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2010年12月 5日 (日)

大友直人/東響(2010/12/5)

2010年12月5日(日)14:00
サントリーホール

指揮:大友直人
東京交響楽団
(第584回 定期演奏会)
八重唱:東京混声合唱団

《ベリオ生誕85周年》
ベリオ:シンフォニア
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

ベリオのシンフォニアは一度生で聴いてみたくて、待ちに待った演目でした。
数年前にも都響の1月の現代音楽プロで取り上げられており、そのときも一回券を買ったのに出張が入り、聴けなかったものです。
現代音楽…と言っても、1968~69年の作とのことです。
PAを使ったヴォーカルが、断片的な音をちりばめて目が回るよう。
声はデフォルメされて、テレビの「笑点」で、林家木久扇が鼻声でやるギャグの「ワレワレハ宇宙人デアル…」に似ていなくもありません。

ヴィオラ首席3人、フルート首席2人、アシスタント・コンサートマスター2人…。
あちこちで首席奏者総動員に近い大編成。
ふだん一緒に舞台に乗ることの少ないフルートの相澤さんと甲藤さんが揃ったり、「あれ?ヴィオラの西村眞紀さんが2列目で弾いている!」と珍しい光景を見たり。

八重唱はさすがに東響コーラスではなく、東京混声合唱団。
指揮者の周りをぐるりと半周取り囲み、緻密な音の世界を作り上げていました。
これだけ複雑な、不思議な響きに満ちた曲を、決して「とりあえず音にしました」という次元でない「音の楽しみ」として聴けたのは嬉しい体験でした。

後半も、引き続き、総出に近い大編成の「英雄の生涯」。
大友直人さんは、ずっと東響定期で聴き続けていますが、近年は音に深みが増し、スケールが大きくなった印象があります。
それはコンサート・ミストレス(ソロ・コンサートマスター)の大谷さんも同じで、劇的なソロを披露。
音が荒れるのを恐れずにダイナミックな熱演。
回想の部分での木管の方々との掛け合いも美しいこと!
金管のごく一部に「おや?」と思う部分もありましたが、総じて音のごちそうに満足した演奏会でした。
20101205

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