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2011年5月11日 (水)

インバル/都響(2011/5/11)

2011年5月11日(水)19:00開演
サントリーホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(第716回定期演奏会Bシリーズ)

シューベルト:交響曲第5番
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

(ヴァイオリン独奏:矢部達哉)

もしかしたら、このコンビの演奏は、本来、もっと凄いものかもしれません。
そういう印象を持ちながらも、十二分に凄い演奏でした。
比較して論評することはいささか品が悪いかもしれませんが、昨日聴いた若くて勢いのあるオーケストラとは格の違いを見せつけてくれました。
風格すら感じました。
まだまだ日本は負けないぞ(?)
やっぱり東京にはこのコンビの演奏会が必要なのです。
3月の東京は本来の東京ではなかったのです。
当たり前のことですけど。

全盛期(と言っても去年の11月まで)に比べると、ごく微量ながらアンサンブルに荒らさがあったかもしれません。
以前のこのコンビだと、全員が渾身の力を込めて演奏しているのに、出て来る音は、ふわり…と言ったら言い過ぎかもしれませんが、磨きぬかれたニュアンス豊かな、それでいて力強い音が出て来るのが不思議でした。
目の前で動いている映像と、耳に入ってくる音響のギャップ。
その記憶に比べると、今日の「英雄の生涯」は、熱演が音として直接伝わってきた印象でした。
しかし、それでも、この黄金コンビであるからして、ホールの空間に響き渡る、スケール感のある雄大な絵巻物を繰り広げていたと思いました。

コンサートマスターは矢部さんと四方さんが並んで座りました。
矢部さんのソロも見事。
こういうソロを弾けるコンサートマスターが日本に居ることは誇らしい。
インバルさんも、矢部さんが弾いているときは、もう完全に任せてました。

前半のシューベルトは(インバルさんですから)ピリオド風ではない昔ながらのシューベルト。
それでも終楽章の力強さは印象的でした。

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