コンサート/オペラ2010

2010年12月31日 (金)

2010年12月に鑑賞した演奏会・オペラ

2010年12月5日(日)
指揮:大友直人/東京交響楽団

2010年12月13日(月) 19:00
指揮:尾高忠明/読売日本交響楽団

2010年12月18日(土)
指揮:シャルル・デュトワ/NHK交響楽団

2010年12月20日
指揮:ヤクブ・フルシャ/東京都交響楽団

2010年12月25日(土)
指揮:大野和士/新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」

2010年12月29日(水)
指揮:秋山和慶/東京交響楽団

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2010年12月29日 (水)

秋山和慶/東響(2010/12/29)

2010年12月29日(水)14:00
サントリーホール

指揮・チェンバロ:秋山和慶
東京交響楽団
(特別演奏会 第九と四季 2010)
ヴァイオリン:郷古廉廉
(ごうこすなお)
ソプラノ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:ダニエル・キルヒ
バス:アッティラ・ユン
合唱:東響コーラス  
合唱指揮:安藤常光

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」より「春」「冬」
ベートーヴェン:交響曲第9番
蛍の光
(アンコール)

この日は私は、出勤が年内最終日。
職場で軽食と飲み物による納会の後、正午で解散。
職場を出たその足でサントリーホールへ向かいました。
1年の仕事を終えて一気に気がゆるんだのか、1年の疲れがドッと出た体感。
脱力感を感じながら演奏を聴きました。
前半では、睡魔に襲われる瞬間も…。
しかし、第九の素晴らしい演奏にパワーをもらったのか、終演後、ホールを出るときは、すっかり元気になっていました。
音楽に解毒作用のようなものを経験するのは結構ありますが、この日もそうだったようです。

東響の「第九と四季」は、私は、比較的頻繁に聴いています。
客席には東響定期常連(おそらく定期会員)方のお顔も多く、演奏のレベルの高さは、知っている人は知っているものと思います。

私が一番最初に聴いたのは、(歳がばれますが)1985年。
簡易保険ホールが、まだクラシックの演奏会によく使われていた頃です。
そのときは「神聖な第九の後に、アンコール、それも、蛍の光を演奏するとは!」と、ちょっと気落ちした記憶があります。
でも、これだけ長く続くと、それも「伝統」。
ステージの照明が徐々に落とされていく中、色とりどりのペンライトの光が織りなす幻想的な音響空間は、いつしか私の中では「何度経験しても心を洗われるひととき」に変わりました。
ただ、今年は残念なことに、何度もフラッシュをたいて執拗に写真を撮る方々が…。
ほんの2~3人の方だけですが、全体に与える影響は大きいものがありました。

もっとも、私も、人様のことは言えません。
この日のうっかりミスは携帯電話の電源切り忘れ。
もちろんマナーモードにはしてありましたし、サントリーホール内は着信出来ないように電波を遮断するようになっているようですから実害はありませんでした。
しかし、こういう経験は過去に記憶がありません。
仕事納めで、よほどボンヤリしていたようです。

秋山和慶さんの第九は、毎年素晴らしい演奏で「すでに完成系に達している」と思っていましたが、まだ進化を続けているようです。
以前よりも金管やティンパニのアクセントが強めになった印象。
今年は、数カ所で微妙に音がずれたりして、このコンビの演奏にしては珍しいと思いましたが、それで価値の下がる演奏ではありません。
東響コーラスの澄んだ歌声も、例年のことではありますが、やはり素晴らしい。
最近の在京オケの「第九」では、プロの合唱団が歌うものも多く、そういうときは「さすがはプロ、この少人数でこのパワー」と感心するわけですが、アマチュアの東響コーラスは、人数は多いものの、一糸乱れぬハーモニーが大人数のハンディを感じさせません。
そして、当然、大人数のパワーがありますから、もう素晴らしいの一言。
東響コーラスのレベルの高さは前々から経験済みですが、何度聴いても感嘆させられるハイレベルな合唱です。

なお、休憩前に「四季」の「春」「冬」のソロを弾いた郷古さんは久しぶり(前回は2008年2月16日)に聴きました。
外見上は「大人になったなぁ」という第一印象。
それでも、まだハイティーンのはずです。
ときおり見せる劇的なスタイルは、前座の域は十分に超えていたと思います。
もっとも、前述のように、個人的な体調により、ときおり睡魔を感じながらの鑑賞でしたので、私には感想を語る資格はないかもしれません。

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2010年12月25日 (土)

新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」(2010/12/25)

2010年12月25日(土)14:00
新国立劇場オペラパレス

ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」

巷は「第九」の季節ですが、NHK-FMのバイロイト音楽祭の放送を聴きながら育った者にとって「年末にワーグナー」は、ツボにはまったようにしっくりときます。

大野和士さんの新国立劇場への出演は、1998年の「魔笛」以来とのこと。
調べてみたら、私は、1998年5月10日の公演を観に行っていました。
ホール内に響き渡る美しさ極まりのない音色は今でも記憶に残っていますが、指揮が大野さんだったことは忘れていました。
プログラムの冊子を見ると、オケは懐かしい「新星日本交響楽団」とあります。

大野さんの立場は、あの頃とは大きく変わりました。
チケットは早々に完売。
Yahoo!オークションでの競争率も、かなりのものだったようです。
当然、大きな期待を抱いて会場に足を運びました。

会場入り口には「チケットを譲って下さい」という紙を持った方が立っていたり、入場してすぐの所には、黒い蝶ネクタイ姿で、オペラ芸術監督の尾高忠明さんが、関係者?の方々と一緒に、観客を出迎えるような形で立っておられました。
欧米の有名歌劇場のプレミエのような、上流階級の社交場のような雰囲気はありませんが、やはり新制作初日の公演は胸が弾みます。

最初はオケも歌手も、ちょっと固くなっている印象もありました。
第1幕冒頭でオケがちょっと危なっかしくて「ん?評論家の先生が酷評するレパートリー公演のときの東フィルと同じ状態か?」と、一瞬心配になりました。
歌手も最初の方は手探り状態みたいな感じで「え?こんなもん?」と思いました。
しかし、オケも歌手も徐々に調子を上げ、媚薬を飲み干すあたりでは、もうフルパワー全開。
東フィルの演奏が隅々まで完璧だったとは言いませんが、「これは!」と圧倒される場面は多々あり、おそらく東フィルにとっても「特別な演奏」だったことでしょう。
そのオケの響き、いや、歌手も含めた舞台の高揚感を引き出したのが大野和士さんであることは異論がないと思います。
第3幕終盤では、トリスタン役のグールドさん、イゾルデ役のテオリンさんも、神がかったように歌い演じる場面もあり、エキサイティングな上演でした。
100%でないにしても、私は十分に満足いたしました。
D席会員割引料金でこれだけのものを観せていただいて、とても文句など言えません。

新国立劇場で同一演目複数公演を聴き比べた経験はないので断言は出来ませんが、回数を重ねた後の公演の方が、オケの音が練れてくる…というウワサも聞きますので、今後の公演は、今日の初日以上に期待できるかもしれません。

大野和士さんの姿は、私が見ることができたのは最後のカーテンコールのときだけですが、大柄の外国人歌手と並んでも、実際の身長以上に大きく見えました。

演出や舞台装置のことは、私はあまり詳しくないのでよくわからないのですが、舞台に水を張った、歩くとピチャピチャと音をたてる様子は「こういうの、ヴォツェックでもあったよなぁ」と思ってしまいました。
もちろん今回の舞台では水が主役ではなく、一要素に過ぎないかもしれません。
最初から最後まで、黒っぽい色が支配する舞台。
その中で、ひときわ目を引く、白、あるいは、赤の衣装。
セリフにも「昼の世界、夜の世界」などとありましたが、「ずっと夜ばかり」の印象。
でも、よくわかりません。
評論家の先生の文章を楽しみに待ちたいと思います。

今日の私は、多少の反省もありました。
朝の寝起きから体調が良くて「絶好の鑑賞日より」と思ったのですが、無意識のうちに会場に行く前からハイテンションになっていたようで、第1幕の途中で、ホッとしたのか、眠くなってしまったのです。
こういう経験は過去にもありました。
NHKホールでのN響定期公演で、開演前の室内楽をはりきって聴いて、本編で眠くなったこともありました。
N響のロビー室内楽は、席取りがバーゲンセール状態なので、最近は寄りつかないように注意してましたが、昨日からNHK-FMでバイロイト音楽祭の放送が始まったこともあり、油断してしまいました。

帰宅後は、本来は今日の上演の余韻に浸っていたいところですが、ティーレマンの「ワルキューレ」なので無視できず、音量を絞って流しています。
「年末にワーグナー」は、「年末に第九」と同じように、日本の風物詩。
そかし、今年の風物詩は特別でした、

スタッフ
【指揮】大野和士
【演出】デイヴィッド・マクヴィカー
【美術・衣裳】ロバート・ジョーンズ
【照明】ポール・コンスタブル
【振付】アンドリュー・ジョージ

キャスト
【トリスタン】ステファン・グールド
【マルケ王】ギド・イェンティンス
【イゾルデ】イレーネ・テオリン
【クルヴェナール】ユッカ・ラジライネン
【メロート】星野淳
【ブランゲーネ】エレナ・ツィトコーワ
【牧童】望月哲也
【舵取り】成田博之
【若い船乗りの声】吉田浩之

【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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2010年12月20日 (月)

フルシャ/都響(2010/12/20)

2010年12月20日(月)19:00
東京文化会館

指揮:ヤクブ・フルシャ
東京都交響楽団
(第709回定期演奏会Aシリーズ)
(ヤクブ・フルシャ プリンシパル・ゲスト・コンダクター
就任披露公演)
ピアノ:ニコライ・ルガンスキー

リスト:交響詩「レ・プレリュード」
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ショパン:幻想即興曲(アンコール)
マルティヌー:交響曲第3番

いま話題のフルシャさんを初めて生で聴くことができました。
来日は初めてではありませんが、昨年までの演奏会は聴く機会がありませんでした。
CDでは、プラハ・フィルを指揮したスメタナの「わが祖国」を聴いたことがあります。
しかし、印象がさほどでもなかったので「大評判だけど、どんなもんだろう?」と半信半疑で会場に足を運びました。

しかし、その私の、やや斜に構えた姿勢は、一曲目から姿勢を正さざるを得ませんでした。
若くして風格の気配を感じさせる堂々たる指揮姿。
レ・プレリュードでは大河の流れのような悠然たる演奏。
そして、マルティヌーの3番で聴かせてくれた緊迫感のある厳しい音は、ホールのデッドな音響にもかかわらず…いや、デッドな音響だからこそ、突き刺さるように迫ってきました。
やはり評判通りの逸材のようです。

協奏曲では、ルガンスキーさんのピアノが、ホールの音響特性のせいか、いささか高音が強めに感じます。
でも、響きがデッドな分、くっきりと音の粒が聴こえた効用もある気がします。
基本的に即物的に弾きながらも、ところどころを絶妙に揺らす節の歌い回しは魅惑的。
ライヴならではの、ノッた演奏。
フルシャさんの指揮も、ショパンのオーケストレーションにもかかわらず、「伴奏」ではなく、「協奏」と感じられる堂々たるものでした。

この日は、帰宅後も就寝するまで、頭の中で、レ・プレリュードとマルティヌーが交互に鳴っていました。
こういう後味は本当に幸せです。

フルシャさんが来シーズン都響を振るのは、特別演奏会一回だけとのこと。
せっかく「プリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任したのに…」という印象もあります。
でも。インバルさんの初年度が「え?これだけ?」という程度の回数だったことを思い起こして、2年後に期待したいと思います。
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2010年12月18日 (土)

デュトワ/N響(2010/12/18)

2010年12月18日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団
(2010横浜定期演奏会)
ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

ラヴェル:ピアノ協奏曲
ブーレーズ:12のノタシオンより
(アンコール)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第8番

個人的な体調の問題ですが、ちょっと疲れ気味で、ラヴェルのピアノ協奏曲は(眠りはしませんでしたが)眠気を感じながら聴いていました。
エマールさんがアンコールに弾いたブーレーズの曲で(寝ていたわけではありませんが)目が覚めました。

ネット上で「エマールさんのピアノ・リサイタルは、アンコールが凄い」という情報が飛び交っていましたが、その一端をかいま見たような感じ。
現代曲(と言っていいですよね?)を、こんなに「音楽」として生き生きと聴かせてしまうエマールさんは確かに凄い。
眠気でBGMのように聴いていたラヴェルはもったいなかったですが、このアンコールを聴けただけでも幸せでした。

休憩後のショスタコーヴィチは、まだ多少眠気は残っていて、ときどきあくびが出てしまいましたが、前半に比べてはるかに集中して聴くことが出来ました。
みなとみらいホールのP席で聴くN響は、やっぱり格別。
視覚的にも、P席から見るデュトワの指揮は、本当に面白い。
専門的なことはわかりませんが、テレビでおなじみの例の姿で正確に拍子を振りながら、肘(ひじ)の微妙なひねり、身のかがめ方、視線、顎(あご)の動きが、見事に音に変換される様子が手に取るようにわかる。
テレビだとアップのなり過ぎたり、頻繁に画面が変わったりして、ここまで楽しめません。
あまりN響を生で聴かないので「ふだん」がどれくらいかよくわかりませんが、少なくともNHK-ホールの3階席で聴く音および臨場感とは比べものになりません。
以前、デュトワさんの指揮する演奏をNHKホールの3階席で聴いて、「もしかして、ルーティーン・ワーク?」と感じたこともありましたが、その日の演奏を、もし、NHKホールの1階席前方で聴いていたら、違う印象を抱いた可能性もあると思いました。

数日前にサントリーホールでの同じプログラムの演奏がNHK-FMで生中継されましたが、そのときの印象とはずいぶん異なり、かなり気合いの入った指揮。
もちろん、デュトワさんの指揮ですから、ロシアの戦車が突進するような重量感はなく、クールでクリアなサウンドではあります。
それでも、音が炸裂するときの凄まじさ、弱音部の緊迫感は素晴らしい。
「普通のショスタコーヴィチ好き」の方が、この日の演奏を聴いて満足するかどうかは定かではありませんが、こういうショスタコーヴィチも「あり」だと思いますし、私は十分に堪能しました。
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2010年12月13日 (月)

尾高忠明/読響(2010/12/13)

2010年12月13日(月) 19:00
サントリーホール

指揮:尾高忠明
読売日本交響楽団

(第499回定期演奏会)

ブルックナー:交響曲第8番

尾高さんは、最初は巨匠然と振っていましたが、後半になると随所に熱血が顔を出し、渾身の熱演。
オケも、何かにとりつかれたような全力投球。
老巨匠のブルックナーとはちょっと違って、まだ若くて勢いのあるブルックナー。
深みや凄みが加わればさらに良かったと思いますが、それは欲張り過ぎというものでしょう。
尾高さんのブルックナーは、別のオケによる9番を聴いたことがありますが、合奏の出来栄えは今日の読響の方がはるかに上。
まさに、読響の別格の底力を見せつけた演奏でした。

尾高さんと読響の演奏では、以前、エルガーの交響曲第2番を聴いたことがあって、それが素晴らしく力の入った熱演で、強く印象に残っています。
もちろん、この日のブルックナーも凄い鳴らしっぷりで十分に楽しめましたが、聴いていて「出来れば、また、エルガーとかウォルトンとかを振ってほしいなぁ…」と邪念が入るあたりは、私はまだ修行が足りません。

この日の会場の客席は5~6割の入りだったかもしれません。
でも、熱心なブルックナー・ファンが大半だったようで、演奏中は研ぎ澄ましたような静けさ。
楽章間でも指揮者が脱力するまで静けさを守り、最後の音が鳴り終わった後も数秒間の静寂。
読響の奏者も弾き終わった姿勢のまま静止。
幸せな数秒間でした。
尾高さんが体の力を抜くと、その後はブラボーの嵐。
終演後の読響メンバーの「すごかったね~」というようなめちゃくちゃ明るい表情が熱演の凄まじさを物語っていました。

オケが引き上げた後も、尾高さんのソロカーテンコール。
こういう演奏会の後は、終演後のロビーも笑顔、笑顔、笑顔。
聴衆の顔も、みな、輝いています。

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2010年12月 5日 (日)

大友直人/東響(2010/12/5)

2010年12月5日(日)14:00
サントリーホール

指揮:大友直人
東京交響楽団
(第584回 定期演奏会)
八重唱:東京混声合唱団

《ベリオ生誕85周年》
ベリオ:シンフォニア
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

ベリオのシンフォニアは一度生で聴いてみたくて、待ちに待った演目でした。
数年前にも都響の1月の現代音楽プロで取り上げられており、そのときも一回券を買ったのに出張が入り、聴けなかったものです。
現代音楽…と言っても、1968~69年の作とのことです。
PAを使ったヴォーカルが、断片的な音をちりばめて目が回るよう。
声はデフォルメされて、テレビの「笑点」で、林家木久扇が鼻声でやるギャグの「ワレワレハ宇宙人デアル…」に似ていなくもありません。

ヴィオラ首席3人、フルート首席2人、アシスタント・コンサートマスター2人…。
あちこちで首席奏者総動員に近い大編成。
ふだん一緒に舞台に乗ることの少ないフルートの相澤さんと甲藤さんが揃ったり、「あれ?ヴィオラの西村眞紀さんが2列目で弾いている!」と珍しい光景を見たり。

八重唱はさすがに東響コーラスではなく、東京混声合唱団。
指揮者の周りをぐるりと半周取り囲み、緻密な音の世界を作り上げていました。
これだけ複雑な、不思議な響きに満ちた曲を、決して「とりあえず音にしました」という次元でない「音の楽しみ」として聴けたのは嬉しい体験でした。

後半も、引き続き、総出に近い大編成の「英雄の生涯」。
大友直人さんは、ずっと東響定期で聴き続けていますが、近年は音に深みが増し、スケールが大きくなった印象があります。
それはコンサート・ミストレス(ソロ・コンサートマスター)の大谷さんも同じで、劇的なソロを披露。
音が荒れるのを恐れずにダイナミックな熱演。
回想の部分での木管の方々との掛け合いも美しいこと!
金管のごく一部に「おや?」と思う部分もありましたが、総じて音のごちそうに満足した演奏会でした。
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2010年11月30日 (火)

11月に鑑賞した演奏会(2010/11/30)

Twitterからのコピペですが、まとめてみました。

2010年11月30日(火)
スーダン/東響、カンブルラン/読響、インバル/都響と、シェフが揃い踏みの在京オケ。三者三様に個性のある響きを聴かせてくれた11月下旬。恐れ多くて順位付けなど出来ないし、その意味も無いだろう。いずれも素晴らしかった。

インバル/都響@サントリーB定期。ブルックナーの6番。音が多少荒々しくなっても、威力の方を取って強奏させた感じ。磨き抜かれた宝石というよりも、ゴツゴツとした原石の魅力。サントリーで聴いているのに、前日の文化会館での響きが想像出来る演奏。

2010年11月29日(月)
カンブルラン/読響
定期。前半も不思議な音の世界。ペレアスとメリザンド交響曲は、交響曲と言うよりは交響詩のイメージ。ドビュッシーの歌劇の世界を垣間見ることは出来る。コルンゴルトのVn協奏曲は、昔は「映画音楽」の先入観を持っていたが、今日は技巧と叙情性をたっぷり堪能できた。

カンブルラン/読響@サントリー定期。シューマンの4番の初稿はエッジを削り落としたような滑らかなえんそう。あえて音を整理せず、混沌としたまま鳴らした音は、マーラー版ではないのにマーラーに通じる面があったかも。休憩後、シューマンの前に演奏されたのは、ブリテン編のマーラーの曲

2010年11月28日(日)
ずいぶん前に、スダーン東京交響楽団の首席客演指揮者になったとき、今日の東響の姿は想像すら出来なかった。「スーダンって誰?」と思った。音楽監督になったときは、秋山さんのファンだった私は、正直、仰天した。でも、聴き続けて良かった。元々相性は良かったが、まだ、年々よくなっているかも。

相性の良い音楽監督が何年も継続して振って作り上げてくれたサウンドですね。RT @shungakukou 私も昨夜聴き、充実したブルックナーを堪能しました。東響はいま「絶好調」という感じですね。@inagekaigan

スダーン/東響、川崎定期。ブルックナーの8番の前にショパンの協奏曲とは、結構タフなプログラム。ダンタイソンのピアノは、男性的な骨太の印象。流麗さはあまり無いが、迫力はあり、好き好きだと思うが、私は面白く聴けた。アンコールの余韻を壊すような早すぎる拍手はちょっと残念。

スダーン/東響@ミューザ川崎、非常にパワフルだけど繊細さを合わせ持つ、のびのあるサウンド。レコーディングと演奏会4日連続の疲れも多少はあったと思うが、演奏を重ねて曲が手のうちに入り、自在に操れていたかも。2楽章の後にチューニングがあって、後半2楽章はさらに音が艶やかになった印象。

サインいただきました。スダーンさんにじかに今日の感動と、3月も楽しみにしているとお伝えできて良かったです。RT @Tokyo_Symphony 本日も終演後、スダーン監督によるCDサイン会を行います。ぜひ最新CDお求めください!

2010年11月23日(火)
幸いカンブルランの演奏はNAXOS MLでたくさん聴ける。日本を留守の間も楽しめそう。手始めにモーツァルトの交響曲を聴いてみたが、伝統的スタイルの気持ち良い演奏。来年、読響でやるプラハ・プロが楽しみ。読響は素晴らしい常任指揮者を獲得したと思う。

みなとみらいホール2階両サイドの席は、3階席の「雨宿り」状態で、以前座ったときは、視覚の良さに比べて音響がいまひとつに感じた。私が好きな場所は、P席後方か、LA、RA後方の一番P席寄りの席。さすがにピアノとか声は駄目だけど、オケだけなら残響も程よく聴こえて気持ちいいと思う。

読響@みなとみらいの会場で、アンケートがはさまっていたので、正直に回答して置いてきたが、聴きたい曲の欄には、ホリデー名曲にはあまりそぐわない曲ばかり書いてしまった。定期で演奏してくれればいいです。

カンブルラン/読響の後半「火の鳥」は、弱音から強奏まで音が濁らず、多彩な音色がカラフルこの上ない。全曲版の長さを全く感じさせず、弛緩したところのない緻密な演奏。それでも神経質にならずに魅惑的なフレーズの数々。P席後方のバンダを含めて天然サラウンドの中に身を置く快感。

カンブルラン/読響@みなとみらい、「朝」「昼」「夕べ」「火の鳥」。ハイドンはモダンスタイルであまり細工をせずに演奏。でも曲がソロのオンパレードで面白い。コンマスのノーランさんのソロは出番が多いだけにもう一段上を望みたいが、休憩前に指揮者が引っ込まずに3曲をよくぞ完遂した。

2010年11月20日(土)
ホール近くの昼食をとった後、ミューザ川崎の2階正面入り口を通りかかると、なんとスダーンさんとコンマスのニキティンがつれそって一般の出入口から、普通に歩いて出てきた。マエストロは楽屋口から専用のお車…ではないんですね。

ミューザ川崎モーツァルトマチネ、スリムな編成で、歯切れ良く力強く進むモーツァルトの交響曲29、41。大編成を使わずとも、暴力的なピリオドアプローチをとらずとも、これだけ堂々たる交響曲を築けるとは、さすがにスダーンと息の合ったオケ。素晴らしい!

ミューザ川崎モーツァルトマチネ、スダーン指揮。Tokyo Symphonyモーツァルトプレイヤーズは実質、東響

ミューザ川崎モーツァルトマチネスダーン指揮。11時開演。10時30分に開場したが、当初の5分くらいはロビーまでの開場。おそらく、オケの皆さん、朝早くから直前までのゲネプロ。お疲れ様です。

2010年11月19日(金)
制度にはいろいろ複雑な思いはあるものの、開演に遅れず、良い演奏が聴ければ、終わり良ければ全て良し。そもそも今日の東フィルのチケットは、自分で買ったのではなく、友人からいただいたもの。本来は奥様の席。制度に文句を言う資格は私にはない。でも、開演ギリギリの到着で焦ったことは事実。

ホール入口でチラシの束を配布させない…という東フィルの姿勢はひとつの見識だとは思うが、それなのにプログラム冊子にはチラシを挟んで渡すというのは、なんとなく釈然としないものがある。もちろん、嫌ならチケットを買わなければいいだけなんだけど…。

今日の東フィル定期はブルックナー1曲だけ。つまり、開演に遅れると、途中からは入れてもらえない。新橋からバスに乗って開演ギリギリになり、かなり焦った。途中入場禁止は東フィルの固い意思だから嫌ならチケットを買わなければいいだけなんだけど、なんとなく違和感はある。

チョン・ミョンフン/東フィル@サントリー、ブルックナー8番。コントラバス12人?の大編成。もう少し少なくして響きをクリアーにした方が個人的には好みだが、まあ、こういうゴージャスなサウンドも面白い。最後、大半の聴衆が残響が消えるのを待ったのに、一部の人が拍手を始めてしまって残念。

2010年11月14日(日)
NHKホールは、自分の好みでは、3階席左右の前に張り出したL*列、R*列(D席)がコストパフォーマンスが良く感じて、その辺に座ることが多い。でも、一番好きな場所は、1階左右のB席。1階中央よりも残響を感じることが出来る気がする。壁際の方が反射音が来るのだろうか?

プレヴィン/N響定期。後半のプロコフィエフ5番は、ガーシュインのピアノとはうって変わって、緊迫感のあるテンションの高い演奏。奏者も身体を揺らした力演。N響が本気を出すと、この広大なNHKホールであっても、迫り来るクライマックスのサウンドが築かれ、3階席でも十分楽しめた。

プレヴィン/N響定期。昨年は来ていないのでわからないが、ずいぶん足が衰えていて指揮台の上がり降りもつらそう。N響もコンマス2人揃ってベストの布陣か?ガーシュインの弾き振りはかつてのさっそうとしたスイングはもう無く、バラードを雰囲気たっぷりに奏でるジャズぴあののよう。

2010年11月07日(日)
私も、もし一日目を聴きに行ってたら、2日目も行ったと思います。RT @aomachiko @inagekaigan そうですね。私もさやかちゃん聴きたかったのですが、定期会員で既に両日持っていたので…(^^;)まあ、両日聴けて良かったと思いますが。

きのう、流れに差からって川崎へ行って正解だったかな?落ちついて川崎へいけたのは、今日のチケットを持っていたからですが…。RT @aomachiko メッツマッハー祭、終了。昨日より今日の方が良かった!

サインは「お一人様一点」だったので、ヴォツェックのCDではなく、書籍「新しい音を恐るな」(メッツマッハー著)…もちろん日本語版…に書いていただいた。「意外と読みやすいですよ」とすすめられて買ってしまった。とりあえずマーラー辺りから始まるので、読み始めることはできそう。

入場後すぐに一番ポピュラー?な「ヴォツェック」を買いましたが、開演直前には他のCDも含めて残り少なくなっていてビックリ。RT @newjapanphil 終演~~!!! 客席はブラボーブラボー、サイン会は昨日を超える長長いい列、そしてCDと本は完売御礼!盛り上がりました~!

メッツマッハー/新日本フィル@すみだ「悲劇的」大興奮で聴き終えた。音がクリアーなのにパワーが凄まじい。素人目には、ほとんど拍子をとらずに表情付けだけをしているように見えるが、煽るときのボディアクションは猛犬のよう。この指揮動作にも、ほとんど乱れずについて、奏しきったオケも見事。

2010年11月06日(土)
庄司紗矢香
さん演奏会後のサイン会の列で、無言でサインをもらっている人が結構いて違和感。演奏家も「人間」なんだけど…。私が短い言葉で感動を伝えたら、庄司さんは「ありがとうございます」、カシオーリさんも「Thank you」と答えてくださった。少なくとも庄司さんは日本語OKのはず。

庄司紗矢香&カシオーリのデュオ・リサイタル@川崎。当初CDを買うつもりもサインをもらう予定もなかったが、前半のベートーヴェンで魅了され、CDを買ってしまった。せっかく権利を得たので、長蛇のサインの列にも並んだ。二人のデュオCDに、二人のサインを並べて書いていただけて嬉しい。

庄司紗矢香&カシオーリのデュオ・コンサート@ミューザ川崎。ピアノは「伴奏」などという次元ではなく、文字通り「二重奏」。前半のベートーヴェンでは曲の性格もあって一部ピアノ優位な局面も。休憩後のブラームスは二つの楽器が協調しながら連携。素晴らしかった。

錦糸町に向かう流れにさからって川崎へ。庄司紗矢香Vnリサイタルではなく、庄司紗矢香&カシオーリ、デュオ・リサイタル。庄司さんも素晴らしいが、私の目と耳は、しばしばピアノにも吸いよせられている。

2010年11月03日(水)
本日のオペラシティ、アーノンクールの演奏会のロビーに私の好きなピアニスト(←たぶん)のお姿。舞台上以外の場所で、数メートルの距離でお顔を拝見するのは初めて。やっぱり音楽家は、顔が輝いていて、ある種のパワーを感じる。思ったよりも小柄な印象。舞台上ではもっと大きく感じる。

私は日頃アンチ・アーノンクール派だが、行けなくなった知人にチケットをいただいて、今日のオペラシティ公演を聴きに行った。なんとも形容しがたい異様な熱気。舞台も客席も。好き、嫌いを超越した圧倒的な存在感。体験しておいて良かった。一般参賀3回に、私も目を輝かせて拍手。

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11月に視聴したFM放送、テレビ放送の感想

Twitterからのコピペです。

2010年11月28日(日)
日曜21時のNHK教育テレビは毎週録画に設定しているので、NHK-FMの井上陽水を最後まで聴いて、21時半からクラシック音楽に復帰。児玉宏さんは生で聴きたいとずっと思い続けている指揮者だが、いつも都合がつかず、いまだに聴けないでいる。3月の東響、すみだでの大阪響も、たぶん無理。

今夜のNHK-FMはクラシック音楽のライヴの放送はなくて、井上陽水を放送している。私は、いまはクラシック一筋だが、その魅力に目覚めてのめり込む前は、ニューミュージック(死語?)や、中でも陽水はよく聴いていた。久しぶりに聴くと、脳の底の方に沈んでいた感覚がよみがえる。

2010年11月25日(木)
NHK-FMの演奏会生中継は、なぜ「まだ時間があるから」とCDをかけるのだろう?実際に演奏会場に足を運んだ場合、私は、ホールを出るや否や、ヘッドフォン・ステレオで音楽を聴くことは、まずない。いや、帰りの電車に乗っているときも、帰宅してからも、その日は余韻に浸っていることが多い。

NHK-FMのパーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマ-・フィル生中継、アンコールに入った。ハンガリー舞曲第6番。聴きようによっては、あざとい爆演に聞こえるくらいの誇張が、ここまでやられると、もう快感に感じてしまう。

帰宅。NHK-FMのパーヴォ・ヤルヴィ/ドイツ・カンマ-・フィルの生中継、後半開始に間にあった。このコンビのベートーヴェンの5番はCDでも聴いているし、好みで言えば、他の指揮者の演奏の方が好きだったりするが、この圧倒的な迫力には、有無を言わさぬ説得力があると言わざるを得ない。

2010年11月24日(水)
N響の生中継や録画の放送はありがたいけど、毎回、決まって、フライングすれすれの拍手が大きな音で入るのだけは嬉しくない。たぶん、毎回、同じ人。

NHK-FMのN響定期生中継。マルクス・シュテンツの指揮のシューマン交響曲第2番。すごい、すごい、ライヴだとCDで聴いたマーラーとは全然印象が違う。N響からドイツものでこんなに鋭い音を出させるとは…。

NHK-FMのN響定期生中継。マルクス・シュテンツの指揮でシューマンの交響曲第2番。以前この指揮者のCDでマーラーの交響曲を聴いたとき、神経質なところの一切無いおおらか過ぎる演奏に感じて、以降敬遠していたが、このシューマンは良悪の全てをさらけ出すような演奏でなかなか魅力的。

2010年11月23日(火)
今日のNHK-FMでライヴが放送され、凄い演奏だった上原彩子、AMAZON MP3で試聴可。 http://ow.ly/3ebQm   http://ow.ly/3ebRq   http://ow.ly/3ebS7  もちろんすぐDL購入も出来るので、心が動く。

残念、読響定期と重なって私は駄目です。AMAZON MP3でポチッとやりそう…RT @tetsuya310: 間違えました。2月でした。RT @tetsuya310: @inagekaigan 来年3月に東京交響楽団とラヴェルのコンチェルトがあるみたいですね。チェックしました。

その演奏会、注目していたけど行けなかった演奏会です。うらやましい。RT @shungakukou: 私も先日ラザレフ日フィルで彼女のプロコフィエフビアノ協奏曲3を聴きました。あれだけの難曲でメカニカルに陥らない美音を奏でる彼女に驚嘆した次第です。@inagekaigan

その後のリストがまた凄い。金縛りにあったかのように動けません。上原彩子さん、凄い。RT @tetsuya310: @inagekaigan この西村作品も素晴らしい。ぞくぞくしますね。

NHK-FMの上原彩子ピアノ・リサイタル、素晴らしい。私の場合、限りある鑑賞資金と鑑賞時間は、大半をオーケストラ、一部をオペラに投入している。「選択と集中」の戦略は致し方ないと思っているが、こういう演奏を聴くと、ピアノ・リサイタルにも行ってみたくなる。

NHK-FMで上原彩子ピアノ・リサイタル放送中。クリアな音色が心地良い。情熱的な面もあり、推進力と迫力のある音楽が奏でられている。私が上原さんのピアノを生で聴いたのはずいぶん前。ロストロポーヴィチ最後の来日、新日フィルでショスタコーヴィチの1番の協奏曲。また上原さん聴きたいな。

2010年11月21日(日)
今日放送の「題名のない音楽会」の録画を再生。東響の主席オーボエ、荒絵理子さんの音色、本当に素晴らしい。 http://ow.ly/3db2b いつも聴いている東響のあのサウンドを木管で支えているのは、確かにこの音だ、と思い出させてくれるような懐かしい音色。

2010年11月14日(日)
N響
アワー、マーラーの交響曲第10番。本編のジンマン指揮の透明感のある演奏も素晴らしいが、西村朗さんの、ピアノを弾きながら解説…の演奏にもゾクゾクッとしてしまった。ピアノの音で聴くと、曲の核心の骨格に直接アクセスしているかのよう。

2010年11月13日(土)
うっかりしていて、プレヴィン/N響のFM生中継があったのを忘れていた。

2010年11月10日(水)
NHK-FM、生中継の後はCDでルプー(P)メータ/イスラエル・フィルのベートーヴェンP協奏曲第1番の3楽章。なるほど、このオケの音は、さきほどの「雷鳴と電光」と同じ系列の音だ。

メータの凄まじい「雷鳴と電光」を聴いたら、ベートーヴェンの交響曲の後にウィンナ・ポルカを演奏されて一瞬ひるんだことは忘れて堪能。まあ、楽しければいいか。NHK-FM生中継。

きのうのウィーン・フィル生中継で「アンコールが無くて良かった、ブルックナーの後にウィンナ・ワルツでもやられたらたまらない」と思っていたが、今日のメータ/イスラエル・フィル生中継で、まさかのウィンナ・ワルツ(ポルカか)のアンコール。ベートーヴェンの7番の後。

NHK-FMのメータ/イスラエル・フィル生中継。ベートーヴェンの7番、第4楽章はお約束の盛り上がり。最後の音がやるやいなや、間髪を入れずに野武士の雄叫びのようなブラボー(ウォーッって聞こえた)。

NHK-FMのメータ/イスラエル・フィル生中継。後半のベートーヴェンの7番になったら、ようやく私の抱いているメータのイメージに近い演奏に。力強くて圧倒されるけど、若干聴き疲れする音。でも、メータなら、これくらい力いっぱいやってくれた方が面白い。

NHK-FMで生中継のメータ/イスラエル・フィル、前半の「田園」が終了。NHKホールらしく、曲が終わるやいなや拍手。後半になって少し強めの圧力を感じたが、私がメータに持っているイメージからすると、ずいぶん健やかな印象。

NHK-FMのメータ/イスラエル・フィル生中継、「田園」から。メータベートーヴェンって、アシュケナージとのP協奏曲のCDでは、もっとしつこかったような気がする。肩の力の抜けたおだやかな演奏はちょっと意外。

今日も仕事を早めに切り上げ、コンサート・ホール…ではなく、家路を急ぐ。NHK-FMでメータ/イスラエル・フィル@NHKホールの生中継。19時から。

2010年11月09日(火)
NHK-FMのウェルザー・メスト/ウィーン・フィル。ブルックナーの後にウィンナ・ワルツのアンコールなどやらなくて一安心…と思って油断していたら、いくら同じ指揮者とは言え、まさかCDで「スター・ウォーズ」を放送するとは…。

ウェルザー・メスト/ウィーン・フィル、NHK-FM生中継。ブルックナーの第9番の3楽章が静かに消えていった後、フライングのブラボーもなく、しばしの静寂が保たれたサントリーホール。アンコール曲も無くて一安心。真剣勝負の演奏会だったのだろう。

ネルソンス、ウェルザー・メスト、プレートルのウィーン・フィル3公演聴き比べをする方は、きっといらっしゃることだろう。ウィーン・フィル、クリーブランドのウェルザー・メスト聴き比べをする方も、きっといらっしゃるだろう。東京は東洋の「音楽の都」だと思う。生産より消費が多いけど。

NHK-FMでウィーン・フィルのブルックナー第9番の第3楽章の比類のない美しさを聴きながら、どうしても「もし小澤さんがマーラーの9番を振っていたら」と考えてしまう。サロネンのファンの方が、がっかりしている気持ちもよくわかる。でも、なんと贅沢な。ウェルザー・メストのどこが悪い。

ウェルザー・メスト/ウィーン・フィル、私はNHK-FMの電波を通しての鑑賞だが、おそらく、いま、サントリーホールの中は、威厳のある美しさに満ちた異空間と化しているに違いない。会場にいる人がうらやましいが、放送してくれているNHKにも感謝の気持ち。

ウェルザー・メスト/ウィーン・フィル、NHK-FM生中継。後半のブルックナー:交響曲第9番は、いま第2楽章。ライヴだから細部のちょっとしたことはあってあたりまえ。この壮大な音の構築物を(電波を通して)眼前にして言葉も出ない。「一流」と「超一流」の違いを教えてくれる演奏。

NHK-FMのウィーン・フィル生中継。「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死の演奏終了後、フライングのブラボーはなく、しばしの静寂が保たれていた。

私がウェルザー・メストを聴いたのは、チューリッヒ歌劇場来日公演の2回だけだし、今夜はNHK-FM生中継での鑑賞だから断言出来ないが、相手がウィーン・フィルであっても、「ウェルザー・メストの音」が鳴っている感じ。

NHK-FMでウェルザー・メスト/ウィーン・フィル@サントリーホールを生中継中。歌劇場の音楽監督だからシェフに近い立場だし、すでに現地で就任前からリングのツィクルスも振っている。よほどのアクシデントがない限り、悪い演奏になるはずがない「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死

会場へ…ではなく、家路を急いでいます。確か、NHK-FMで生中継あり。RT @Lina_vn 今晩はウィーンフィル@サントリー。

2010年11月07日(日)
NHK-FM、ペール・ギュントでオケの音が気合いの入ったものに変わった…と思って番組表を見ると、指揮者も会場も変わっていた。コバケンは(ハズレのときもないわけじゃないけど)やっぱり聴かせる音を引き出す指揮者だと実感。

NHK-FMは後半のベートーヴェン:交響曲第5番へ。第1楽章、音がずれたりはずれたりしてオーケストラが集中力を欠いているような部分もあり。やっぱり定期じゃないとこうなるのかな。N響アワーの前に入浴しようかな。

日本シリーズの形勢が不利のため、テレビの音は消してNHK-FMを聴く。仲道郁代さんのショパン:P協奏曲第1番。自分の持っている曲のイメージに比べて結構速い印象を受けるが、まあ、こういう演奏もありだとは思う。

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インバル/都響(2010/11/30)

2010年11月30日(火)19:00
サントリーホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(第707回定期演奏会 Bシリーズ)
ヴァイオリン:四方恭子

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ブルックナー:交響曲第6番

サントリーで聴いているのに、前日の東京文化会館での響きが想像出来る演奏。
なんとパワフルなこと!
音が多少荒々しくなっても、威力の方を取って強奏させた感じ。
磨き抜かれた宝石の上品な輝きというよりも、ゴツゴツとした原石が転がっていくような魅力。
「ショスタコーヴィチのようなブルックナー」と言ったら言い過ぎでしょうか?
インバルさんの指揮は、渾身の力強さを感じる場面あり、懐の深さ、ある種の余裕を感じる場面あり。
プリンシパル・コンダクターとして、一回の滞在期間は長くはないものの、順調に共演回数を重ね、都響とのコンビは以心伝心の一番良い状態かもしれません。
響き渡る轟音に身を任せている快感を満喫した演奏でした。

前半のモーツァルトは、ピリオド風でない昔ながらのモーツァルト。
コンサートマスターの独奏としては、まずまずなのかもしれません。
でも、前日の読響の演奏会で聴いたハーグナーさんの圧倒的な存在感を思い出すと、
(曲目も何もかも違うので、比較すること自体ナンセンスなのは承知の上で)
やっぱり、ソロでバリバリ活躍される方と、オケをリードするコンサートマスターとでは、果たすべき役割が違うのではないかと感じました。

20101130

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