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2011年1月 9日 (日)

アリス=紗良・オット(2011/1/9)

2011年1月9日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

ピアノ:アリス=紗良・オット

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op.54
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ショパン:3つのワルツ「華麗なる円舞曲」Op.34
ショパン:ワルツ第6番「小犬」Op.64-1
ショパン:ワルツ第7番Op.64-2
ショパン:スケルツォ第2番Op.31
リスト:ラ・カンパネラ
(アンコール)
ベートーヴェン:エリーゼのために(アンコール)

3日前の東響定期で協奏曲を聴いて感銘を受けたアリス=紗良・オットさんのソロ・リサイタル。
アリスさんのCD、特にショパンのワルツ集は愛聴盤なので、めったにオーケストラ以外の演奏会に行かない私も、ついチケットを買ってしまいました。

東響定期でも感じたことですが、アリスさんのライヴでの演奏は、CDの比ではない高揚感。
ショパンのワルツのCDも十分に素晴らしいですが、生演奏では微妙な“揺らし”や足を踏み鳴らしての渾身の演奏など、会場をハッとさせたり圧倒したりする魅力があります。
メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ショパンと、スタイルの違う作曲家ですが、最初から最後まで、「アリスさんの」ピアノ演奏。
自分のスタイルをすっかり確立し、統一感を持って自己主張できるピアニスト。
自己主張と言っても、独りよがりではなく、曲の良さ、作曲家の良さを十分に生かした演奏。
期待をはるかに上回る満足感で演奏を満喫しました。

迫力という点では、アンコールの「ラ・カンパネラ」が壮絶!圧巻!
この超絶な演奏の後には「どんな演奏が来ても驚かない」という雰囲気の会場の熱気を優しくクールダウンするような「エリーゼのために」も絶品。
初心者が練習に弾くこともある曲がこのような気品を持って奏されることに大いに感銘を受けました。

この日の聴衆は「ワルトシュタイン」の第1楽章が終わったところで拍手が起きる場面もありましたが、概ね集中力を持って静寂に聴き入る方々が大半でした。
しかし、休憩後の1曲目のワルツと最後のスケルツォで、2階RA辺りから、ビニールか何かをガサゴソする大きな音がホールに響き渡ったのだけは残念。
アリスさんも一瞬顔を上げたように見えましたが偶然でしょうか。

終演後のサイン会は、ものすごい人、人、人…。
私も、この日のために買うのを待っていたベートーヴェンのソナタのCDにサインしていただき、すっかりミーハー気分で会場を後にしました。

20110109

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