« 新国立劇場「アラベッラ」(2010/10/2) | トップページ | スクロヴァチェフスキ/読響(2010/10/16) »

2010年10月 9日 (土)

秋山和慶/東響(2010/10/9)

2010年10月9日(土)18:00
サントリーホール

指揮:秋山和慶
東京交響楽団
(第582回定期演奏会)
ピアノ:伊藤 恵

モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

スダーン&東響のコンビの相性の良さはもちろん素晴らしいです。
しかし、長年コンビを組んだ秋山&東響のコンビだってまだ健在です。
いわば、ふだんはお父さんが指揮しているけど、今日はお爺さんが指揮をしているようなものです。
最近は、秋山さんの定期演奏会への登場回数は減っていますので、貴重な機会でした。

秋山さんのモーツァルトは、ピリオド風ではありません。
だからといって物足りなく感じるところは一切無く、なんともみずみずしい響きがホールに香ります。
たっぷり果汁を含んだ果肉のような弦楽器の響きが魅惑的。
私の聴いたのは、ピアノの音は「反対側」に近い場所だったので、この日の伊藤恵さんの演奏についてあまり述べる立場にありませんが、個人的には、秋山さんの紡ぎ出すオケの音に酔ったモーツァルトでした。

後半のブルックナーになると、その“果汁たっぷり”の弦の響きに、ちりひとつなく磨き上げられた黄金のような金管の響きがブレンドされ、ホールの中は至福の音響空間。
そびえ立つようでもあり、深みを感じるようでもあり、秋山さんの円熟の境地。

秋山和慶さんは、私が高校生だった頃にハガキを出して頂いた招待券で東響定期を聴いて大感激して以来のファンです。
あのとき秋山さんのチャイコフスキー:交響曲第4番を聴いたから、今の私のライフスタイルがあると言ってもいいくらいです。

冒頭に書いたように、秋山さんが東響主催公演を振る回数は減っており、来シーズンは2012年3月の1回のみ。
それ以外でも、2012年1月のオペラシティ・シリーズ1回、2011年末の「第九と四季」、2012年の「ニューイヤーコンサート」。
それから、ミューザ主催の2011年6月の川崎名曲が1回です。
東響以外の在京オケの定期では、読響が2011年12月に招聘。
私にとって、秋山さんは、今も昔も、聴き逃すことの出来ない指揮者です。

|

« 新国立劇場「アラベッラ」(2010/10/2) | トップページ | スクロヴァチェフスキ/読響(2010/10/16) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/49702234

この記事へのトラックバック一覧です: 秋山和慶/東響(2010/10/9):

« 新国立劇場「アラベッラ」(2010/10/2) | トップページ | スクロヴァチェフスキ/読響(2010/10/16) »