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2010年11月 7日 (日)

メッツマッハー/新日本フィル(2010/11/07)

2010年11月7日(日)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:インゴ・メッツマッハー
新日本フィルハーモニー交響楽団
(第470回定期演奏会)

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

メッツマッハーさんの名前は、音楽雑誌の海外レポートの欄でよく見かけますが、私は来日演奏会を聴くのは初めて。
「名前」だけでも、なんとなく「期待をそそる」方ですが、サントリーホールでの演奏会がネット上で大評判。
これは期待が高まります。
その事前情報による期待を上回る大興奮の演奏でした。

メッツマッハーさんは、指揮棒を持たずに、10本の指を使っての指揮。
素人目には、ほとんど拍子をとらずに表情づけだけをしているように見えます。
しかし、淡々と振っているわけではなく、特に煽るときのボディアクションは猛犬のよう。
「現代音楽が得意な指揮者」という先入観は、クリアーな音色で「やはり」と思いましたが、音に込められたパワーが凄まじい。
お顔の表情も、本当に「音楽が好き」という顔をして振っていて、見ていて快感です。

このような指揮動作にもかかわらず、ほとんど乱れずについていって、立派にサウンドを構築した新日本フィルのアンサンブルも見事でした。

この日の聴衆も、熱心な方が多かったように見受けました。
当然、フライング気味のブラボーなどなく、曲の最後、指揮者が手を下ろすまで静寂が保たれました。

メッツマッハーさんの代表的なCDは、音楽雑誌によると、「20世紀音楽なんてこわくない」(Who Is Afraid of 20th Century Music?)と、ハルトマンの交響曲全集とのことですが、どちらも現在入手困難とのこと。
私は、会場のロビーで売っていたCDの中で、これでも一番ポピュラーな部類の「ヴォツェック」のCDを購入しました。
また、「意外と読みやすいですよ」とすすめられて、メッツマッハーさん著作「新しい音を恐るな」(もちろん日本語訳)も買ってしまいました。
入場後すぐに買ったのですが、開演直前には他のCDも含めて、かなり残り少なくなっていてビックリ。
新日本フィルのTwitterによれば、終演後には、CD、DVD、書籍が完売したそうです。
サインは「お一人様一点」とのことでしたので、CDではなく、書籍の方に書いていただきました。
とりあえずマーラー辺りから始まっていますので、読み始めることはできそうです。

メッツマッハ-さんの次の来演は、新日本フィルのホームページ等で、2011年10月と速報されています。(曲目調整中)
次回が本当に楽しみです。
仮に演目が難解な現代音楽であっても、聴きに行ってしまうかもしれません。

201010071_2 

201010072

追記:
オーケストラは上手に第2ヴァイオリンが位置する対向配置でした。
メッツマッハ-さんは、第1楽章の後は少し間合いを置きましたが、第2楽章から第4楽章は、指揮の手を下ろさず、短い間合いで演奏していました。

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