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2011年4月24日 (日)

カンブルラン/読響(2011/4/24)

2011年4月24日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第47回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)

モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・ブーリバ」
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より交響詩「モルダウ」
ヤナーチェク:シンフォニエッタ

モーツァルトのプラハに続いて、スメタナのモルダウをヤナーチェク2曲ではさんだ、これまた洒落た選曲。
モルダウもそうですが、特にヤナーチェク、中でも最後のシンフォニエッタのめくるめく色彩感に圧倒されっぱなしでした。
「これ、ダフニスとクロエの一部だよ」と言われても、うなずいてしまいそうな音響でした。

モルダウは事前に「速い」と聞いていたので、さほど驚かずに純粋な器楽曲として楽しめました。
民族色の片鱗も感じさせず、ビシッと流行のファッションを身にまとい、大都会をさっそうと歩くようなスメタナとヤナーチェク。
聴いていて「ラヴェル編曲」と言葉を挿入したいくらい格好の良いサウンド。

モーツァルトのプラハは(去年のハイドンも)ピリオド系ではなく普通の演奏。
それでいて古さを全く感じさせず、はつらつとした響きが心地良い。
奏法どうこうよりも、良いものは良い、ただそれだけ。
動画配信されている去年のジュピターともども、モダンオケによる現代のモーツァルトの理想系のひとつかもしれません。

帰りの電車の中では、頭の中でずっと、シンフォニエッタのサウンドがこだましていました。
こういう後味の良い、音楽に没頭できた演奏会は、本当に命の洗濯だと思います。
それにしてもカンブルランさん、おそるべし。
何しろ、やる気が並大抵ではない。
読響は本当に良い指揮者を常任に迎えたと思います。
カンブルランさんはインタビュー(日経)で、今シーズンの名曲路線を「自分のレパートリーを洗い直す」と、自ら望んだことを強調していたそうですが、この本気モードなら通いつめたい…と思いました。

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コメント

稲毛海岸さんこんにちは。
ブログいつも楽しみに読ませていただいています。
今回の読響かなり良かったようですね。最近仕事が忙しくコンサートのチケット取る余裕がなくて見逃していましたが、カンブルラン、今回も良さそうですね。
以前のジュピター、春の祭典、朝・昼・晩、デティユーなどを聴いたときの興奮を思い出しながら、ブログ読ませていただきました。生の感動は心に残りますね。

投稿: Daisy | 2011年4月26日 (火) 07時27分

Daisyさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり、朝、昼、晩はお聴きになったんですね。私もハイドン好きの末席に身を置く人間なので、聴きに行きました。
ジュピターは行かなかったのですが、動画配信
http://www.ntv.co.jp/yomikyo/movie.html
で鑑賞しても、素晴らしいですね。
今の時代、ピリオド風でないのに、こんなにスピード感のある、はつらつとした演奏は、なかなか巡り会えないと思いました。

投稿: 稲毛海岸 | 2011年4月26日 (火) 19時39分

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