« ハーディング/新日本フィル(2011/6/18) | トップページ | ハーディング/新日本フィル(2011/6/22) »

2011年6月20日 (月)

小泉和裕/都響(2011/6/20)

2011年6月20日(月)19:00
東京文化会館大ホール

指揮:小泉和裕
東京都交響楽団

(第719回定期演奏会Aシリーズ)
ピアノ:マルクス・グロー
テノール:福井敬
男声合唱:二期会合唱団

リスト:ピアノ協奏曲第2番
リスト:「巡礼の年」第1年「スイス」
    ~第2曲「ヴァレンシュタット湖畔で」
リスト:ファウスト交響曲

小泉和裕さんは例によって前半の協奏曲から暗譜。
オケの分厚いながらも歯切れの良さも失っていない響きに嬉しくなります。
ピアノもクリアで力強い音がホールに響き渡り、両者互角のがっぷり四つ。
ファウスト交響曲の前に演奏するのに、これ以上ふさわしい曲はないかもしれません。
アンコールにもリストを弾いてくれたのも、オール・リスト・プログラムを崩さない、嬉しい配慮でした。

ところで、私が東京文化会館でファウスト交響曲を聴いたのは、1981年のサヴァリッシュ/N響以来でした。
まだサントリーホールが無かった頃です。
そんな個人的な想い出もあって、多少の感慨持って演奏会にのぞみましたが、この日の都響の印象は、あの頃のN響よりも、はるかに上手かったのではないでしょうか?
もちろん、記憶は全く当てになりませんが、この日の都響のアンサンブルには驚嘆しました。
暗譜で振る小泉和裕さんの指揮のもと、都響の機能、アンサンブルの優秀さを誇るような快演。
くっきりと聴こえていながら厚みもあり、なおかつ溶けあっています。
特に木管の美しさは秀逸で、突出せず、埋没せず。
弦だって金管だって十分に良かったのですけれど、木管、凄すぎ!
このホールのデッドな音響のハンディを全く感じさせないハーモニー。
小泉さんのしなやかな動きとあいまって、至福のサウンドでした。

独唱の福井敬さんの声も、想定通り素晴らしい。
無理している気配もなく、美しさを保ったままで張り上げる声の迫力。
コーラスは最初から座っており、福井さんも指揮者と一緒に入場してずっと座っていました。
(ちなみに1月の読響のときは、合唱は第3楽章の途中でしずしずと入場。独唱はP席後方での歌唱でした。)

20110620

|

« ハーディング/新日本フィル(2011/6/18) | トップページ | ハーディング/新日本フィル(2011/6/22) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/52006001

この記事へのトラックバック一覧です: 小泉和裕/都響(2011/6/20):

« ハーディング/新日本フィル(2011/6/18) | トップページ | ハーディング/新日本フィル(2011/6/22) »