人的には、やや不完全燃焼で家路につきました。
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