ウルバンスキ/東響(2011/6/11)
2011年6月11日(土)18:00
サントリーホール
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
東京交響楽団
(第590回 定期演奏会)
ヴァイオリン:諏訪内晶子
ルトスワフスキ:小組曲
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番(*)
~アンダンテ(アンコール)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
*=ホール・サイトおよび会場の掲示では第3番になっていますが、
Twitterでの識者の方によれば、第2番だったとのことです。
終演後、1回目のカーテンコールから楽員の拍手!
東響は元々レベルの高いオケですが、それでも東響からこれだけのパワーのある音(単に音量の問題でなく、意思の力とでも言うべきでしょうか)をひきだした若きマエストロに脱帽です。
指揮する姿は力みのような不自然さは皆無で、しなやかに上半身を自在に操っています。
その姿を素人の私が見ていても、動作の情報量が多いことがわかります。
音を聴いていても、いつもの東響の艶やかなサウンドながら、分解能が上がったかのように感じられました。
カーテンコールでの様子からも、指揮者に対する楽員さんの支持がわかりますが、オーボエの最上さんがTwitterで
「…リハーサル後は個人的にさっきまで練習場でみっちり個人練習してきました。マエストロの要求に応えたい。思ったより速かったのよ…w」
とツィートしていたように、この指揮者が求めるレベルの演奏をしたい…というメンバーの思いが結実した瞬間だったと思います。
音楽とは(だぶん)関係ありませんが、ウルバンスキさん、女性から見ればかなりのイケメンらしい。
前回東響を振ったとき「オーケストラ&事務局女性陣大絶賛の超イケメン」とが東響公式ブログに書いてありました。
ぜひとも定期的に呼んでつなぎとめておいてほしい指揮者です。
前半の諏訪内さんのシマノフスキも素晴らしかったです。
熱演というのとは次元が違う、一段上のハイレベル。
すっかり曲が手の内に入っている上での気合いの入った演奏
(例えが適切でないとは思いますが、尾高忠明さんの指揮するエルガーのような…)
純度の高い、澄んだ音が自在に飛び回るのは本当に爽快でした。
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