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2011年3月 6日 (日)

児玉宏/東響(2011/3/6)

2011年3月6日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:児玉宏
東京交響楽団
(川崎名曲全集第65回)
ピアノ:ハヴィエル・ペリアネス

シューベルト:交響曲第7番「未完成」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ショパン:マズルカ作品17-4
(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第7番

児玉宏さんは、前々から聴きたいと思っていた指揮者です。
ずっと都合がつかず、生演奏はこの日が初めて。
ミュンヘン在住で、日本では関西にポストを持っていることもあり、なかなか関東圏で聴ける機会は、さほど多くはありません。
演目は、児玉さんにしてはオーソドックス(?)で拍子抜けするくらいですが、ドイツ仕込みの腕前を味わうには絶好のプログラムだったかもしれません。

それにしても、児玉宏さん、舞台に出てきたときの貫録、ただよわせる雰囲気はなかなかのもの。
(そろそろ顔写真は変えた方が良いのでは?)
有無を言わさず「俺についてこい」…という形容が適切かどうかわかりませんが、ぐいっ、ぐいっ、と。
それでいて、指揮の動作に力みはなく、しなやか。
客席にお辞儀をするときに、顔を上に向けて見回してから頭を下げるのは「ピットが長かったからでは?」という俗説を聞いたことがあるが、本当にそんな感じ。

前半の「未完成」も十分に良かったとは思います。
でも、「定期演奏会だったらもう少し細部の仕上げが出来たかも」という(些細な)部分を感じないでもない。
その点、後半のベートーヴェンの方が、私としては、仕上げがより効いていた印象を持ちました。
むやみにあおらず、しなやか柔軟性をもって会場を満たした音は極上。

児玉宏さんのベートーヴェンは(モーツァルトも、シューベルトも)ピリオド風ではなく、昔ながらのもの。
ドイツ仕込みと言っても、飯守泰次郎さんのようなズシンと重みのある音とはずいぶん違う、しなやかな雰囲気です。

…と、やたら「しなやか」という言葉ばかり使っていますが、そのしなやかさを満喫した演奏会でした。

なお、モーツァルトの協奏曲を弾いたペリアネスさんの音はクリアー。
私は舞台後方寄りで聴いていたにもかかわらず、その席のハンディを全く感じず、弾むような音を楽しみました。

20110306

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