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2010年10月18日 (月)

クレー/都響(2010/10/18)

2010年10月18日(月)19:00
東京文化会館

指揮:ベルンハルト・クレー
東京都交響楽団
(第704回定期演奏会Aシリーズ)
ヴァイオリン:ラファエル・オレグ

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

私はあまりリヒャルト・シュトラウスの音楽は好みではないのですが、この日は楽しく聴けました。
冒頭の「ドン・ファン」。
最後の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
いずれも、表情豊かで生き生きとした音が躍動する快感。
コンサートマスターの矢部さんのソロは言うまでもなく、木管奏者の方々のソロの雄弁なこと!
いずれの曲も、コンサートでメインの曲にはならない演目ですが、都響の定期演奏会で演奏されるとなると、力の入り具合が違います。
残響の少ない東京文化会館の音響の中、クリアで分離の良い音はハンディをほとんど感じませんでした。
これらの壮大な音のドラマ、映画のサウンドトラックなどではなく、れっきとした交響詩であるという、当たり前のことを再確認しました。

ただ、間に挟まれたモーツァルトでは、やはりこのデッドな音響が少々恨めしくなりました。
「ドン・ファン」の演奏が終わった後、舞台上では延々と配置転換。
その後に奏でられたヴァイオリン協奏曲では、一瞬、頼りなく感じるほどの音量。
ソリストのオレグさんは、この音響の中、よく頑張ったと思います。
音が丸裸になるような環境で、美しい音色を保ち続け、魅惑的でした。

休憩後のパリ交響曲では、ティンパニは小型(古型?)で甲高い打撃音を響かせていたものの、オーケストラ全体で奏でられたのは、往年の名匠風のモーツァルト。
ゆったりとしたテンポでも間延びした印象はなく、一歩一歩着実に積み上げた感じの演奏でした。

パリ交響曲の後の舞台上では、また延々と配置転換。
指揮台の高さの調整も。
苦労して配置転換したパズルを最初の状態に戻した感じ。
モーツァルトをリヒャルト・シュトラウスでサンドイッチにするという曲順は、何か意味があるのかもしれませんが、素人の観客の視点では、待ち時間が少々長く感じた舞台でもありました。

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