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2011年5月31日 (火)

錦織健&東響(2011/5/31)

2011年5月31日(火)19:00
市川市文化会館大ホール

指揮:鈴木織衛
東京交響楽団
テノール:錦織健

ヴァイオリン:大谷康子

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト:歌劇「魔笛」~「何という美しい絵姿」
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」~「空はほほえみ」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」~「人知れぬ涙」
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」~「誰も寝てはならぬ」
プッチーニ:歌劇「トスカ」~「星は光りぬ」
サルトリ&クアラントット:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
モリコーネ(福嶋頼秀編曲):ネッラ・ファンタジア
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
クルティス:帰れソレントへ
カプア:オー・ソレ・ミオ
ララ:グラナダ
ザ・グレイト・プリテンダー
(アンコール)
スタンド・バイ・ミー(アンコール)

この日は普段とは雰囲気の異なる演奏会。
「錦織健 & 東京交響楽団」と題されたコンサートです。
指揮者を差し置いて錦織さんの名前が来るあたり「東響は伴奏ですかい?」とつっこみたくなりますが、まあ人気を考えれば仕方ないのかな。

私としては、定期演奏会で聴いているあの東響が、地方巡業でどんな演奏をするのか…という野次馬的な心理も少々。
もっとも、前回、このホールで金聖響さんの指揮で東響を聴いたときは好印象でした。

演奏会冒頭の「フィガロの結婚」序曲は、まだ完全にエンジンはかかっていなかったし、錦織さんの一曲目「何という美しい絵姿」も声慣らし?

しかし、錦織さんが出てくると舞台の空気が変わるあたりはさすが。
そして、マイクを持ってのトークで一気に会場の空気を和らげ、全聴衆の集中力を舞台に向けさせてしまいました。
場が和んだ後の「セビリアの理髪師」序曲はエンジンがかかってきた感じ。
その後は、アリアも間奏曲も、圧倒的な歌唱に、いつもの東響にかなり近いサウンド。
それもそのはず、東響は、いつも見る首席奏者の大半が舞台に乗っていました。
コンサートマスターの大谷さんは、ツィゴイネルワイゼンのソロも務められて、これがソリスト並みに上手いのは想定内。
100%完璧ではなかったかもしれませんが、音楽的に心を揺さぶられるヴァイオリンでした。

指揮の鈴木織衛さんは、経歴を見ると、オペラ畑の職人指揮者のようで、合唱指揮、コレペティなども数多く経験されているとのこと。
錦織健さんの伴奏ピアニストもつとめているようです。

錦織健さんのトークを交えた歌唱は良い意味での、抜群のエンターテイナー。
会場を埋めた聴衆は、都内の会場に集まるコンサート・ゴーアーズとは全然違う方々ばかりでしたが、そんな人々を、クラシック音楽で大興奮に導いた歌唱、演奏はプロの真剣勝負でした。
確かに、つまらなければそっぽを向かれるので、ある意味、サントリーホールで定期会員を相手にするより大変かもしれません。
半ば、値踏みをするような気持ちも半分抱きながら会場に向かったのですが、気がつくと大喜びで拍手をしている自分が居ました。

なお、蛇足ですが、開演前にホールの近くのファミレスで腹ごしらえしていると、東響の楽員さんが何人も…。
それにホールのお客さんも加わって大混雑。
それが、18時45分くらいになると、先ほどまでの混雑がウソのようにガラガラになってしまいました。
少人数で奮闘していた店員さんは、想定外だったかな。

20110531

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