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2010年11月19日 (金)

チョン・ミョンフン/東フィル(2010/11/19)

2010年11月19日(金)19:00
サントリーホール

指揮:チョン・ミョンフン
東京フィルハーモニー交響楽団

(793回サントリー定期シリーズ)

ブルックナー/交響曲第8番(ノヴァーク版)

コントラバス12人?の大編成。
もう少し編成を小さくして響きをクリアーにした方が、個人的には好みです。
でも、まあ、こういうゴージャスなサウンドも面白いことは確か。
弦楽器群は、コンサートマスターや、各首席奏者が体を揺らしての演奏で引っ張ったこともあるのでしょう。
大編成のハンディを感じさせないきれいな響きで好演でした。
管楽器陣も、東フィルにしては好調の部類だと、私は感じました。
第3楽章後半で、少し息切れした感も無くはありませんでしたが、第4楽章に入って復活し、立派なクライマックスを築きました。

ただ、チョン・ミョンフンさんという超一流の「名前」を思うと、もう一段上のレベルを期待したくなるのも事実。
例えば、指揮者が、もの凄い気迫でオケを煽っているとき。
たしかに、東フィルは爆演すれすれの熱演で応えています。
でも、また「例えば」ですが、(一流の方の)ロシアのオケが一糸乱れず、まるでソ連の重戦車が突進するかのような音を響かせるのに比べて、どうでしょうか。
また、オケの響きについても、もう一段上の、洗練された音色、透明感のあるハーモニーが欲しい気もします。
まあ、95点ではなく、99点が欲しい…という次元の話しだとは思いますが…。

曲の最後、大半の聴衆が残響が消えていくのを待ったのに、一部の人が拍手を始めてしまったのは残念。
昨シーズン、チョン・ミョンフンさん指揮の日によく見かけたソロ・カーテンコールもなし。
客席も、チョン・ミョンフンさんにしては、空席が多かったような気がします。
ちょっと、複雑な思いを抱きました。

この日の演奏会はブルックナー1曲だけ。
東フィルは、楽章間での途中入場は認めていません。
つまり、開演時刻に遅れると、まるまる聴けなくなるのです。
新橋からバスに乗って開演ギリギリになってしまい、かなり焦りました。
「途中入場禁止」は東フィルの方針であり、制度ですから、嫌ならチケットを買わなければ良いだけですが、個人的には「ちょっと厳しすぎる」感もあります。
特に、この日の私のチケットは、自分で購入したものではなく、友人から譲っていただいたもの。
本来、御夫婦で鑑賞されるべきところを、奥様の席に座らせていただいたのでした。
その、いただいたチケットを「無駄にしたらどうしよう」とかなり焦りました。

でも、結果的に、開演には遅れず、良い演奏が聴ければ、終わり良ければ全て良し。
演奏会終了後、友人と軽食を食べながら歓談。
「何の注釈も解説も付けずに(クラシック音楽関係の)会話が成り立つのは嬉しい」ということで意見は一致しました。

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