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2010年9月 3日 (金)

小山実稚恵(P)大野和士/都響(2010/9/3)

2010年9月3日(金)19:00
サントリーホール

小山実稚恵デビュー25周年記念協奏曲の夕べ
ピアノ:小山実稚恵
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(遅れていったため未聴)
ブラームス:大学祝典序曲
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

行けるかどうか微妙でしたが「序曲もあるので最低でも第2番は聴けるだろう」と思って会場に向かいました。
会場について人気のないロビーを早足で歩き、席に着いたときにはオケのメンバーはすでに舞台上でチューニングを終え、指揮者の登場を待っていました。

…というわけで、私の心の準備もできていなかったのですが、大学祝典序曲の音は「あれれ?」という印象で始まりました。
6月の公開ゲネプロですら、練られた響きを出していた都響にしては、ちょっとアンバランス。
大野さんのことですから、終盤にかけてぐいぐいと引っ張り上げていましたけど、「やっぱり定期とは違うのかなぁ…」という軽い失望。

しかし、協奏曲での大野さんと都響は素晴らしかった。
堂々たるピアノ付きの交響曲。
スケールの大きな響きがホールの空間を席巻しました。

小山さんは、私はファンなので、この日も期待が大きかったのですが、第2番の冒頭は、「さすがに一晩で2曲はキツイのでは?」と感じる部分も少々。
小山さんの音楽の魅力は、はずむような楽しさを秘めたチャーミングな音作りにあると思っていました。
この日も、もちろんそういう場面は多々ありましたが、ところどころ、大野さんのスケールに対抗しようと力んでしまったように感じられる場面もありました。
小山さん本来の楽しさが存分に発揮されたのは第4楽章。
やっぱり小山さんにはこういう旋律がよく似合います。

もっとも、私は、Pブロックでの鑑賞でしたので、ピアノについてどうこう言える立場にないかもしれません。

満席の会場の反応は盛大でしたが、終演後のロビーで「どれくらい練習したのかなぁ」と話している人たちもいました。
もしこれが定期演奏会だったら、大野さんと都響は、さらに素晴らしい音の構築物を築いたかもしれません。
オーケストラの定期演奏会で聴く小山実稚恵さんのピアノ協奏曲は、もっと完成度が高かったような気もします。
それでも、少なくとも第4楽章は極上だと思いましたし、行って良かったと思いました。

上記は、遅れていって、後半の開演ギリギリにかけこんだ、多少集中力に難のある私の感想なので、前半から聴いていたら違う印象を持ったかもしれません。
オケが対抗配置で、チェロやコントラバスが下手にいたことには、第3楽章でチェロのソロが出てきたときにようやく気がつきました。

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