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2011年4月23日 (土)

金聖響/神奈川フィル(2011/4/23)

2011年04月23日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:金聖響
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(第271回定期演奏会)

バッハ:(G線上の)アリア
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

神奈川フィルを聴くのはシュナイトさんの音楽監督退任のとき以来久しぶり。
よって論評する資格は私にはありませんが、あの頃に比べてオケの技量、アンサンブル、ハーモニーが格段に向上した印象でした。
それはおそらく、大編成のためのエキストラの奏者の技量に頼ったものではないと思います。
特に弦楽器のハーモニーの美しさ。
以前だったら、恐る恐る音を出しているように聞こえた管楽器の、自信に満ちあふれた堂々たる響き。
大きく変貌した神奈川フィルの姿でした。

この日は、演奏会の冒頭に震災の被災者にささげるバッハのアリア。
事前に金聖響さんが「拍手は御遠慮下さい」と言ったのに、拍手を始めてしまった人が少なからず居たのは残念でしたが、演奏そのものは素晴らしく、整ったアンサンブルでしめやかに、いつくしむように、心にしみいるように聴かせていただきました。

群響や都響、あるいはメシアンを演奏した読響の演奏会では、“献奏”の後、奏者はいったん舞台袖に下がり、再び入場していましたが、この日の神奈川フィルのステージでは、金聖響さんだけが下がり、弦楽器奏者はそのままで管楽器奏者、打楽器奏者が入場。
再度チューニングをした上で、本編が始まりました。

マーラーの7番は曲自体は結構複雑な面があり、演奏すれば必ず名演…とは限らないと思います。
しかし、演奏が始まった瞬間、不安は払拭されました。
金聖響さんは、多彩な棒さばきで全体を調和させて響かせるとともに、各部分をも、くっきりと浮かび上がらせ、なかなか見事な構築物を築き上げたと思います。
神奈川フィルの各奏者も、コンサートマスターの石田さんを始め、皆、身体を大きく揺らしての熱演で、終演後の会場は盛大なブラボーが飛び交いました。

神奈川フィルの大健闘の演奏には大いに満足しましたが、近くの席の人が大きな音をたててスコアをめくっていたのが耳障りで、それだけは残念でした。

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