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2010年6月26日 (土)

下野竜也/新日本フィル(2010/6/26)

2010年6月26日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:下野竜也
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第463回定期演奏会『その音楽は無限大∞』)

J.S.バッハ(エルガー編):幻想曲とフーガハ短調BWV537
ハチャトゥリャン:交響曲第3番「交響詩曲」
J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリアハ短調BWV582
レスピーギ:交響詩「ローマの祭」

豪快に鳴らす、鳴らす、鳴らす、…。
ハチャトゥリャン、レスピーギともに、オルガンが入り、バンダ(金管の別働隊)も加わります。
バンダは、ハチャトゥリャンでは、オルガンの両脇のバルコニーにズラリ。
「ローマの祭」では、後方(おそらく階上席)から天然サラウンド。
両曲とも「これでもかっ」って鳴らしているのに、決して粗野にならず、うるさく感じないのは下野さんのバランス感覚とともに、新日本フィルの合奏の能力によるものでしょう。
普段からこのホールでリハーサルして響きを熟知していることも強みなのでしょう。

演奏会を二つ聴いたかのように、クライマックスが2曲。
その前には、いずれもバッハの作品が、序曲のように置かれたプログラムです。
しかも、エルガー編とレスピーギ編の聴き比べまで。

エルガー編では、英国紳士の上品さと、大河の流れのような悠然としたを合わせ持ったエルガーの特質が良く表れていて、
エルガー作曲:バッハの幻想曲とフーガによる管弦楽曲
というタイトルにしたい感じです。
プログラムの冊子によれば、エルガーは自分の作品番号(86)を付与しているとのことです。

レスピーギ編では、イタリア風序曲のような軽快さが弦楽器に乗っており、独奏も随所に現れ、さながら大管弦楽による合奏協奏曲のような趣き。
プログラムの冊子によれば、レスピーギは「管弦楽による解釈」と呼んだそうです。

なんとも、下野さんらしい、凝ったプログラムを大いに堪能させていただきました。
20100626

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