« クレー/都響(2010/10/18) | トップページ | 10月に聴いたFM放送の感想 »

2010年10月23日 (土)

アルミンク/新日本フィル(2010/10/23)

2010年10月23日(土)18:00
すみだトリフォニーホール

指揮:クリスティアン・アルミンク
新日本フィルハーモニー交響楽団
(第468回定期演奏会)
ピアノ:ペーター・レーゼル

リーム:変化 2(2005)(日本初演(2日目))
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ベートーヴェン:ピアノソナタ第18番~第2楽章
(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第8番

7月の定期演奏会で、君子が野獣に豹変した…と思っていましたが、私が知らなかっただけで、実はアルミンクは熱演型の指揮者だったのでしょうか?
ベートーヴェンの正攻法で力強い堂々たる響きは、まるでコンツェルトハウスでウィーン交響楽団でも聴いているかのような気分。
改めてアルミンクさんがウィーンの人であることを再認識した感じ。
あの小さな印象の第8交響曲が、5番の交響曲のような迫力でした。

交響曲だけでなく、協奏曲でのオーケストラも凄かった。
第2楽章は短調の交響曲のような迫力。
終楽章も、たたみかけるような力強さでした。

この演奏会は、ラドゥ・ルプーさんの独奏が予定されていましたが、キャンセル。
それ自体は非常に残念なことですが、ずっと「聴きたい」と思っていたペーター・レーゼルさんの生演奏が聴けて、私は「結果オーライ」でした。
第4協奏曲ってこんなに良い曲だったんだと再認識…今日は“再認識”が多いですが…再認識させてくれた演奏でした。
決して無理をしない。
力まない。
それなのに、出てくる音はひ弱ではなく、チャーミングな表情。
外見上は丹精込めて弾いている努力の素振りも見せずにさらりと弾いているようでいて、本当に味わい深いベートーヴェンでした。
第1楽章のカデンツァでは、心底「レーゼルさんの弾くソナタも聴きたいっ!」と思いました。
なんとその願いは直後のアンコールでかないました。
小さなソナタのひとつの楽章だけとは言え、幸せいっぱいの数分間でした。

最初に演奏されたリームの作品も、そのときはなかなか興味深く聴きましたが、終わってみれば、ベートーヴェン3曲の印象が思い出となった演奏会でした。
Photo

|

« クレー/都響(2010/10/18) | トップページ | 10月に聴いたFM放送の感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/49825153

この記事へのトラックバック一覧です: アルミンク/新日本フィル(2010/10/23):

« クレー/都響(2010/10/18) | トップページ | 10月に聴いたFM放送の感想 »